〔17〕スパンダム受けメモまとめ【2022年8月24日~8月28日】スパンダム受けメモまとめ【2022年8月24日~8月28日】
ルチスパ・匂わせ程度のネロスパ・匂わせ程度のクザスパ・モブスパ
学園ネタがあります
死ネタがあります
スパンダム♀もある
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2022年8月24日
CP-0時代
ルチスパ
昔みたいに話したい時もあるルッチ
「知ってましたか?おれと貴方は同じ血液型なんですよ」
「⋯⋯おれをそばに置いてるのはその為か」
「はぁ、ばかですか?貴方の血液を搾取する程負傷すると思っているんですか?ドジな貴方が大怪我をして大量出血した時にはおれの血液を分けてあげられると言っているんですよ」
「⋯⋯輸血される前に死んでるだろう」
「大丈夫ですよ。貴方は丈夫ですから。象に全体重で潰されて死なない人もそう居ないでしょう」
備考
長官の時みたいに話せって命令されて遠慮気味に怯えながら話してるスパンダム
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2022年8月24日
CP-0時代
ルチスパ
スパンダムには好きな人が居たけれど、今は存在していない
以前のロブ・ルッチが好きだった
言う事を聞くロブ・ルッチが
今のロブ・ルッチは怖いだけだった
「おれに良い人がいるかですか?前に居たんですけどね、もう居なくなっちまいました。帰らぬ人ってやつですよ。おれの胸の中だけに居ます」
そんな奴が居たのかと苛立つように睨み付けるロブ・ルッチ
「ダンナが殺したんですよ。まぁ、おれのせいでもありますけど」
ロブ・ルッチが任務を全う出来なかったせいと、自分が取り返しのつかないドジをしたせいで自分の部下だったロブ・ルッチを失う事になってしまったと考えているスパンダム
自分が殺して、その原因がスパンダムにもあると言われてロブ・ルッチが思い浮かべたのは、あの時新入りだと言ってスパンダムがCP9に入れていた四式使いの男だった。
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2022年8月25日
学園4巻書き下ろしネタ
ルチスパ
「職員室に焼き肉に行ける友達はいないんですか?」
と言われてショックを受けているスパンダムの様子にロブ・ルッチは口端が上がりそうになる
教員の中でスパンダムと親しい人間がいないという事だから
「そ、そんな事はないぞ。クザン先生がいつもふらふらしているから掴まらなかっただけだ」
ロブ・ルッチはムスッと不機嫌な気持ちになった。
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2022年8月25日
CP-0時代
ルチ→→→→→スパ
「ルッチ、おれのビブルカードだ」とその昔渡しておいたビブルカードをルッチがまだ持っていた。居場所を特定されちゃあたまらねぇ。おれはよく行動を共にしていた奴から貰ったビブルカードをそれによく似た形にして取り替えた。
そんな事をした事も忘れた頃に、そいつが死んじまって、おれが命からがら逃げ帰った時に、凄い形相のルッチと遭遇してしまい
「なんじゃ、ピンピンしちょるぞ」
「えぇ、酷いですよ」
カクにそう言われて笑いながらそう返すしかない現状
「あ、総監、報告します。おれと組んでいた◯◯が死んじまいました」
備考
重い想いルッチ
あぁ、こいつビブルカードすり替えたなと思うけど生きてて良かったと思う総監
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2022年8月26日
ルチスパ
「ルッチ、ネロを始末したんだってな」
「使えなかったもので」
「諜報部員の教育にどのくらいの時間がかかると思ってるんだ。四式使えるやつを殺しやがって」
「CP9でなければ使えるかもしれませんが、此処には置いておけません」
「何?」
「四式しか習得出来ない半端者にあなたを任せるわけにはいきませんので」
「え!!?おれの為かよ?」
「いつもの重いやつじゃ」
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2022年8月27日
長官になる前
ルチスパ
スパンダム♀?
「今日はデートだ」
スパンダムさんの口からその言葉を初めて聞いた時、おれの世界が崩れた。
「何ショック受けたみたいな顔してんだ?親父と出掛けるんだよ」
おれの世界が形を取り戻した。
スパンダイン長官と出掛ける事をデートという言い回しをするのは少し意地が悪い
おれの気持ちを弄んでいるようで
兵士殺しをしたおれを受け入れたのはこの親子だけだった。
必然的にスパンダイン長官の元で諜報員の仕事をする事になり、護衛で家までお供した際にこのドジで放っておけない人と出会った。
兵士殺しのおれをこの人はジロジロと観察し、そんなこの人に「そんなにおれが気になるなら、背中の傷もお見せしましょうか?」と誰もが逃げ出すような声音で話し掛ければ、この人は喜んで見せて見せてと催促して来た。
言った手前見せるしかなく、ネクタイを外し上着を脱ぎシャツを脱げばこの人は砲弾を受けた傷痕をじっくり見た後、ツーっと指でそこを撫でた。ゾワゾワした。初めての感触だった。
「もう痛みはないんだよな?」
そう聞かれて頷けば大胆に掌でペタペタと触れて来た。
「かっこいいな、政府のマークみたいじゃねーか。勲章って感じだな」
満足したのかおれのシャツを肩にかけて来て、おれが袖を通せばボタンをとめてネクタイをされた。
こんな事誰にもして貰った事が無かった。
この人はスパンダイン長官にいつもこういった事をしてやっているからおれにした事が気にもならないのか?
おれが内心ドキドキしている中「ほら、ネクタイ結べたぞ。ネクタイ結ぶのおれ上手いだろう?親父の結ぶの慣れ過ぎて自分の結ぶの下手なんだけどな」と笑っていた。
おれは単純に好きという気持ちをこの日に知った。
「今日はデートだ」
スパンダムさんがそう言った日、スパンダイン長官が職場に居た。
「長官、今日はスパンダムさんと出掛ける予定なのでは?」
「スパンダムは今日は見合いだ。先方が薦めて来てな。会うだけの見合いだから気にするな」
見合いだと?あのドジで間抜けなスパンダムさんが知らない男と食事をして何処かに出掛けて、無事に帰って来られるのか?
もし、とって食われでもしたら⋯⋯
護衛はつけていると言われたが気が気ではなかった。
「スパンダムさん、今日はデートだとよく言いますが、スパンダイン長官とそうでない相手の場合はきちんとおれに分かるように教えて下さい」
「何だよルッチ?焼き餅焼いてんのか?」
そう揶揄われて「そうですよ」と返してやったらスパンダムさんの顔が赤くなった。
なんだ、脈ありじゃないか
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2022年8月26日
CP9司令長官後からCP-0諜報員時代
※【見知った奴ら】【懐かしい顔の面々】は知り合いモブの事です
※ 終着地点が無いので途中で終わっている感じです
ルチスパ
怪我が治って落ち着いた。頭も冷静になった。おれは昔からドジだったが、おれのドジがエニエス・ロビーを崩壊させるほどとは自分でも思っていなかった。おれは死にたくはないが、この世の正義の為、必要なのはおれじゃなくてロブ・ルッチの方だ
「親父、世話をかけた。ロブ・ルッチたちに出している手配書を取り下げてくれ。責任は全て長官のおれにある。バスターコールを発令させてエニエス・ロビーを崩壊させたのもおれの責任だ。ロブ・ルッチは政府、CPに必要な存在だ。残るのはおれじゃなくてロブ・ルッチだ。親父には迷惑をかけた。おれは拘束されるだろう。親父の老後の面倒が看れなくて悪いな」
親父との最後の会話になったかもしれないな
おれが行くのはインペルダウンか処刑台か⋯⋯
「復帰早々ですが御相談があります。元CP9諜報部員個人個人の罪を全て取り消したいのです。全ての責任は当時CP9司令長官であったこの私にあります。私のこの首ひとつで他の者の命をお救いいただく事は出来ないでしょうか?彼等はまだまだ政府のお役に立てます。彼等が職務に復帰すれば必ずや世界平和の大きな力になるでしょう」
「お前の首を此処で斬り落とす事になってもか」
「覚悟は出来ております。ただ、私の所有する悪魔の実を食べた象剣を、世界平和の為に役立てられる者に譲り渡したいので、適任者に託していただけますと有難いのですが」
「いいだろう」
背負っていた象剣を差し出した。
背を向けて椅子に座っていた上官の椅子が回転しながらこちらを向いた。
「は!!?」
ロブ・ルッチの顔を見たと思った瞬間に首に痛みを感じ意識を飛ばした。
おれの罪は一ヶ月間の給仕見習いだった。
訳がわからない
兎に角、給仕の元で茶、コーヒー、紅茶の淹れ方を学び、溢さずに運ぶよう指導を受けた。
見知った奴らは喜んで「元長官、コーヒー」とおれに注文した。
紅一点の女よりもおれにコーヒーを淹れさせる事を楽しんでいた。
「本当にコーヒー淹れて貰った」とそいつが言うものだから、おれに茶、コーヒー、紅茶を淹れさせる為に休憩所はいつもより人でごった返した。
「エニエス・ロビーぶっ壊して給仕見習いで済むなんてコネの力半端じゃないですね」と見知らぬ奴等にまで言われる始末
コーヒーの味に文句をつけられ、そいつ専用の好みの味を覚えたら、他の奴からその味に文句を言われる始末
コーヒーを淹れられるようになっただけでも大進歩なのによ
溢さないようにワゴンに乗せて席まで運び「これがブラックでこれがブラックじゃないやつだ。何?反対だった?じゃー交換しとけ」その内下っ端どもと軽口を言い合うようになった。
給仕のおれに軽食を作れと言って来た奴もいた。
おれは自分が食べて来た美味いサンドウィッチを再現してやろうとパンに挟んでいったが全く別物になってしまった。
「おい、パンに挟めばみんな同じだ、こんな見た目だが素材の味はちゃんとするだろう。我慢して食え。おれに頼んだお前が間違ってたんだ」
汁気を吸ってべちょっとしたパンに挟まった切り刻まれた具材
見た目も悪ければ味も悪そうだった。
その代わり少しは上手く淹れられるようになったコーヒーを精一杯上手く淹れてやった。
近頃給仕が気合いを入れてコーヒーを淹れ軽食を作りそれを運んで行く
その間おれは休憩に来る奴らの注文を全て捌く事になる
見兼ねて手伝いに入る奴もいる
おれはきっと仕事に復帰しても下っ端だ
もしかしたらこのまま給仕見習いから給仕になるのかもしれない
休憩所を訪れた奴の中で驚くような奴が現れた事があった。
「お前、無事だったのか!!?」
「なんとか」
ロブ・ルッチによって負傷した傷を癒して仕事に復帰した様子のネロと再会した。
ネロに取って置きの一杯を淹れてやった。
「どうして長官がコーヒーを?」
「おれはもう長官じゃねぇ、給仕見習いだ。その後の処置はまだ通達されてねぇーが、これがおれに与えられた処分らしい。おれは首を刎ねられる覚悟でいたんだがな」
あの後給仕に習って作れるようになった簡素なサンドウィッチも出してやった。
給仕に取って置きの一杯を淹れるように言われて淹れた。
そして作っておいたサンドウィッチを同じワゴンに乗せた。
休憩所以外に初めて運ぶ事になった。
いつも給仕が運んでいる場所に運んで来いという事だった。
ワゴンを押して指定された部屋まで運んだ。
ノックをして返事を聞いて部屋の扉を開けて中にワゴンを押して入った。
「お待たせしました。どちらに置けばよろしいでしょう?」
返事がないので机の角にコーヒーの乗ったソーサーとサンドウィッチの乗った皿を置いた。
ワゴンを押して「では失礼いたします」と部屋を出た。
椅子に誰が座っていたのかも振り返らねぇーから顔が見えなかった。
それはどうでもいい事だった。
給仕見習いの期間を終えたおれに指令が下った。
CP-0の諜報員という職務に就く事になった。
おれだから聞いた事のある部署だ
おれには不似合いな職務だが指令が下ったなら従うまでだ
指示され向かった場所は以前おれがコーヒーを出張で運んだ部屋だった。
「本日付でCP-0に着任いたします、スパンダムです」とノックをして言った。
入れと言われて中に入った。
椅子がくるりと回転して今まで見えなかった部屋の主の顔が見えた。
「おれがCP-0総監のロブ・ルッチだ」
ロブ・ルッチが戻って来ていた。
おれの望みが叶ったのか、元々のロブ・ルッチの実力で舞い戻ったか、政府がロブ・ルッチの力を手放したくなかったか⋯⋯
「⋯⋯本日付でCP-0に着地いたします。スパンダムです」
おれは人生をリセットする事にしたんだ
下っ端からやり直して、下っ端と同僚で、下っ端とまた切磋琢磨するんだ
ルッチはもうおれの部下のロブ・ルッチではない
遠い存在のCP-0総監なんだ
CP-0の職に就いた。おれの仕事は専ら天上金の回収で、回収自体は危ない事は無く、輸送中に賊の襲撃に遭うのでその時は総監であるロブ・ルッチや同じくCP-0に諜報員として所属していたカクや他のCP諜報員が始末していた。
総監はおれにコーヒーと言った。
おれは総監にコーヒーを淹れた。
この為の見習い期間だったのか?
おれはCP-0専属の給仕になったのか?
前戦に連れ出される事はあっても立たされる事はなかった。
総監から象剣を渡されてファンクがおれの手元に戻って来た。
象の姿にしてやるともすもすとおれの頭を撫でた。
果物は無いがサンドウィッチを作ってやると一応食べてくれた。
総監から邪魔になるからあまり象の姿で出すなと言われたのでファンクとはあまり象の姿では会う事が出来なかった。
それでもおれの手元にファンクが戻って来たのは総監のおかげなので素直に従った。
総監の事を総監と呼び辛く、勿論ルッチ
と呼ぶわけにもいかないのでよいしょする時のようにダンナと呼んでみた。
ルッチは文句を言わなかったのでそのままダンナと呼んだ
カクの事は何と呼べば良いのか?
カクくんと呼ばれていたので真似てみればよせと言われたので呼び方は保留になった。
「ダンナ、おれの淹れるコーヒーの味どうなんですか?好みじゃなければダンナの好みの味になるよう淹れ直しますが?」
カクには不味いマズイまずいと言われて好みの味を把握して作れるようになった。それからは不味いと言われなくなった。今は温い熱いと言われてカク好みの温度を探り中だ
ルッチは不味い温い熱いと言わないので好みがわからない
コーヒーの豆と粉が切れたので休憩所に貰いに行けば懐かしい顔の面々と遭遇した。
給仕見習いの時に冷やかしに来た顔見知りと下っ端どもだ
コーヒー豆と粉を用意して貰っている間にそいつらの茶、コーヒー、紅茶を淹れてやって捌いた。
サンドウィッチまで注文して来る奴がいるから手馴れた手つきでパパパッと作ってやった。
以前のおれからは想像もつかない手際の良さだ
普通らしいが
コーヒー豆と粉を受け取った。
「他所で給仕しとったらルッチの機嫌を損ねる事になるぞ?」
戻るとカクにそう忠告された。
そこはかとなく総監の機嫌が悪そうなので本当にそうなのだろう
CP-0の人間が他所の部署の奴らに茶を淹れてやるなんてCP-0の顔に泥を塗るような感じなのか⋯⋯
「気をつけます」
ぺこぺこと頭を下げた。
備考
自分の手元に置きたかったのと、自分専属の給仕にしたいところをCP-0専属にしたのに他所のやつにコーヒー淹れたり軽食作ったりしたから嫉妬しているルッチです。
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2022年8月27日
年齢11歳差は変わらずロブ・ルッチを軸に年齢上下逆転
ロブ・ルッチ28歳、スパンダム17歳
ルチスパ
スパンダム♀(♀である必要は特にない)
「スパンダインさんの娘が入るらしいぞ」
CPに新人としてスパンダインの娘が入って来ると噂になっていた。
その娘の名はスパンダムと言うのだが、外見だけではスパンダインとは似た特徴を持ち合わせていないので名乗るまでは気付かれないのが常だった。
新人が船で到着する
この中の誰かがスパンダインの娘だと政府役人が見守る中、船と陸地を繋ぐ桟橋から落ちた者が居た。
「全くあなたはそそっかしい。おれが居なければ大穴に吸い込まれていましたよ」
CPの諜報部員が落ちた者を抱き上げて月歩を使いながら陸地に降り立った。
「流石わたしのナイトだな」
耳元で囁くように告げられる言葉
口読みをしてしまった者は顔を逸らした。
桟橋から落ちた者、普段から不幸体質というよりも不注意で不幸な目に遭うスパンダムはCP諜報部員のロブ・ルッチの腕の中から降ろされ、他の者と同じように正門へと続く道を歩いた。
途中の橋が心配なのでロブ・ルッチはスパンダムのそばを歩く
「ルッチ、そんなにそばを歩かないで。父がわたしを特別扱いしているみたいに見えるから」
「いえ、これはおれの意志です。この先に橋があります。あなたは躓き転んでまた大穴に吸い込まれそうになる危険があるので」
橋に辿り着く前に何もないところで躓いて転びかけるスパンダムをロブ・ルッチは腕に抱きとめる
正門を潜り建物内部に入る
政府役人上役が新人に歓迎の挨拶を述べた。
ロブ・ルッチはまだスパンダムのそばを離れない
「もういいから、自分の仕事に戻れよ」
「今は待機中ですので」
ロブ・ルッチは中々スパンダムのそばを離れない
新人のCP諜報部員たちはこの人物はいったい誰なんだ?何なんだ?と不審にすら思っていた。
「おい、ルッチ仕事じゃ。長官が呼んじょる」
CP9諜報部員のカクがロブ・ルッチを呼びに現れた。
「見て分からねぇのか?おれは今スパンダムさんの護衛で手が離せない。お前たちで出来ないのか?」
「出来ん事はないが、護衛の任務なんて出ちょらんじゃろう?」
スパンダムのそばを離れたがらないロブ・ルッチ
カクは呆れていた。
「行けよルッチ、政府の為に働かないお前なんて嫌いになるぞ?」
「行って来ます。くれぐれも怪我をしないように」
後ろ髪を引かれる思いでロブ・ルッチはスパンダムの元を離れた。
ロブ・ルッチは即行で任務を終わらせエニエス・ロビーというよりもスパンダムの元に戻って来た。
スパンダムは手に包帯をしていた。
「それは⋯⋯」
「ちょっとな」
「誰にやられたんですか?そいつを始末します」
「チャパパパ、自分でコーヒーをこぼして火傷したのだ」
「フクロウばらすな!名誉の負傷で通してたのに!」
給仕にコーヒーを淹れて貰い休憩所で休息していたスパンダムの元にロブ・ルッチが現れ、他のCP9の面々も集まって来る
「おれが看病してあげます」
何だこの新人?凄い!!?状態だった。
エニエス・ロビー入りした新人の諜報部員たちは後にCP9やらロブ・ルッチやらの話を先輩諜報部員に聞かされて、あの時のあの人がそんなに凄い人だったのかと耳を疑った。
そしてまたあの日と同じような光景が繰り広げられようとしている
今度はCP9諜報部員総出でだ
「チャパパパ、実は服にもこぼして腹も火傷している」
「何だと!?スパンダムさん、診せて下さい」
「服をめくろうとするなルッチ!」
スパンダムに頬を打たれるルッチ
「セクハラよ」
「セクハラじゃな」
「後で見せてください。おれが看病してあげます」
「必要無い!薬貰って塗ってるから!!」
「おれが塗ってあげます」
「自分で塗れるから良い」
「では、おれはそれを見守ります」
「何でだよぉ!見るなよ」
「セクハラよ」
「セクハラじゃな」
ロブ・ルッチが打たれた瞬間休憩所に居た諜報部員たちの肝は冷えたのだが、ロブ・ルッチはそれを気に留める事もなく、寧ろその馴れ合いを嬉しそうに受け止めていた。
備考
CP9諜報部員の中で長官とこのお嬢様扱いされて育ったスパンダム
婚約してるのかな?ってぐらいには仲良くしているルチスパ
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2022年8月28日
ルチ→スパ
「王を守る為の兵士が人質になってどうする」
「人質になるような兵士なんて要らねぇーだろう」
「守るべきは王と国民だ」
ルッチの中に法を教えたスパンダム
ルッチの中の法の王はスパンダムだった
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独りになっても話術と、滑稽と言われる手段で生き凌ぐ、自死よりも生を選ぶ丈夫な王なので安心出来る
親のコネがなくなった分おれが守ってやらないといけない
他が犠牲になってもスパンダムを守れば良い
何を犠牲にしても自分の中の王だけを守れれば良い
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2022年8月28日
ハットリの話で、死ネタです!
ルチスパかな?
「あぁ、ハットリ、来たのか。御苦労だったな」
グアンハオ出身のロブ・ルッチの愛鳥ハットリ
普通のギンバトだ
寿命は約10年
ハットリは寿命が尽きる前におれの元に来て代わりを用意させる
よく似たギンバトを用意するとハットリはその鳩を教育して自分に成り代わらせる
代々それを続けて来た。
しかしロブ・ルッチも大きくなって、その誤魔化しも効かないだろうとおれは思うがハットリが希望するので代わりは用意してやった。
ハットリがそうしたくてそうしているんだからそれに少し手を貸してやるだけだ
ロブ・ルッチが正常に働いてくれるならそれで構わない
しかし最近状況が変わった。
ハットリがおれの元に来た。
「分かっているだろう、今は状況が変わったんだ。お前を入れ替えてるなんて知られたらおれがどんな目にあわされるか⋯⋯。いや、もうお前が代々入れ替わっている事や、おれが関わってた事は知っているだろうが、それはおれがあいつよりも上官だから出来た事だ。今はあっちが立場が上だ。入れ替わりをやりたいなら自分だけでやれ。おれはもう関わらない」
ハットリは項垂れた。
ハットリにもハットリのギンバト関係があったらしい
ハットリはギンバトの中で地位が低かったようで、他のギンバトに打たれて頭にコブを作ったりしていた。
そんなハットリは代わりを用意する事が出来なかった。
ロブ・ルッチがハットリを連れていなかった。
ハットリを連れていない日が続き、おれはハットリは死んだんだなと思った。
ギンバトにしては長生きした。
ハットリはそういう設定で命を終える事にしたらしい。
「先日、ハットリが死んだ」
ロブ・ルッチがぼそりと話した。
周りには誰もいない
おれに話しているのか?
「覚えているか?お前と孵した卵から生まれた」
いや、全く覚えていない
薄っすらと思い出せるのは拾った鳥の卵をこいつにやった事だ
卵から雛が孵るとおれに見せに来た気もする
「そうでしたかねぇ」とこたえれないでいる
「お前が替えを用意していたのは知っていた。ハットリがそれを望んだ事も。何故今回もそうしなかった。ハットリが死んじまっただろうが」
「はぁ、そうは言いますがねぇ、ハットリはとっくの昔に死んじまってるんですよ?」
「おれとお前が孵した卵に対してその言い方か?」
「思い出したからはっきり言いますが、あの卵からは何も生まれて来ませんでしたよ。無精卵とかじゃなくて、温め方が悪かったんでしょうね。それでおれは鳩の雛を用意した。俺たちはハットリの卵を温めてすらなかったんですよ」
あれはマジックで使われるような白い鳩、キジバトの雛を譲って貰い卵の殻と一緒に巣に見立てた容器に置いていったんだ
それをガキだった頃のこいつが卵から雛が孵ったとおれに見せに来た。
あの頃はまだ良かった。
目をかけてやったこいつが強く成長して、それはそれで良かったが、手に負えないほど強くなり過ぎたこいつに恐怖を感じ始め、今は後悔している
もっと早く手放していれば良かった。
捨てていれば良かった。
「⋯⋯おれに残ったのはお前だけだ。お前は死なせない。ドジをして勝手に死ぬんじゃねぇーぞ」
「善処します」
ハットリの代わりを用意してやれば良かったと後悔する事になった。
おわり
元
↓ツイートしていない下書きの
2022年8月27日
ルッチの鳩とっても長生きだからスパンダムが取り替えてる系だったら次は無い
ハットリも分かってるから自分の後継を教育しているやつ
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