〔72〕スパンダム受けメモまとめ【2023年4月6日～4月11日】スパンダム受けメモまとめ【2023年4月6日～4月11日】

ルチスパ・ヒョウスパ・ジャブスパ・モブスパ
匂わせ程度クザスパ・サカスパ・親子

スパンダム♀有
カプ表記無くてもルチスパが混入している場合があります！
オメガバースネタ有り（オリジナル設定含みます）
カプ無し話有り
裏雰囲気要素有り（話の流れで行為があったという文面がある時に注意喚起として表記しています）
現パロ有り
学パロ有り
匂わせ程度しかないものでもカプ表記しています！！
途中までしかない話があります。全部メモと思ってください⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
ロブ・ルッチが報われないルチスパ話が多々ありますが性癖なのです。ごめんなさい。ロブ・ルッチが嫌いとかそういうのでは無いです。自分の好みに書いてます。自分好みの話を自分で読む用に書き溜めているのです。だから報われないルチスパが多くても勘弁して欲しい(´•ᴗ•;ก)



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2023年4月6日

CP9時代
ルチ→スパ前提



５年経っても変わらないと思っていたスパンダムがすっかりと変わって落ち着いていた。ボスの器に相応しい存在になっていた。ロブ・ルッチの望むボスの器だったが、ロブ・ルッチの望むスパンダムの姿ではなかった。



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2023年4月6日

年齢操作とは違うけれど、子供の頃に矯正器具をつける事になったスパンダム



不運と不注意が混ぜ合わされて不幸な目に遭う体質のスパンダムは、今日も今日とて不運に見舞われ、事故現場の真っ只中に居て大怪我を負った。よくある事だが、今回のは本当に大怪我で、骨格が歪んでしまう程の重傷を負った。骨格の位置を戻したり砕けた部分を補ったりと大きな手術になった。そして、これからはずっと顔に矯正器具を付けないといけないと言われるとスパンダムは嫌がった。父親のスパンダインが宥めても嫌だと拒絶し、象のファンクフリードがもすもすと頭を撫でて宥めても矯正器具を付ける事は嫌がった。顔の歪みを治療はしたが矯正器具で固定して支えておかないと顔の骨に負担がいき、徐々に骨格が歪んで顔自体も歪んでしまうと医師から告げられているので、スパンダインは早々に手を打たなくてはいけないと頭を捻っていた。スパンダムの傍に寄り添うファンクフリードを見てスパンダインはひとつの案を思い付いた。
仕立て屋を呼び寄せて無理を言いファンクフリードの頭と胴体の寸法を測らせ、矯正器具と同じ素材で装飾品を作らせた。早急に拵えて貰い用意された装飾品をファンクフリードを呼び寄せて着せた。まだ小さな小象だが、象は象だ。暴れられれば大怪我をしかねない。ファンクフリードは身体に妙な物を取り付けられて不快に思うところだったが、スパンダインから、スパンダムの為だと言われたのでおとなしくした。象は頭が良いので、ファンクフリードも人間の言葉を理解出来た。ファンクフリードはサーカスの象のように装飾品を身に付けてスパンダムの下に戻った。ファンクフリードがその姿でもすもすと頭を撫でるとスパンダムも矯正器具を顔に付けてみた。違和感を凄く覚えるがファンクフリードも協力してくれているので我慢する事にした。
人の目が気になったがファンクフリードがずっと一緒に居てくれたのでまだ我慢出来た。サーカス団の子か？象使いかピエロか？と尋ねた一般人はスパンダインにぶっ飛ばされた。

父親についてグアンハオに行った時に3歳ほどのもじゃもじゃ頭に目を付けられて顔に付けているのは何だと問われ「おれは改造人間だからこんな面なんだよ」と応え、満足したらあっち行けと追い払うように手を振ると、改造人間なら強いんだろ？勝負しろ！と蹴っ飛ばされた。吹っ飛んだスパンダムは顔面強打して象剣がファンクフリードに変わりスパンダムを鼻で抱き起こしていた。このクソガキ！とスパンダムは怒りたいところだったが矯正器具が壊れている事に気が付いて慌てて父親の元に戻った。矯正器具はサイズを測って作り直され、少し身体の大きくなったファンクフリードの装飾品も作り直された。スパンダム好みの装飾を付け足して
「ファンクフリード、よく似合ってるぞ。それにしてもあのクソガキ⋯⋯まぁ、あんな無礼者は反感を買って誰かが始末するだろう」


「殺戮兵器と改造人間は結婚出来ると思いますか？」
13歳程の子供に問われスパンダムは首を傾げながらお似合いじゃないのか？と答えてやったらその子供は満足そうに帰って行った。スパンダムは何だ？と思いながらその子供の背中を見送った。少し前に父親の直属の部下になった年若い諜報部員だと聞く。グアンハオ出身者で、将来有望どころか、現在有能だった。必要なら貸し出すとも父親に言われていた。そんなCP最強の殺戮兵器候補が自分の元をよく尋ねてくるので、父親からの使いとでも思えば、そんな事もなかったりする。現に先程のように⋯⋯
スパンダムは懐かれた覚えもないが、このCPには殺戮兵器の他に改造人間なんてのもいるんだなと感想だけ抱いた。



おしまい

備考
此処で終わってた⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
そしてルチスパになる、既にルチスパだけど𓃠



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2023年4月7日

ハットリも能力者
ただのメモ



ロブ・ルッチの連れている鳩のハットリも能力者だった。能力者と言おうか、象剣のファンクフリードと同じく、武器が悪魔の実を食べて動物の姿をしているのだった。ハットリの元の姿は小銃だった。指銃を習得したロブ・ルッチは小銃を鳩の姿にしたままにして連れ歩くようになった。
そもそもが、ロブ・ルッチに悪魔の実を食べさせようと試みたスパンダムが、ロブ・ルッチに悪魔の実を食べさせる前に、悪魔の実が自ら選んだのかスパンダムが護身用に持っていた小銃に己を食べさせ、鳩の姿になった。
小銃に戻らない鳩を仕方無くロブ・ルッチに押し付け、再び悪魔の実を手にした時にロブ・ルッチに食べさせる事が出来た。これは投資だと言って聞かせた。



備考
メモだからこんなのもある



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2023年4月8日

CP-0時代
モブ視点



全身を覆うように襟元から下の肌を一切見せて来なかったスパンダム
諜報員の中で着替えを余儀無くされた時に見えた手がスパンダムの鼻と同じく黒ずんでいた。
背中の一部も身体の前の一部も黒ずんでいた。
そして脚も左右共に黒ずんでいた。
正しく動物のパンダと同じ配色だった。
何故かはわからないが、知ってしまった。


備考
顔と同じく身体もパンダの配色なのかも知れないと思ったけどアロハなパンダが公開されていたのでそうでもなかった⸜(ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ)⸝︎︎
腕と脚には傷跡無さそう、臑毛無い属性だった。良かった⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2023年4月8日

ロブ・ルッチがずっとスパンダムの部下だった場合
ルチスパ前提



グアンハオで有能だった子供を通常よりは早い段階で諜報部員としてCPに所属させたスパンダム
直属の部下としての立ち位置を与えた。
とある加盟国が海賊に襲われ、国の兵士が全員人質に取られていると、政府への応援要請が入り、スパンダムの部署が動く事になった。
頭の切れるスパンダムと、有能だと言われるグアンハオから来たまだ歳若い少年の腕前を見せて貰おうと、人選された。
スパンダムは海賊は全員殺しても構わない、加盟国の王族や重鎮、国民を守るようにルッチに言って聞かせた。そして、国も守れずに捕虜になる兵士なんて必要無いよなと、ルッチに告げた。ただ、兵士がしっかりとしていれば、力があればこんな事も起こりはしないという意味での言葉だったが、ルッチはそうとは受け取らなかった。スパンダムの意図を汲んで、捕虜になり己の職務を全う出来ない役立たずの兵士を全員始末し、その後に海賊の頭の首を取って来た。
スパンダムは頭を抱えた後に「よし、捕虜は初めから海賊に殺されていた事にするぞ。国に要求を飲ませる為に、兵士を全員殺しておいて捕虜にしているなんて嘘をついていた事にする。真実はこちら側が知ってればいいのさ。文句があれば勝手に加盟国から抜けて、また海賊に襲われて滅亡するだけだ。弱いのがいけないんだよ、なぁ、ルッチ？」と開き直って報告書をすらすらと書き始めた。
しかし、ルッチのこの件は政府関係者と一部の海軍兵士には知れ渡っていた。



「ルッチ、おれはこれからウォーターセブンに行って来るが、別に誰かを殺しに行こうってわけじゃねぇ。罪から逃れ続けている罪人を何とか理由を付けて牢獄にぶち込んでやる為に行くだけだ。交渉がメインだからな、ルッチは留守番だ」
スパンダムはCP5の主管の役職に就いていた。部下を連れてウォーターセブンに行き、色々あって目的は果たせたものの、酷い目に遭って顔に重傷を負った。重傷ではあるが喚き散らすだけの元気はあった。スパンダムは今回の件の報告書やら何やら全て滞りなく完遂させるとやっと病院に向かった。骨格が歪んでいると言われ、通りで痛い筈だとスパンダムは思った。適切な処置を受けて顔に矯正器を装着して過ごさなくてはいけなくなった。海列車に撥ねられ、海に沈み死んだとしても許せないと顔が歪んだ原因の一人であるカティ・フラムの事を恨んだ

ルッチは矯正器をつけて戻って来たスパンダムを見て、矢張り一緒に行けば良かったと思った。指令だけ出させてこの島に閉じ込めておこうとも思った。この島の中だけでもいつも怪我をしているのだから、外に出ればこんな大怪我をして帰って来るのは、考えれば想像出来る事だった。不注意な上に運まで悪い。もし船が沈みでもすればきっと助からない
それからルッチは極力スパンダムを島の外には出さなかった。帰省する時だけ護衛として同行して島の外に出してやった。

CP5主管の頃より五老星に謁見出来る術を持つスパンダムは海賊を殲滅する為に古代兵器の力を手に入れると誓い、CP9司令長官の座をCP-0総監へと昇格する父親のスパンダインから譲り受けた。スパンダムがCP9司令長官になる事は五老星にも承認されており、他の主管や次期CP9司令長官と言われていた者は不満はあれど、口出しは出来なかった。
スパンダムはロブ・ルッチを着けれ晴れてCP9司令長官の地位に就いた。
司法の島の最高権力者になったスパンダムは早速目的を果たす為に最適な諜報部員をCP9に掻き集めて来た。
まだまだ若い16歳の少年から自分と年の差が大差無い男まで幅広く集めた。そしてその中から潜入に相応しい者を選び出し、ウォーターセブンに送り出した。
消去法で残したふたりと、ルッチの次に腕の立つ男をCP9諜報部員の戦力として残した。
ルッチは長期潜入でスパンダムの元を離れる事を快くは思わなかったが、スパンダムに期待されているので、その期待には応えたいと思った。



あまりにも離れている時間が長かったので自分の必要性をスパンダムは忘れてしまったのだとルッチは考えた。
CP最強の男を切り捨てるなど、誰がどう考えても間違っている
またそばに置いて使う方が余程有用的だというのに、スパンダムは選択を間違えている
ルッチは必ず戻ると告げてスパンダムの元に戻った。
歓迎はされなかった。
スパンダムはルッチの存在に怯えていた。
来るなと言われ、拒絶された。

ルッチはスパンダムの言った事に従い、スパンダムの下を一旦離れて自分の地位を確立し、スパンダムの元に再び戻った。
スパンダムの上官になりスパンダムのもとに戻った。命令されても聞く必要の無い立場になった。離れろと言われる事もなくなった。
ずっとそばに居て守れるようになった。
スパンダムが態度を変えてぺこぺこと媚び諂う姿は望んでいなかったが
その態度だけは目障りだと思った。



おしまい



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2023年4月9日

ルチスパ
ジャブスパ
モブスパ
スパンダム♀
裏雰囲気要素有り



CP9司令長官に就任し長年不夜島に閉じ籠っているスパンダムは性欲の処理を部下に任せていた。ロブ・ルッチを呼んで抱いて貰い、ロブ・ルッチを潜入捜査に出した後はジャブラに頼んでいた。
そしてCP-0に所属し、ロブ・ルッチやジャブラにそんな事を頼める立場ではなくなった今はCP-0が動く時に一緒に出動になる黒服の諜報部員の中から好ましい顔と身体の男を選び出し、誘って承諾を得ると抱いて貰っていた。

ジャブラが「元上官は部下に性欲処理をさせていたが、今はどうしてるんだ？ひとりで慰めてるのか？」とチクリと嫌味を言いながら問われると「⋯⋯まぁ、相手ぐらいは居ますからひとりではしてないですね」と返したスパンダム
ロブ・ルッチはジャブラが自分とスパンダムの関係を知っていると思ったが、どうやら違うようだった。ジャブラは自分自身の事を指してスパンダムに問い質しただけの様子だった。
「⋯⋯あんたを抱いてくれる男が此処に居るって言うのか？」
「頼めば誰だって相手してくれますよ。あっちと一緒で女の少ない職場ですからね」
「⋯⋯」
スパンダムが既にこの職場で相手を見付けていると知ったジャブラと、その会話に遠くで耳を傾けていたロブ・ルッチ
今も相手してやらない事も無いと伝えようとしたジャブラだったが御役御免の様子だった。

ロブ・ルッチはスパンダムを自分が与えられた私室に呼び出した。緊張した面持ちのスパンダムの腕を掴み寝室へと連れて行きベッドへと投げ飛ばした。
総監なんて位に就いてまで自分なんかを相手するのか？昔相手させていたのが相当嫌だったから仕返しのつもりなんだろうか？という考えに至ったスパンダムはおとなしくしていた。性行為自体は苦では無い。ただ苦しめる事が目的の性行為ならまた別だが⋯⋯と
スパンダムは過ぎた快感を与えられが、別に痛めつけられるという事は無く、五体満足で無事に事が終えると安堵した。
ジャブラにも同じ事をされた。

父親の権力も弱まり後ろ盾の少なくなったスパンダムは数少ないカードの中からひとりを選び婚約にこぎつけた。自分の代で没落させる訳にはいかないとスパンダムは権力者に縋った。歳は上だが、そこはスパンダムには何の問題も無かった。スパンダムが憧れるのは歳上の権力者ばかりだったのだから
肉体的な戦力は持たないが権力という武器を持つ配偶者を手に入れたスパンダム
自分で男を欲しがる事はしなくなったが、ロブ・ルッチやジャブラに呼ばれると相手をした。不可抗力として

結婚して籍を入れた後に事後報告された。



おしまい



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2023年4月9日

現パロ
ルチスパ
途中で終わり気味



リアルでは恋愛ごとに縁の無いスパンダムはゲーム内で恋愛をしていた。所謂書き込みでやり取りをしてゲーム内では恋人関係になっただけで、別に現実に引き摺るつもりはなかった。ゲーム内だけの恋愛ごとだと、ちゃんと割り切って付き合っていたスパンダム
だが、現実で恋愛話をされて、その話題に巻き込まれたスパンダムは「先生は恋人なんておらんのじゃろう？」と問われて「いるわ、もう長い付き合いのが」とつい言ってしまった。その話に食い付いて来られる前にスパンダムはその場から撤退した。
「スパンダム先生に恋人がおったとは意外じゃのう」
「この学校の先生の中にいるのかしら？」
「もしかしてルッチか？⋯⋯」
スパンダムの相手が誰かという討論になり候補に挙げようとしたルッチの様子を見てそれは無いなと首を振った。何故ならルッチが青褪めたり青筋を立てたりとしていたから



「せんせぇ〜」
「ん？お前は転校生の服部ヒョウ太」
「せんせぇ、噂で聞いたんだけど、恋人が居るってほんとなの？」
「あれか、噂になってるのか？アイツら口が軽いな、情報漏洩だ、注意が必要だな」
「それでどうなの？」
「あれはな、その場の勢いだ」
「なんだぁ、脅かさないでよせんせぇ。せんせぇに恋人が居るかと思って僕びっくりしちゃった」
「⋯⋯本当は居るには居るんだ、ネット上だけどな。所謂ゲームの中だ」
「それってゲームのキャラクターって事？」
「いや、何処かのプレイヤー」
「⋯⋯」


おしまい

備考
スパンダム似（妻似）のアバターを見掛けて接触したパパと、パパに似たアバターに声を掛けられて相手していたスパンダムがゲームの中で恋人関係に進展したのかも知れない
そのゲームを調べてスパンダム先生の恋人のアバターを乗っ取り操作するルッチ（ヒョウ太でもある）
オフ会に漕ぎ着けてルッチで行くかヒョウ太で行くか悩む
とかになるのかも知れない



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2023年4月11日

CP-0時代
自白剤的な物投与されたスパンダム
ルチ→スパ前提



スパンダムに自白剤を投与し、自分の事をどう思っているのか尋ねたロブ・ルッチ
「嫌い」「妬ましい」「降格しろ」「死んで欲しい」と言われて流石にショックを受けた。



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2023年4月11日

オメガバース
オリジナル設定含みます
ルチスパ前提
ジャブスパ
他スパ
裏雰囲気要素有り



スパンダムは父親のように文武両道では無かった。力は弱く、強くはなれなかった。その代わり頭の方は良く知恵が回った。
だが然し、スパンダムはΩに識別された。早い内から番を見つけようと父親のスパンダインは躍起になっていた。そして数名の候補者を挙げた。
一緒に仕事をした海軍のクザンやサカズキに目を付けた。それが無理なら部下のラスキーに任せようと考えていた。
然し、スパンダムがまだ十代前半の頃にスパンダインと一緒に行ったグアンハオで年端もいかない子供にいい匂いがすると言って頸を嗅がれた後にガブリと噛まれた。そしてスパンダムはその子供と番の関係になってしまった。スパンダインは怒ったが、番になってしまった以上は責任を取らさなければいけないと、その子供に強くなるように極力投資をした。
スパンダムと11も年の差のある子供はCPの長官のバックアップを受けて訓練をし力をつけて強くなっていった。そしてCPに所属し、諜報部員としての活動を開始した。スパンダインの直属の部下として傍に置かれた。スパンダムがヒート期間に入るといつでも特別任務としてスパンダムの元に行かせる為だった。
長い年月番の関係を結んでいたスパンダムと、スパンダムの頸を噛んでスパンダムを番にしたロブ・ルッチ
自分が噛んだのだから相手がどんな人物であろうと文句は言えない

スパンダインがCP-0に昇格しスパンダムがCP9の司令長官に就任しロブ・ルッチの直属の上官になった。スパンダムには計画している事があった。準備期間に3年を要したが準備が整うと、部下の数名を潜入捜査に向かわせた。その人選の中にはスパンダムの番のロブ・ルッチも入っていた。ヒート期間は大丈夫なのですか？と問うロブ・ルッチにスパンダムは問題無いと告げた。
スパンダムには策があった。あまり知られていない事だったが、αの上書きという手段だった。既にαと番の関係にあるΩの頸を、別のαに噛ませる事で新たにそのαと番になる事が出来る上書き方法だった。ロブ・ルッチを潜入捜査に出し、スパンダムは頸を別のαに噛ませる事で新たな番関係を成立させてヒート期間をやり過ごす予定だった。スパンダムはロブ・ルッチを任務に送り出した後に体格的にまだマシなジャブラを選択した。ジャブラに番になって欲しいと告げたスパンダム
ジャブラはスパンダムがΩだという事すら知らなかった。命令では無かったがジャブラは従いスパンダムと番の関係を結んだ
スパンダムと番の関係を結んだ事でジャブラはΩのヒートの匂いの誘惑を物ともしなくなり任務が捗った。かわりにロブ・ルッチの方は知らない内に番の関係が解除されΩのヒートの匂いが鼻に付くようになった。番関係が解除されたなどとは知らないロブ・ルッチは、番であるスパンダムと離れているせいで他のΩの匂いに鼻が敏感になってしまったのかと疑問を感じた。
5年の潜入捜査の時を経てエニエス・ロビーに帰還したロブ・ルッチ
スパンダムが待ち侘びていたのは番の自分では無く朗報と罪人だけだった。
スパンダムとロブ・ルッチが番関係にある事は身内しか知らない事だったので大っぴらには出来ず、ロブ・ルッチは番であるスパンダムとの再会の喜びを分かち合う事は中々出来なかった。そしてジャブラとの距離がいやに近い事が癪に触った。

そしてエニエス・ロビーが崩壊し、スパンダムは部下に刺客を放った。番もまた直ぐに上書きした。ジャブラは臭覚の優れた鼻がまたΩのヒートの匂いを拾うようになった。番であるスパンダムと離れたせいだと思っていた。

スパンダムは誰でも良かったので身近に居たαに番になって貰っていた。CP-0総監であったスパンダインが職権乱用でスパンダムをCP-0に入れ、そして部下の中からスパンダムの新たな番を選んだ
スパンダムは番に対して愛情など無いので相手は誰でも良かった。番などいつでも挿げ替えられると考えていた。
スパンダインが体調を崩し休職を余儀無くされ総監の地位が他の者に奪われた。そこに来たのはスパンダムのかつての部下のロブ・ルッチで、スパンダムの平穏な時は終わりを告げた。
意趣返しに怯えるスパンダムにロブ・ルッチは「やっと傍に居られる。今後は番である事を隠す必要も無い」と告げて来た。その言葉に逸早く反応したのはジャブラで「元上官の番は俺だ狼牙」と話に割り込んで来た。揉めて啀み合うふたりにスパンダムは怯えていた。怯えながら「⋯⋯つ、番ってのは上書き出来るんですよ、おれは番を何度も上書きしていて、今は此処に居る、この人がおれの番なんです」とひとりのCP-0諜報員の後ろに隠れた。
番が上書き出来るなどという事を知らなかったロブ・ルッチとジャブラは驚きを隠せなかった。飲み込めない現状にロブ・ルッチは固まった。ジャブラは、ロブ・ルッチがスパンダムの番などと馬鹿な事を言い切る理由をやっと理解した。ロブ・ルッチも自分も、番としてもとっくに切り捨てられているという事を理解した。スパンダムにとって番関係は重い契約ではなかった。いつでも破棄出来る一時的な契約ごとだった。
「⋯⋯ジャブラには悪いと思うが、⋯⋯総監に関しては、おれが番になれと命じた訳でも無いですから⋯⋯あの当時はクザンさんやサカズキさんと番になれれば良いなと思ってたんですから⋯⋯」と告げた。



おしまい



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2023年4月11日

オメガバース
スパンダムはΩ
ルチスパ



優秀な諜報員が集うCPの長として司法の島に在住しているスパンダムはただひとりのΩだった。頭は切れCPの参謀、司令官ではあったが身体能力と運がずば抜けて悪かった。そんなスパンダムはΩに識別されていた。αの集団に間違いを起こさせない為にと、優秀な発明家のDr.ベガパンクが開発したΩのヒート制御剤を服用し、ヒート時期にも一切苦しい思いをする事も無ければ、αを誘惑するような香りをさせる事もなかった。Dr.ベガパンクの開発した、まだ世には出回ってはいない制御剤をスパンダムは政府のお偉いさん方経由で入手して昔からΩのヒート期間の苦しみを知る事もなく、ただ普通に過ごせていた。
スパンダムが使用している制御剤はまだ開発段階の物で効果が強く、後に効果は弱いが身体に負担のかからない薬が開発され、そちらの方が世に出回りヒート制御剤として人々の役に立てていたが、スパンダムは初期の試作品を廃棄時に回収した政府のお偉い方から譲り受け、掻き集め、大量にストックし、それを長年服用し続けていた。スパンダムの歳とヒートの生涯の回数を考えても薬の数は余裕で足りる予定だった。然し、あくまでも試作段階であったその制御剤は、突然効果が失くなった。薬の使用のし過ぎでスパンダムの身体に効果が無くなったのかは定かでは無いが、今までのヒート期間分なのかも定かでは無いが司法の島中に漂わせるほどのΩのヒート時の発情期の匂いを噴出させていた。発情期の身体への負担は無く、αを誘惑する匂いだけがダダ漏れになっていた。その匂いは番の居るαすら誘惑した。Dr.ベガパンクの発明品の副作用なのだから薬物有害反応は図りし得ない
この匂いの主がCP9司令長官ではないかと見当をつけたCP9諜報部員は、一番忍耐力の強いロブ・ルッチが代表で長官の部屋を訪ねる事にした。Ωのヒート時の制御剤を手にスパンダムの元を訪れたロブ・ルッチ
スパンダムはヒートで苦しむ様子も無く普段通り書類仕事をしていた。ロブ・ルッチはその様子に、匂いの主は長官では無かったのかと考えはしたが、長官の部屋に入ってから部屋の中に充満するΩのヒートの誘惑の匂いに、矢張り発生源は此処だとロブ・ルッチは確信した。
「長官」
「どうしたルッチ」
「長官はΩなのですか？」
「は？何言ってやがる」
「長官からΩのヒートの匂いが漏れ、島中に漂っています。⋯⋯体調に変化はないのですか？」
「何！？」
ロブ・ルッチに指摘されてスパンダムは自分の匂いを嗅いでみたがΩのヒートの匂いなど臭覚が拾わず全くわからない上に体調も普段通りだった。
「おれは至って普通だが？」
スパンダムは首を傾げた。
「取り敢えず制御剤を飲んで下さい」とロブ・ルッチが医師から貰って来たヒート制御剤をスパンダムに手渡そうと近寄ると匂いは益々濃厚になり、ロブ・ルッチの自我を失わせそうだった。
「薬なら持ってる」
スパンダムが手持ちのヒート制御剤を取り出す為に動くと、その行動でブワッと匂いが噴き出し、拡がり、ロブ・ルッチの自我を失わせ自制心も同じく崩壊した。突如襲い掛かって来たロブ・ルッチに悲鳴をあげたスパンダム
頸を噛まれ、首を食い千切られるかと心底怯え、石畳の上で押さえ付けられ膝も肘も腕も床で擦れ、擦り傷を作りながら抗えない力に犯され続けた。他のCP9諜報部員に助けを求めても、Ωの匂いから逃れる為に皆一様に島の外に一時的に移動していた。ロブ・ルッチからの連絡待ちや、そのまま任務に出る諜報部員たちだった。ロブ・ルッチの報告が一切無い事に、もしかして不味い事になっているのではと遅ればせながら考え付いた。ブルーノが能力を使いヒートの匂いを避けながら長官の元へ様子を見に行く事になった。そして、そこで自我を失い手の付けられないロブ・ルッチともう意識など無い長官の姿を目にする事になる

CP最強の殺戮兵器のαのロブ・ルッチは、CP9司令長官の隠しΩのスパンダムと番になった。スパンダムはそれは激しく憤怒してロブ・ルッチを詰った。
ヒート期間の予定日になると効かなくなった制御剤を試しに二倍服用してみると効果はあった。ロブ・ルッチを誘惑する匂いを出す事も無く安心した。安心したが薬の減りは早くなった。スパンダムはヒート期間が近付くと念の為にロブ・ルッチに中期任務を与え、何日間は戻って来るなと言い聞かせていた。番関係にはなってしまったが、スパンダムはロブ・ルッチを番として見る気も扱う気も毛頭無かった。



おしまい



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



2023年4月11日

オメガバース設定
ルチスパ
裏雰囲気要素有り
短いメモ


『いずれ必ずあなたの下へ皆で一緒に戻ります』と告げて戻った時、スパンダムはヒートの真っ最中で、ロブ・ルッチはΩの強い誘惑に負けて気が付けばスパンダムの頸を噛んでしまっていた。気が付けばスパンダムを幾度も凌辱した後だった。



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊