その手を離したくない 重力のように心が引っ張られて、一度キスをしてしまえば止まらなかった。答え合わせをしたいともう一度会って話すだけのつもりだったのに、体は正直なもので気がついたら何度も思い出していたあのリップにキスしていた。すり合わせたそこは柔らかくて、気持ちが良かった。
じかに肌に触れてペッティングもしていたのに、いざヘンリーから挿入を伴うセックスに誘われた時には動揺した。セックスは異性相手にはしても同性とは、あの記者ともそこまではしなかったからどっちがどうすればいいかまでは深く考えてなかった。
リードされるがままのセックスは気持ちが良くて、大変で、ヘンリーも気持ちが良いか気になって。僕が触れたヘンリーの肌はしっとりとしていて、そしてヘンリーの指が僕の身体に触れる度にびりびりと腰が痺れて。ゆったりと、そして必死にしたセックスは、ハートが満たされた。
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