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    のびたん

    スパンダム受けメモ置き場📝
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    のびたん

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    奴隷と思われたスパンダムが連れ去られた先は⋯⋯

    本誌のネタバレ有
    カプでは無いけどキャラ(バギーとかクロコダイルとかミホークとか)と絡みがある
    ルチスパ
    スパンダム♀

    #スパンダム受
    spandumReceiving

    〔26〕スパンダム受け【2022年9月15日】2022年9月15日

    奴隷と思われたスパンダムが連れ去られた先は⋯⋯

    本誌のネタバレ有
    カプでは無いけどキャラ(バギーとかクロコダイルとかミホークとか)と絡みがある
    スパンダム♀



    罪人を搬送中の船が襲われた。その船にはスパンダムも乗っていた。CP-0諜報員という立場だが、総監から奴隷のように首輪を付けられていた。起爆装置は付けていなかったが、スパンダムは起爆装置付きの首輪だと思い、いつも総監の顔色を伺っていた。その様子がおかしくてロブ・ルッチは本当の事を告げなかった。それはただの位置情報を知らせる機械、発信機が付いておりビブルカードの様な役割をしているだけだった。
    罪人の運搬船が襲われ、罪人を然るべき場所に運ぶ為に配備された政府や軍の衛兵たちは数に押されて戦況が悪く罪人を連れ去られてしまった。首輪をされた、戦闘にも参加しない怯えた様子のスパンダムの姿は連行されている奴隷にしか見えなかった。罪人と一緒に連れ去られたスパンダム
    罪人に付けられた手枷は全て蝋で作った鍵で外され、スパンダムの首輪も即席で作られた蝋の鍵で取り外され、海に捨てられた。
    罪人の中に政府の人間がただひとり、スパンダムは自分の身元を知られてはいけないと思った。

    「この人物だけ起爆装置付きの首輪だったガネ」
    「そりゃあ、相当の罪人か奴隷にされるところだったんだろうよ」

    髪の毛を3の形に器用に結って立たせている男に首輪を外された。この男は知っている。あのポートガス・D・エースを処刑台の上の海楼石の鎖から解き放った男だ
    スパンダムは素性を知られない様に首輪を外して貰った事に対して礼を述べるふりをした。スパンダムのカラダにはあちらこちらに痣があった。ロブ・ルッチの力の強さで、スパンダムのカラダを少し強く掴んだり抱き締めたりすると直ぐに青痣が出来てしまっていた。最初は気を付けていたが、スパンダムの怪我の治りが早いのでロブ・ルッチは我慢をしてまで手加減する事をやめた。そんな痣だらけのスパンダムのカラダを見て、奴隷ではないとは誰も疑わなかった。

    「取り敢えず、手当てしてやれ」

    罪人の運搬船を襲撃したのは千両道化のバギーだった。近頃部下が抜けて派遣の兵力が減っていたので、罪人の運搬船を襲撃し、救助の恩返しとして無償で働く派遣社員の一員にしようと考え、強い部下を引き連れて事を起こしたのだった。
    スパンダムはロブ・ルッチに傷付けられたというか、加減無く愛された青痣を薬を塗られて治療されていた。

    「バギー座長、さっきの奴隷、女でしたよ。胸を包帯で潰して分かりにくくしていたみたいで」
    「何?女だと?そりゃあ、丁寧に扱ってやれ」
    「風呂に入れて、傷の手当てをして、服を着せてやりましたよ。顔にも凄い痕がありました」
    「派手バカヤロウ!女だと分かった時点でアルビダに任せねぇーか!!」

    スパンダムは取り敢えず、身元が知られないようにしながら、もしかしたら助けに来てくれるかもしれないロブ・ルッチの事を待つ事にした。
    海賊派遣会社バギーズデリバリーを内側から見てみると、社員という名の罪人たちを海賊傭兵として各地に派遣し、座長のバギー自体は話術が達者ではあるが、戦闘には参加せず社員に指揮を出すだけで実力は定かでなかった。
    スパンダムは、奴隷の様な扱いを受けて苦労して来た可哀想な女として気遣い混じりで丁重に扱われ、紅一点のアルビダのそばに、もう一輪の華としてバギーズデリバリーに席を置かれた。

    バギーは元王下七武海のサー・クロコダイルから金を借りて派遣社員を運営していたのか、クロコダイルが金の返済を求めて来て、借金の返せないバギーは返済の代わりに技術提供と社員提供するのでクロコダイルとジュラキュール・ミホークがふたりで立ち上げようとしている会社に混ぜて貰おうと交渉し始めた。スパンダムはバギーを観察していて、この男は運で此処まで成り上がっただけなのかもしれないと考えた。自分は運の無さで成り下がる一方なのにと⋯⋯

    「うちの綺麗所を給仕にでも秘書にでも使ってやって下さい」

    そう手揉みしながらスパンダムは二人の前に押し出されてギョッとした。面識は無いが元王下七武海の面子など当たり前に知っている。もし向こうが自分の顔を知っていたらと思うと、政府の人間だと知られてどうなる事か⋯⋯

    「ほら、お茶かコーヒーをお出ししろ」

    スパンダムはバギーにそう言われて、いつもロブ・ルッチに淹れらされているコーヒーを2杯淹れた。コーヒーカップ一杯運ぶのもいっぱいいっぱいのスパンダムが盆に2杯も乗せて運ぶのなんて無理な事で、途中でカップを落として割ってしまった。

    「何やってんだ派手バカヤロウ!」

    今までスパンダムに対して優しくしていたバギーだったが、クロコダイルとミホークを相手に粗相などしてはどんな目に遭わされるか分からないのでスパンダムに対して金切り声で怒鳴っていた。
    スパンダムはつい咄嗟に「すみません、ダンナ」とロブ・ルッチに怒鳴られた時の様に言ってしまい「あ、あの、すみません、旦那さま」と言い直して誤魔化した。
    「何やってんだい、あんた!」
    アルビダがバギーに対して怒り、割れたコーヒーカップを集めようとするスパンダムの身体を起こさせて連れて行った。
    バギーはバツが悪かった。スパンダムに奴隷時代の事を思い出させてしまったと思い込んでいるからだ

    「あぁ、あの娘は奴隷にされていたところを攫って来た感じで、トラウマ持ちなんですよ。コーヒーはおれが淹れて来ますので少々お待ちを」
    バギーはふたりに手揉みしてコーヒーを淹れに飛んで行った。

    バギーは技術提供、社員提供、と沢山の提供をする事でクロコダイルとミホークの設立する組織に混ぜて貰える事になった。クロスギルドという名の組織、バギーの部下が作ったバギーがド派手に目立つチラシのせいで、海軍や政府はバギーがクロスギルドのボスだと認識した。こうやってバギーの株は勝手に上がって行って、沢山の強者が集い、実力に見合わず王下七武海や四皇なんて物に成っていったのだなとスパンダムは理解した。

    クロスギルドが海軍の元帥や大将、中将やらに懸けた懸賞金、その懸賞金の手配書の中には政府の諜報部員の顔もちらほらとあり、スパンダムはロブ・ルッチの顔を発見した。
    紅一点ならぬ、紅二点か⋯⋯、スパンダムの扱いはそれほど悪くもなく、アルビダ、モージ、カバジなどと同じ枠に席を置かれていた。アルビダがよく世話を焼いてやっているので、いつもアルビダの隣に座る事になり、幹部席の位置に居るようになっていた。それなので懸賞金の手配書を目にする事が出来た。

    「ルッチ⋯⋯」
    政府の元諜報部員、現CP-0総監の顔など知っている者は数が限られている。それなのに元奴隷だという女が政府の人間を知っている事を不審に感じ取られた。
    ミホークと、クロコダイルからのそういった感情の視線にスパンダムはしまったと思いながら「⋯⋯わたしに、くびわをつけたひとです」と答えた。実際、本当の事だ。ロブ・ルッチの手によって首輪を取り付けられた。
    その首輪は今や海の底に沈んでいる


    バギーだけならば兎も角、クロコダイルやミホークが手を組んだ組織ならば政府もより注目するだろう。CP最強と謳われるロブ・ルッチが動けばあちら側に戻れるチャンスがやってくるかもしれないとスパンダムは期待値を上げた。
    「怖いのかい?」
    「⋯⋯政府が」
    「四皇になったんだからあっちも迂闊に手を出して来やしないよ。あんたを連れて行かせたりやしないから安心しな」
    アルビダは姉御肌のようでスパンダムの面倒をよく見てくれた。歳でいえばスパンダムの方が上なのだろうが⋯⋯

    スパンダムには不安な点があった。もし、ロブ・ルッチが自分の居場所を見付けて助けに来てくれる可能性があった場合、サー・クロコダイルやジュラキュール・ミホークを相手に無事で済むかという事だった。ロブ・ルッチの事は、起爆装置付きの首輪を付けられた事は憎いと思うが、ロブ・ルッチからの尋常では無い愛情・執着・愛着は常にひしひしと感じ取っていた。恐怖混じりに愛し返してもやっている。それなので、クロコダイルやミホークに傷付けられる姿は見たくは無いと不安な気持ちになっていた。


    遂にその時はやって来て⋯⋯

    政府の船が数隻海に並んでいる
    その政府の船がジュラキュール・ミホークの黒刀で沈められ、サー・クロコダイルのロギアの能力で砂に変えられ海に沈んでいく⋯⋯
    スパンダムはロブ・ルッチが乗ってやいないかと心配していた。



    気が付けば目の前に人獣型のロブ・ルッチが居て、首を掴み上げられていた。

    「やめろ!この派手バカヤロウ!!そいつはもうお前らの奴隷じゃねぇーんだ!」
    クロコダイルとミホークの後ろに隠れて吠えるバギー

    「最後に一言言わせてやる」
    首を離したロブ・ルッチは姿を人型に戻した。
    「来るのが遅いんだよバーカ!!」
    スパンダムはロブ・ルッチの胸を拳で叩いてギュッとくっ付いた。
    「首輪は発信機だ。海の底まで探しに行った」
    スパンダムの身体を片手で抱いて耳元で囁いた。

    「こいつは返して貰う」

    ロブ・ルッチはスパンダムを抱き上げて剃で姿を消した。

    「何だい⋯⋯あっち側の子だったんじゃないか」
    「よくも騙しやがったなあの派手バカヤロウ!」
    「活き餌として放っておいただけだ」
    「矢張りそうか。海軍本部で見掛けた事があると思っていた」
    「今ので政府の船を何隻か沈められた。活き餌の役目としては上々だ」





    ロブ・ルッチは剃と月歩で沈んでいない船に戻った。

    「何を大切に持っているのかと思えば」

    ロブ・ルッチはニヤリと笑った。
    スパンダムがロブ・ルッチの懸賞金の手配書を懐に入れて持っていたので⋯⋯


    周りを牽制する目的で軽く掴み上げただけのつもりなのに、首には早くも痣が出来ていた。

    「本当に脆い奴だ。お前の位置反応が海の底からした時、おれがどんな気持ちだったかわかるか?クロスギルドとかいう組織の戦力調査に向かわされて、お前を見付けた時のおれの気持ちがわかるか?」



    備考
    海の底まで探しに行ったルッチ
    首輪だけ見付けた



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