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    mizuame1126

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    芸能パロの7️⃣が一人で自由奔放にやってるラジオを聴きながら眠りたい人生だったと思って書き始めたものの着地点を見失いかけてるので1回供養しときます←

    パン飯 #1「『私とひと夏の恋、楽しみませんか』」
     スマホのラジオアプリから聞こえるイイ声に咄嗟に口に含んでいたコーヒーを吹き出しかけた。
     特に聞こうと思っていたわけではない。ただ夏休みの課題を溜め込んでいたツケを払わされているだけだ。徹夜覚悟で広げた課題の山は少しずつ高さを低くし、今は英語で書く日記の宿題でプールに行った思い出を捏造していたところだった。
     好きなアイドルグループが週替りでパーソナリティーを務めているラジオ番組を聴いていただけなのだが、惰性でつけっぱなしにしていたラジオは次の番組が始まったようだ。
    「……こんばんは、七海建人です。今週のオープニングメッセージはラジオネーム『ナナミンにくびったけ』さんからのリクエスト。お頼り読みます。『ナナミンこんばんは!』こんばんは、ナナミンではなく七海です。『先月、半年付き合った彼氏に浮気されて別れました! 当分彼氏はいらないと思っているのですが、夏を楽しむために恋がしたいです。ナナミン、付き合ってください!』……ふぅ。やめておきなさい、こんなオジサン。あと、そういう不順な動機でみだりに付き合うのはおすすめしません。トラブルの元です。あなた自身をちゃんと見てくれる人を探しましょう」
     ラジオアプリをバックグラウンド再生に切り替えて、ネットで七海建人と検索する。写真を見て、「ああ」とつぶやいた。ドラマとかでよく見るイケメン俳優だ。名バイプレイヤーとかってクラスの女子が騒いでいた。
     オジサンというから年齢を見たが28歳らしい。二十代でおじさんって自分のこと言うとか卑屈なのか? 言い方もちょっと説教臭い。
    「……それにしても浮気とは、災難でしたね。そんな男のためにあなたが傷つく必要はありませんよ。やけくそにならないで、自分を大切にしてくださいね」
     もうラジオは消そうかと思ったが、思いのほか優しい声で続いた言葉に停止ボタンを押そうとしていた指を止めた。
     写真もイケメンだったけど、この人声もいいんだな。
    「ということで、今週も始まりました。『七海建人のご飯はパンです』のお時間です。本日のお供はこのラジオ局の1階に入っているベーカリーのレモンクリームパンです。ヨーグルトペーストにレモンカードを混ぜて、仕上げにレモンの皮を削ってかけることで香り高い一品になっています。ふわふわのパン生地はクリームをしっかりと包んでいて、バランスが良いですね。とても美味しいです」
     え、なんか急に早口でいっぱい喋りだした。そんなにパン好きなのかな……。っていうか、主食はパン一択ってどんな番組名だよ。
     ツッコミを重ねながら青い鳥のアイコンをタップして検索をかける。七海、パンの単語を入力すればあっという間に複数の呟きが表示されて、ハッシュタグ「めしパン」が使われていることが分かった。
     どうやら毎週お気に入りのパンを持ち込んで食べながらラジオしているらしい、この人真面目に見えて案外自由人だな。



    みたいな芸能パロの7️⃣が一人でやってるラジオの話書きたいなって思ってたけどいつ完成するかなこれ…ふふふ…
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    recommended works

    sardine57817

    CAN’T MAKE五七ドロライ「囲う」用。
    開始20分でなんか違うなって思ってしまったので供養。
     二〇一八年九月。等級不明呪霊による一連の事件で受けた傷の予後観察のため高専に訪れた七海を医務室で待っていたのは家入ではなく五条だった。目隠しを少し上にずらして、手元のコピー用紙を睨んでいる。
    「家入さんは?」
    「その前に確認したいことがあってね」
     人払いをしてまで話したいことはなんだろうと七海が訝しんでいると、これを見ろと言わんばかりにそれを寄越される。虎杖による事件の報告書だ。特級術師でありながら教鞭にも立つ男はこういった添削の作業も仕事の一環である。
    「これ、何?」
    「例の呪霊の無数の手の領域展開のことですか?」
     任務に関するデータは克明に記録しなければならない。実戦で得た経験は文書として提出し、共有される。呪いとの戦いが始まってからずっと変わらない慣習である。
    「そこじゃない、その後だよ。『七海一級術師は戦闘態勢を解いていた』って何?」

    「窮地に立たされたときの人間の行動としては相応しくなかったのかもしれないですね」
    他人事のように言い放つ彼に憤りを感じた。

    「いっそ僕が何もできないように囲ってやろうか」 469