〔63〕スパンダム受けメモまとめ【2023年2月16日〜2月28日】 スパンダム受けメモまとめ【2023年2月16日~2月28日】
ルチスパ・カクスパ・アラスパ・サカスパ・ヒョウスパ・モブスパ
主にルチスパとモブスパ
スパンダム♀有り
カプ表記無くてもルチスパが混入している場合があります!
カプ無し話有り
裏雰囲気要素有り(話の流れで行為があったという文面がある時に注意喚起として表記しています)
本誌ネタバレ有り
学パロ有り
年齢操作
虐待ぽい描写有り
欠損有り
匂わせ程度しかないものでもカプ表記しています!!
攻とモブ♀のノーマルカプ表現有り!
全部メモと思ってください⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
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2023年2月16日
CP-0時代
ルチスパ未満
総監がスパンダムの事をずっとバカって呼んでます(ó﹏ò)
スパンダムがまめころりん化します⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
ちょっと虐待み(𖦹ࡇ𖦹)
途中までしかないよ(´•ᴗ•;ก)
ある日突然バカが巷で言うもちころりんの姿になった。バカはもちもちとしか言えなくなった。ペンを持たせてもミミズの這うような文字しか書けなかった。バカの世話を給仕に投げた。
次に見た時、バカは給仕と同じような服を着せられていた。クラシカルなメイド服を着てホワイトブリムという物を頭につけて給仕見習いをさせているらしい
バカが誰かに飲み物を運ぶというのか?あのバカが?碌に自分でも飲めもしないというのに?
バカは給仕の押すキッチンワゴンに乗せられ給仕が運んだ先のデスクに飲み物と共に到着し、言葉も通じないのにもちもちと何か言っていやがる
一介の諜報部員のデスクでタイプライターに乗り一文字一文字文字を打ち諜報部員と対話していやがった。意思の疎通が出来るんじゃねぇーか!諜報部員はどうやらバカから助言を受けていた。提出予定の書類を書き直し始めた。手本のようにバカがタイプライターに文字を打ち込む、それを行く先々のデスクでやっていた。あのバカはあの形を利用して油断させ仕事の手助けをする風に装い各自の仕事内容の情報収集をしていやがるな
『スパンダム』
名前を呼べば驚いたように飛び上がった。小さな手を擦り合わせて、元の姿と変わらぬような手揉みをするこのぬいぐるみ擬き
見目が少しばかりマシになったのもあって給仕が黄色い声を出す。普段ならば決してこんな事はない
『お前は放っておくとどんな悪巧みをして、大きなドジをやらかすかしれないからな、おれが管理する』
バカが逃げ出さないように胴体に小動物用のハーネスリードをつけた。
「ルッチ、貴方正気?」
「正気でこれなら目も当てられんのう」
「バカが悪巧みをしないよう管理する事にしただけだ。逃げ出さないように首輪はつけているが、おかしな事では無いだろう」
「いや、メイド服を着せて頭に何かひらひらするのつけさせているだけでもドン引きじゃが、更に身体にハーネスとリードとくればどんな性癖じゃと敬遠したくなるのう」
「この服は始めから給仕が着せていた服だ」
「いいえ、ルッチ、貴方が連れ歩いているのだから、貴方が好き好んで着せているようにしか見えないわよ?」
おれがこのバカに自分の好みでメイドの服を着せていると思われているだと!?
カクとカリファが居なくなるとハーネスリードを外しメイド服を脱がせ頭のも取り外して投げ捨てた。バカは下着姿になった。流石にこの姿で連れ歩く事は出来ない⋯⋯。ハットリの服は少し大きい⋯⋯。ハンカチーフを縫い服を作ってやった。寸法を測る最中にブルブルと震えるバカに動くなと言えば余計に震え出した。出来た服を着せハーネスリードを装着させた。胸ポケットに突っ込みリードをハットリが持っている
給仕に丸投げしていたがこのバカは飯も食えば用も足すようだった。肉の欠片を切って与えればそれを食べミルクピッチャーに入れた水を飲んだ
バカの前にタイプライターを差し出したが何もしなかった。バカは頭を捻るだけだった。バカはおれとの対話は必要もしていなかった。癪に触ったのでデスクに拳を落とし音を立てるとバカは分かり易く震えた。
暫くするとバカは顔色を悪くして動かなくなった。ハーネスリードをつけて引っ張っても自分から手足を動かしたりはしなかった。医師に診せればストレスだと言われ腹立たしいので医務室に適当に世話をしてくれと放置して来た。バカの容態の報告が毎日入って来た。回復して来たと連絡が来て、回復したと連絡が来た。それからは連絡が来なかった。医務室に行けば、バカはとっくに療養を終えて数日前には医務室を出て行ったと言う。バカは逃亡を図りやがった。あの小さなサイズなら何処にでも隠れられるだろう
バカは直ぐに見付かった。給仕の元に逃げ込んでいやがった。また給仕の服を着て頭につけてキッチンワゴンに乗って通り過ぎようとしているところを見付けて握り潰すような勢いで捕まえた。流石に潰れた声で鳴いたバカを見て給仕が悲鳴をあげた。バカはそれに味をしめて苦しむ鳴き声をあげ始めた。手を離せば床に落ち、動かない振りをする。仰向けに転がるバカの上に足を振り上げればバカはスッと身体を起こし走って逃げ出した。直ぐに追い付かれる事を分かっていながら逃げるバカを捕まえ人獣型に成り口の中に放り込んだ
給仕は更に悲鳴をあげたが無視した。口の中にバカを含んだまま部屋に戻る。口の中でバカがガタガタ震える振動が伝わって来て口端が上がる
部屋に備え付けの浴室に入りバカを吐き出した。転がるバカにシャワーを浴びせた。水圧に負けて転がるバカの全身に水をかけた。雑にタオルで拭き放置した。バカはブルブルと震えていた。今度は寒さで震えていた。見兼ねたハットリがバカの上に乗り卵を温める要領で下に敷き羽毛で温めた。
次の日にはバカが総監に食べられたと噂になっていた。
「本当に喰ったのか?」
「喰ってはいない。口に含んで反省させただけだ」
「嫌われるぞ?」
「は?」
「いや、既に嫌われておるじゃろうな。嫌われん要素が無いからのう。今はどうしておるんじゃ?」
「風邪気味だったから医務室に放り込んで来た」
「何故風邪気味なんじゃ?」
「昨日水攻めにしてやったからな」
「そうか、それはもう絶対に嫌われておるのう」
「は?」
「は?はこっちの台詞じゃ」
おれがバカに嫌われるだと?おれがバカを嫌う事はあったとしても、バカがおれを嫌う理由は無い、そんな権利も無い、バカはおれがそばに居ないと嫌だと泣いて懇願する事はあってもおれを邪険にしたりする事は許されない、バカはおれを求めていなくてはいけない、バカはおれを必要だと求めなくてはいけない
バカにはおれが必要で、おれは情けをかけてバカのそばに居てやっているだけだ
バカの様子を見に医務室に行けば医師が現状を告げて来た。そもそもがこのもちころりんというものはただのぬいぐるみ、それを庶民が着飾り可愛がり連れ歩き我が子のように愛でているもので、そもそもが人間がこのような姿になった事例などないと、薬など存在しないのだと告げられた。外に出れば見掛けていたから多くの事例があるものだと思い違いをしていた。薬は無いと告げられ命の危機に瀕しているのかもしれない事を初めて認識した。更には身体が縮んでいると医師に告げられた。巷で話題のまめころりんというぬいぐるみの大きさぐらいに縮んだ様子だと言う
バカは風邪の症状からは回復したが、鳴き声が変わっていた。まめまめとしか言わなくなり、意思の疎通が出来なくなっていた。タイプライターも打てなくなっていた。小さくか弱い命になっていた。元々か弱い生き物だったが無駄に丈夫だった。どんな大怪我をしても命だけは助かる悪運の強さを持っていた。それが今は尽きている
肉を与えても少し食べて終わった。ハーネスリードをつけると大人しくなり動かなくなる。胸ポケットの中で身動ぎもせずに縮こまっているだけだった。小さな生き物ほど心拍数が高い、スパンダムの心拍は速かった。生涯に打つ心拍数の数は定まっている、このままでは寿命が縮まる一方だ
スパンダムにストレスを与えないようにするには、おれのそばに置いておいてはいけないという事か?
スパンダムを給仕に預けた、世話を頼むと、ストレスを与えないように過ごさせてやってくれと
スパンダムは給仕から菓子を与えられ喜んで食べていた。肉は少ししか食べなかったが、食の好みが変わっただけだったのか菓子はバクバクと食べていた。小さな身体で次から次へと食べて与えられた飲み物を飲み干していた。腹が膨れて転がっていた。遠目から観察しているだけだが、元気そうには見える
ここまでしかないよ(´•ᴗ•;ก)
備考
虐待みのあるルチスパだった(´•ᴗ•;ก)
ルチスパかも謎だった(´•ᴗ•;ก)
元のサイズに戻ると良いですね(*ˊᵕˋ*)੭
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2023年2月18日
CP9時代
婚約者を他の女に奪われたから、次に力のある男の子供を身籠もって逃げられないようにした。
ルチスパ
カクスパ
一応スパンダム♀
裏雰囲気要素有り
婚約者だったロブ・ルッチを他の女に奪われた。だから次に力のあるカクに目をつけた。眠らせて精液を採取した。目論見通り妊娠した。腹も膨らんで来た頃に「子供が出来た」と身に覚えの無いカクに告げた。あの日あの時関係を持ったのだと教えてやった。「もう堕ろせない」と教えた。産んでも良いか尋ねカクは承諾した。子供が無事に生まれて来れば籍を入れる事になった。子供は無事に産まれてカクと籍を入れて夫婦になった。子供という鎖で契約を交わした。二番目に強い男を手に入れた。
女に横取りされ部署が異動になっていたロブ・ルッチが戻って来た。カクも手元に居る。割り切って、切り捨てた過去なので元婚約者だろうともう関係無かった。ロブ・ルッチは『只今戻りました』とわたしの手に忠誠の唇を寄せて来た。父からの任務でわたしにも極秘の任務だったと言う「そうか」と素っ気無く返した。
以前のようにロブ・ルッチが斜め後ろに立つ「あぁ、そこの場所、今はカクに任せているから待機で良いぞ」と告げた。
カクは籍を入れてからは割り切って父親の務めを果たしている
家から呼び付けた乳母に子供の面倒を任せ、終業時間中には乳母に子育ての技術を学び子供の世話をした。カクも同じくだった。
「長官、何故カクが長官の部屋にいるのですか?そしてその子供は?」
「カクとは籍を入れた。これはカクとの子供だ」
「何故?おれと婚約していたではないですか?」
「はぁ?お前は他所に女作ってたじゃねぇーか」
「それは任務で必要条件だったので女の元に居ただけです。総監からの極秘任務の一部でした」
「はぁ、そうなんだ。わたしはてっきり婚約破棄されたと思ってカクと既成事実作って籍入れたんだよ。今度は逃げられないようにってな」
おしまい
備考
総監はCP-0総監のスパンダインという事で!⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
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2023年2月19日
CP-0時代
戦闘で四肢を失った場合
ルチ→スパの気持ちを添えて(ルチ←スパではない)
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【スパンダムが失った場合】
戦闘で四肢を失ったスパンダム
ロブ・ルッチは家を建て専属のホームヘルパーと医療行為が行える資格のある医師を雇いスパンダムの身の回りの世話をさせ囲った。
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【ロブ・ルッチが失った場合】
戦闘で四肢を失ったロブ・ルッチ
「さしものロブ・ルッチ元総監も四皇相手には歯が立たないんですね。御安心を、総監の役割はわたしとカクで文武両道協力して務めますので後の事はお任せを。ロブ・ルッチ元総監にはホームヘルパーと医師をつけますので余生を自分の為にお過ごし下さい」
スパンダムは武力が全く足りない、カクには総監を務めるには文芸がまだ不足している
しかし、他に総監を務める器は居ない
総監の役割を二人で、無い部分を補い合って務める事になった。
スパンダムが総監補佐でも構わないだろうが、それでカクを蹴落とし駄目にされて、スパンダムが総監になり武力不足で襲撃されて死なれてしまえば総監の席に座る者が益々居なくなってしまう
そこで二人を揃って総監にした。
逆にスパンダムだけを総監にするとまた崩壊事件を起こすかもしれないので、それを聖地マリージョアでやられるととんでもないと、カクをそばに置く事にされた。
「また見舞いに行くのか?」
「偶には顔を見せんと」
「おれなら見られたくないがな、無様になった姿なんてのを旧友には。まぁ、おれには旧友なんて呼べるもんは居ないがな。全員おれが蹴落として来たから」
「⋯⋯そんなら、電伝虫にしておくかのう」
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2023年2月20日
CP-0時代
猟奇的なのが趣向の天竜人に気に入られたスパンダム
モブスパ(天竜人相手)
居ないけどルチスパの気持ちを添えて(表現も無いよ)
可哀想なの
裏雰囲気要素有り
スパンダムの姿は物珍しかった。この世界、どんな大怪我を負っても死ぬか傷跡を残すかで、後遺症はあれど矯正器具をつけている者はそういなかった。とは言え、片腕片足欠損した者は居はするが
そんな、顔に矯正器具を取り付けたスパンダムは物珍しく、天竜人の目にも留まった。特に猟奇的な神の目に
「アレもCP-0なのかえ?」
スパンダムは天竜人の元に呼び付けられた。何か粗相をしでかしたのかと元CP9諜報部員は気配だけを観察し自分の成すべき責務を熟していた。
「その顔のベルトは何だえ?」
天竜人に問われてスパンダムは顔が歪んでしまったので矯正器をつけているのだと説明した。
「他の故障箇所はあるのかえ?」
背骨を折った事がある事を伝えた。
「顔も程良く醜くて躾甲斐がありそうだえ、コレを妻として迎え、あの部屋に監禁するんだえ」
スパンダムは天竜人の妻にされてしまった。スパンダムはその瞬間には驚きはしたが、神には逆らえない、スパンダムは自分の出世やら未来やらは全て諦めた。天竜人に連れ立たれる前に上着と帽子を脱いだ。象剣を、ファンクフリードを誰か、CP-0諜報員に託した。
それからスパンダムは天竜人の妻という肩書きだけの奴隷だった。猟奇的な天竜人で拷問に遭わされた。スパンダムの知る拷問と比べれば温い物だが自分がそれを味合うとなるとそうも思ってはいられない
終わらない痛みと苦痛
飴と鞭、鞭が拷問だというのなら、飴は快感を強制で与えて来る房事だった。少しの間拷問から解放される。これも性的拷問ではあるが痛みよりはまだマシだった。
精神が擦り切れて泣きも喚きもしなくなるとスパンダムは天竜人の一時的な妻としての役目を終えて人間に返された。
戻って来たスパンダムは虚無状態で思考回路が低下していた。ファンクフリードが擦り寄ってもその顔を見て鼻に手で触れるだけで口を開かなかった。
一時はCP-0諜報員が身の回りの世話をしていたが天竜人から返されたと現状を知ったスパンダインが引き取りに来て、自分が誰かも解って貰えない我が子を腕に抱き、象剣を共に連れ帰った。スパンダムは大きな赤ん坊として扱われた。どんな姿になろうとスパンダインにとってスパンダムは大切な最愛の子供だった。自分が死ぬまでは大切に守って育て、後は後継人を探して託そうと予定を立てた。
天竜人は再びスパンダムを呼び付けた。泣き喚きはしなくなったが、肉体的には丈夫だったと考え直して再び妻にした。流石にスパンダインは嘆いた。
スパンダムは再び猟奇的な天竜人の妻にされた。そして今度は飽きるのが早かったのか直ぐに人間に返された。戻って来たその姿にCP-0諜報員は、元CP9諜報部員は目を見開いた。スパンダムは四肢を切断されて腕と太腿が短くなった達磨の姿で戻され、顔も包帯で巻かれ下がどうなっているのかはわからない
再び天竜人から返されたと連絡を受けスパンダムを引き取りに来たスパンダインはその姿に嘆き、コレは本当に我が子なのかの確認の為に顔の包帯を取ろうとしたがその顔の負傷具合を受け止める決意が出来ずにいると象剣がファンクフリードの象の姿になり優しくも悲しそうな目でスパンダムを見つめ優しく包帯で巻かれた頭をモスモスするのでスパンダインは、この天竜人の元から生きて返された者がスパンダムであると納得し、受け止めて、その達磨にされた幾分か軽くなった我が子を抱いて聖地を後にした。
おしまい?
【備考】
口出し出来ない手は出せない出す権限も無いロブ・ルッチは見守るだけ、そこにはルチスパの気持ち有り
思考回路が回復したら義手義足つけて復活するスパンダム⸜(ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ)⸝︎︎𓃰
義手義足を強力な物にしたら知力・パワーキャラになるけど、ドジは変わらないので破壊力増し増しの超破壊魔ドジパンダになって戻って来るよ(*ˊᵕˋ*)੭ ⸜(ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ)⸝︎︎𓃰
介護士ファンクも全力で介護してくれるよ𓃰
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2023年2月21日
年齢操作
ルチ←スパ
ロブ・ルッチ16歳(のつもりが13歳になった)
スパンダム5歳
スパンダインは年齢関係無く司令長官
スパンダム♀
スパンダムはいつも猫を連れていた。勝手に着いて来るだけだったが、いつも着いて来るのでスパンダムが連れている猫だと認識されていた。猫の柄は豹柄でベンガルと思われていた。
スパンダムも偶に猫に触れたり話し掛けたりする
「この前ね、うちに素敵な人が来ていたの、名前は知らないけどね、見たのはその一回だけだったけど、素敵な人だったの」
スパンダムの初恋だった。父親か母親か、誰かの客として屋敷を訪れた人物にスパンダムは恋をしたらしい
スパンダムの護衛として豹の姿でそばについていたロブ・ルッチは司令官のスパンダインにその事を報告した。スパンダインはまだ幼い愛娘が何処ぞの男に誑かされたと激昂していた。その男の正体を探るのも任務の中に組み込まれた。
「ファンク、お絵描きしましょ」
父親から貰った悪魔の実を食べた象剣のファンクフリードを象の姿にしていつも連れているスパンダム
こちらもスパンダインがスパンダムの保身として与えた武器だったが、今はまだペットのような扱いを受けている
ファンクフリードの鼻先にペンを握らせて紙に絵を描かせる、その横でスパンダムも絵を描いた。
「これは素敵なあの人とお嫁さんになったスパンダム」
スパンダムが男の手掛かりになる絵を描いたらしく、護衛の豹はその絵を覗き込んだ。髪の色は黒、長さはミディアムといったところで、特徴的なのが凛々しく描かれた眉と黒いスーツ
豹はタシッと床を尻尾で打った。
司令官の愛娘を唆した男は自分だったと
一度屋敷を訪ね、それから猫としてスパンダムの周りを彷徨き護衛していたロブ・ルッチ、人型で居たのはほんの数分、その間にスパンダムの目に留まり心を奪ってしまった。なんて事を上官に報告出来ようか?
「長官、娘さんが想いを寄せている相手がわかりました」
任務なので一応は報告はするロブ・ルッチ
早く誰だったのか聞かせろと急く上官に
「おれでした」
と短く告げればスパンダインは押し黙ってしまった。ぐぬぬと唸り溜息を吐き、人型の姿で娘の前には現れないようにと告げられた。娘に危機が迫った時には当然例外とすると告げた。告げておかないと指令が出なかったとぬかすのがこの少年だった。とある国の救助に向かい捕虜の衛兵を殺してはいけないとは指令が出ていなかったので排除し、今は謹慎処分としてスパンダインの屋敷内に軟禁されている状態だった。豹の姿で猫としてスパンダムと家の中や中庭を自由に動き回ってはいるが
屋敷の警備はいつも万全だったが、スパンダムに専属の護衛が付いていると聞いて気が緩んだのか、手薄になった時があった。その時を狙い世界政府直下暗躍諜報機関サイファーポールの司令長官に恨みを持つ輩がその娘を誘拐しようと屋敷に忍び込み、スパンダムに触れる間も無くロブ・ルッチに始末された。
スパンダムは突然現れた憧れの素敵な人を目の前にして驚きながらもドキドキドックンと胸が高鳴った。そして血に濡れた指を見て悲鳴をあげて気絶した。連絡を受けて直ぐにスパンダインが飛んで来てスパンダムの身柄を悪党の近付けない司法の島に移し、ロブ・ルッチもスパンダムの護衛の任務を続けた。
「ファンクフリード、あの素敵な人、スパンダムのナイトだったの、素敵な事でしょ。でも、うちに猫ちゃんを置いて来た事が気になるの。スパンダムにべったりの甘えん坊だったから急に居なくなって探してるかも知れない」
豹柄の猫の絵を描き壁に飾るスパンダム
護衛の猫は姿を獣型から人型に戻しスパンダムの護衛を続けていた。スパンダムはずっとドキドキして手が滑ってカップを落としたり、お茶を零したりしたけれど護衛のロブ・ルッチがカップが床に落ちる前に受け止め、お茶がスパンダムにかからないように身体を庇ってくれたりした。
愛娘が意中の相手と仲良さげにしている姿を見るとやきもきしてしまうが、生涯護衛をさせ傍に居させようと伴侶にするかまで考えると何とか気を落ち着かせる事が出来た。ロブ・ルッチにもその心算でいるように告げたスパンダイン
スパンダムが成長し、世界政府直下暗躍諜報機関サイファーポールの政府職員・諜報部員として採用されるとスパンダインは改めてロブ・ルッチを紹介した。
上官に促されてお久し振りですと挨拶するロブ・ルッチにスパンダムも返した。
そして父親のスパンダインが二人を婚約関係にしようと考えていると話すと「子供の頃の事ですよ」とスパンダムが笑いながら返して来たので「そうか、もう昔の事だったのか」「はい。昔の事です」とスパンダインが鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしながらも娘が恋なんてしていないと知って一安心した。悪いな、ルッチとスパンダインに言われてそれで終わった。ロブ・ルッチは一先ずはまた気が変わるかもしれないと待ってやる事にした。
おしまい
備考
纏めて見直していると、この話、昔のところで終わっていれば良いのに何故くっつかない未来を描くのか、謎であるが性癖なんだろうなと思いました(´•ᴗ•;ก)
こんなくっつかない話ばかりだと思って下さい(ᯅ̈ )
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2023年2月22日
CP-0時代
声を失ったスパンダム
ルチスパ未満
可哀想め
度重なるショックでストレスから声が出なくなったスパンダム
これは静かで良いとさして気にもされなかった。
転んでも転んでも転んでも騒がしい悲鳴を聞かずに済む
海に落ちても音で気付き他の諜報部員が回収するので問題も無かった。
諜報部員なので口読みぐらい心得ているので意志の疎通に困る事も無かった。
然しスパンダムが伝達した事に対して返事というものが返されない事が多かった。
スパンダムは誰も聞いてくれない口を開かなくなった。
文官としての職務だけを黙々と熟した。
声も出せないので総監に媚を売る事も無くそばに近寄る事も無くなった。
声を出そうともしなくなったので声が出るのかまだ出ないのかもわからない
「まだ口はきけねぇーのか?」
総監からの威圧感のある問いにスパンダムは口を開き声を発しようとして、まだ出ない事を確認した。
「チッ、使えねぇー奴だ。知識でしか役に立たねぇーってのに、それも役立てられねぇーとはな」
スパンダムのストレスは総監の言葉によってまた蓄積された。
総監のロブ・ルッチが現場に出て本部に戻るとスパンダムの席は空いていた。
「アイツはどうした」
声が出なくなり仕事に支障が出るので退職すると総帥の元に直々に退職願いを出し、総帥から声が出なくても出来る職場に人事異動して貰ったのだと部下から伝えられたロブ・ルッチ
スパンダムに連絡をしようにも声の出ないスパンダムは電伝虫を持っていなかった。
ロブ・ルッチから解放されたスパンダムはストレスの原因が無くなり声が出せるようになって来た。
声が完全に出せるようになったが本人の希望で職場はそのままに、その部署で勤めていた。
おしまい
備考
また可哀想なお話で、仲良しいちゃラブなルチスパ好きな層に後ろめたさがあるけれど、自分は好きめの話なので仕方がないよね⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
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2023年2月22日
CP-0時代
ルチスパではある
総監とモブのまぐわいあるよ!!
スパンダム♀
裏雰囲気要素有り(総監とモブ)
呼び出しに応じた際に性行為中の上官というのはよく居た。その最中での報告も慣れたものだった。なのでロブ・ルッチの奇行にも目を瞑れた。呼び付けて報告させて何処ぞの女とのまぐわいを見せ付けられた。いや、ギルド・テゾーロの時ですら浴室で裸の女を侍らせた姿を見せられたんだ、今更そんなものを見せられても、わぁ、総監、わたしに丸出しの尻見られて恥ずかしくないのかとしか思わない
何なら上官連中に一緒にとベッドに引きずり込まれたことすらある、お陰であの地位まで行けたわけでもあるが、今はまた一介の諜報員に逆戻りした。
報告を終えて書類をサイドテーブルにでも置いて行った。25年前はあんな小さなクソガキだったのに今では女を抱くようになったかと当たり前なのにしみじみ思う
総監の執務室を後にして次いで元CP9が入室して行く様に哀れな被害者が出たと頭の片隅で少し思ったりもした。
結婚でもするかと思ってみたがどうやら結婚適齢期というものを大きく過ぎていたらしく相手探しは不利のようだ。容姿・年齢を問わずに知力だけで評価してくれる相手が居りゃあ良いんだがな
運良くも潜入捜査で婚活パーティーに参加する役割を与えられた。婚活パーティーに参加するのに適役だと選ばれたのは気に食わないが致し方無い
諜報員としての仕事はやってのけた。ツアータイプというので存外楽しめた。何せ何処に行くにも総監の付き添いだったから久しく羽を伸ばせた気のする日帰り旅行だった。総監に比べればどいつもこいつも優しい男ばかりで適度に接待モードで相手していれば向こうも居心地良さげに話しをして来るし、そもそもが適役だと言われただけあって年齢層が同じくらいのが揃っていた。わたしとしてはもう少し年上で権力のある人が好ましいが、ただ嫁が居ないだけの経済力のある男が様子見で参加していたり、それなりの地位のある男が趣味で参加していたりと参加者の理由は様々だったのだろうが、その中から目星を付けて本当に婚活してやった事はCP-0の連中には秘密だ
おしまい?
備考
これは嫉妬かなんかさせたかったけど後で痛い目見る総監𓃠
結婚の事後報告されるタイプ(ᯅ̈ )
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2023年2月23日
CP-0時代
アラスパ(メイン)
サカスパ(ちょっと)
ルチスパ(ほんのりと)
スパンダム♀
裏雰囲気要素有り
スパンダム視点
一世一代の頼み事をした。
「何じゃい、折言って頼み事とは?」
海軍元帥サカズキに
「貴方の子供を産ませて下さい」
と⋯⋯
接点なんて互いの地位を知り親が昔に一緒に仕事をしたくらいだった。
何の接点も無いに等しい相手だった。
ただ子種が欲しいと申し出ているだけのようだった。
「⋯⋯何を酔狂な事を言っとるんじゃ。そういう事は手順を踏まえてからにせい」
当然断られた。
白い目で見られる事になるが、もうこんなところまで落ちぶれちまったんだから、今更取り繕う必要もなかった。
手間を取らせて申し訳ないと陳謝し、貴方の子供を産んでみたかったと、まぁ、一応は此処を無事に出る為に建前上取り繕いはしたが⋯⋯
海軍元帥からの子種搾取後の元帥の後ろ盾計画は一応は実行してみたが失敗策だった。
次いで聖地でよく見掛ける海軍大将に標的を変えた。
「何か用か姉ちゃん」
「姉ちゃんという歳でもありませんが、折言ってお願いしたい事がありまして」
聖地に人口のお森を生やした能力者海軍大将緑牛ことアラマキに元帥にした頼み事と同じ事を告げた。
「貴方の子供を産ませて下さい」
アラマキは独特な笑い声をあげて「良い仲になりたいのか?」と尋ねて来たので頷いた。
アラマキは直ぐにおれの中に子種を注いでくれた。
早く子供が実らないかと腹を見詰めて撫でた。
そんな仕草を見て、腹に子供が居るのかと尋ねられた。
「出来たら良いなと思っているだけです」
と返した。
早く子供を身籠もって海軍大将を後ろ盾にしたい
やっと子供を腹の中に成した頃、総監に呼び出された。
子供が欲しいようだが、当てがあるのかと尋ねられ「やっと出来ましたよ、年取ってたから中々妊娠しづらかったみたいですが、やっと身籠れました。海軍大将緑牛、アラマキさんの子供です」と告げた。
外堀から埋めていこう
総監に教えたからには政府に海軍大将の子供を妊娠した事を報告したも同じだ
海軍にも報告して緑牛の父親としての後ろ盾を拒む退路を断たなければならない
海軍元帥に報告する為に電伝虫を手に取った。
サカズキに繋いで貰うと「わしの子供を産みたい言う割には音沙汰が無かったのう」と開口一番で言われた。
その節はどうも不躾なお願いをして申し訳ありませんとか何とか謝罪から入る事になった。
そして本題の「聖地に駐在しているアラマキさんと良い仲になれまして、子供を成す事が出来た事をご報告させて頂きたく思いまして」とアラマキの退路を絶った。
デスクワークをしていて構わないと言う総監に無理を言って同行した。
アラマキに捕まって堕ろさせられたらたまったもんじゃないからな
子供が欲しいと言う名目であっても、向こうはどうせ体のいい性欲の捌け口としか思ってなかっただろうから、本当に子供が出来たら慌てて堕ろさせようとするかもしれないからな
それを回避する為に遠くへ逃げた。
現地に着いても船に残され事務仕事を与えられた。
子供が出来た身体を気遣われた。
もう堕ろせないって頃にアラマキの前に現れてやった。
膨れた腹を見てサカズキさんにしっかりと世話をしてやるように言われたのにその張本人がやっと姿を現したと言った。
海軍元帥サカズキさえ押さえていれば言う事を聞かせられるんだと確証が持てた。
「産みますから」
「元々子供が欲しくて持った関係でしょう」
と言われた。
覚悟はしていたのか
海軍大将の後ろ盾を手に入れた。
世間体的に籍も入れた。
これでもし子供が上手く産めなくても婚姻という後ろ盾は無くならない
おしまい
備考
その気になっていた元帥と、その気があった総監は失恋した。
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2023年2月23日
学パロ
ヒョウスパ
ちょっとだけ
「スパンダムは友達居ないじゃろう」
歯に絹着せぬ言葉を言われたスパンダム
「お、おれだって友達のひとりぐらい居るわ」
服部ヒョウ太という転入生に校内を案内して欲しいと言われて相手してそのまま連絡先を交換させられ、電子上では友達だった。
「へぇ、意外じゃのう」
「失礼な奴だな」
「どんな奴じゃ」
「教えない」
備考
これはスパンダムも生徒の学パロのヒョウスパで、膨らまなかったやつ⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
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2023年2月24日
学パロ
ロブ・ルッチと服部ヒョウ太と同じくスパンダムも双子
ホワイトデーネタ
ルチスパ
ヒョウスパ
スパンダ♀
スパンダムはバレンタインデーに義理チョコをやったロブ・ルッチからお返しを貰った。そんじょそこらの学生には手の出せない本命相手へのお返しに相当する品だった。スパンダムは「え!?ルッチのやつ義理チョコのお返しにこんなのくれたけど、本命なのか?わたし本命!?モテる生徒会長のロブ・ルッチがこのわたしを?」と内心優越感に浸っていた。生徒会役員に放課後に日頃の労いを込めて義理チョコを全員に渡しはしたが、本日ホワイトデーにバレンタインデーの時と同じく放課後に全員がお返しをくれたのだが飴一粒というのが主流で勿論気にも留めなかったが、そんな中でロブ・ルッチには小箱に入ったタイプを貰い逆に珍しかった。
生徒からではあるが優越感と愉悦感、勝ち組な気がしてスパンダムは嬉しい気持ちに浸りながら帰宅するとスパンダムの双子の姉に当たるスパンダム(0)も同じ物を貰ったらしく大きなお屋敷の机にちょこんと置かれていた。
「これ、これは何だ!!?貰ったのか!?」
スパンダムは癇癪を起こしそうなほど激昂しかけていた。スパンダムとは似ているが弱腰でおべっかばかり使って人の顔色ばかり窺っている弱っちい姉を呼び付けた。
「それは、貰ったんだよ。本命っぽいだろ、でも相手は生徒だから⋯⋯。バレンタインデーには私からも渡しはしたけど、義理チョコだったんだ。でも、それを、好きですって言って渡されたから、どうしようか迷って、内緒にして貰っている。大学とか卒業したら付き合い始めて、人生が軌道に乗ったら結婚とかするかもしれない、もしかしたらだけどな」
そう話すスパンダム(0)の言葉に「自分はお返しは貰ったけど告白まではされていない、これはルッチからの義理で、そっちは告白付きの本命だったんだ」とスパンダムは腑が煮えくり返りそうだった。お金持ちさが規格外なので中庭に象を飼っているスパンダムはとても懐いているその象に泣き付いた。
スパンダム先生はホワイトデーにお返しを渡したら内心嬉しそうだったので自身の好感度は上がっただろうと、スパンダムと共に過ごす将来設計に一歩近付けただろうかと考えていたロブ・ルッチは朝一に生徒会室で不機嫌そうなスパンダムの姿を見て、また何処ぞの生徒がスパンダム先生の不興を買ったのかと罰する生徒の情報を伺いに向かった。
「スパンダム先生、どの生徒が不機嫌の原因で?」
生徒会長としてスパンダムに尋ねるとスパンダムは指一本だけ動かしてロブ・ルッチを指差した。
「はて、おれが何かしましたか?」
何もしてないから腹が立つんだ、バカヤロウ!姉には告白しといて、それと同じ物を義理として寄越しやがって!!と怒鳴りたいところを堪えた。
「自分で考えろ」
ロブ・ルッチはその日、スパンダムからつれない態度ばかり取られて精神に堪えた。つれない態度と言っても生徒会としての仕事での必要事項の受け答えはあるが私語が無かった。口喧しいスパンダムから話し掛けて貰えなくなってロブ・ルッチは凹んだ
そして帰宅した。家にはヘラヘラした双子の兄が先に帰って来ていた。見るだけで腹の立つヘラヘラ面だった。
「ねぇ、聞いてよ」と話し掛けられて疎ましく思うロブ・ルッチだった。今日は特にそう思った。
「昨日は言いそびれたけどさぁ、ぼくが転入して早々に一目惚れした人居るでしょ。ルッチの好きなスパンダム先生のお姉さんのスパンダム(0)さん、事務職員の人。昨日のホワイトデーに告白したら驚いた顔してて可愛かったなぁ、それでね、告白した事は内緒にして欲しいって言われて、此処からが重要なところなんだけどね、ぼくが高校と大学に行って卒業したら付き合い始めてくれるんだって、仕事が軌道に乗ったら結婚しても良いって今日ふたりで話し合ったんだ。これから何をするにも結婚前提って事になるんだよ、良いでしょ。ルッチも昨日、ホワイトデーでスパンダム先生に渡したんでしょ?告白してどうだったの?」
ロブ・ルッチは服部ヒョウ太の言葉を青筋を立てながら聞いていた。聞くに堪えないと思いながら聞かされていた。
「あれぇ〜?もしかして渡せなかったの?告白出来なかったの〜?」
「⋯⋯渡したが告白はしていない」
ロブ・ルッチはこれ以上ウザ絡みされたくないので答えを教えた。
「そう言えば、ルッチが選んだアレ、本命相手へのお返しや贈り物なんだよね、良いなぁって思ってぼくも同じのスパンダム(0)さんに贈ったんだぁ。スパンダム(0)さんは家柄が良いから直ぐに良い品だって分かってくれて、ぼくが本気だって分かってくれたんだよ。スパンダム(0)さんがぼくの事受け入れてくれたのはルッチのお陰でもあるんだよねぇ」
「は?同じ物を贈っただと?」
「お礼にスパンダム先生の情報教えてあげる」
「おれの話が先だ、いや、スパンダム先生の情報とは何だ?」
「スパンダム先生、昨日家に帰って来てから不機嫌だったんだって、ペットの象でアニマルセラピーしてたみたいだよ。嫌な事でもあったのかなぁ?」
ロブ・ルッチは憶測ではあるがスパンダム先生の不機嫌だった理由が分かった気がした。取り敢えず服部ヒョウ太を拳骨で殴った。鉄のような硬さの頭と鉄のような硬い拳がぶつかり合っただけでどちらにもダメージはなかったが⋯⋯
ロブ・ルッチは直ぐにスパンダム先生に連絡を取った。電話をかけた。出てくれなければ繋がりもしない電話だが⋯⋯
呼び出し音が数秒鳴りスパンダム先生と繋がった。
「スパンダム先生、お耳に入れておいて頂きたい事があります」
「⋯⋯なんだよ」
「スパンダム先生には姉がいらっしゃいますよね」
「居るけど何だよ!」
カッと怒ったように口調がキツくなったスパンダム先生に矢張りとロブ・ルッチは不機嫌の理由が憶測から確信に変わった。
「スパンダム先生のお姉さんに昨日贈り物をして告白をしたのはおれではありません。おれの兄の服部ヒョウ太です。おれじゃありません。おれが想いを寄せているのは今も昔もあなただけです」
電話口の向こうから騒がしい音だけが聞こえた。驚いて携帯電話を落としたりずっこけたりしているのだろう
「おま、お前、突然何を言っていやがる⋯⋯本当に姉に告白したのはルッチじゃないんだな⋯⋯?」
「はい、おれが告白したのは、スパンダム先生にです。先程。スパンダム先生、今日はずっと嫉妬で機嫌が悪かったんですね。おれの事を少しは好きだという事ですかね?」
「⋯⋯⋯⋯ほんの少しは⋯⋯でも誰にも言うなよ!教師でいられなくなるからな!」
「おれが大学生になったら付き合って、社会人になったら結婚してくれますか?スパンダム先生と同じく教職員を目指します」
「夫婦は同じ学校に勤められないんだぞ?」
「そんな物はどうとでもしてやります。スパンダム先生もスパンダイン理事長の権力で家族と同じ仕事場に勤められているじゃないですか」
「うん、まぁ、そうだが」
「スパンダム先生はおれと結婚してくれる気があるんですね。それを知れて良かったです。おれの将来設計にまた一歩、いえ、おれの将来設計が大きく前進しました」
「⋯⋯うん、まぁ、良いよ。でも誰にも秘密だぞ?内緒にしてくれよ?服部ヒョウ太にも言うんじゃないぞ?」
「⋯⋯」
「言うんじゃないぞ!?服部ヒョウ太に喋る事はフクロウに話して聞かせた内緒事と同じだと思え!」
「わかりました。その分、ふたりだけの時はイチャイチャさせて下さいね」
ロブ・ルッチはピッと通話を切った。スパンダムは通話が切れた先にぎゃあぎゃあ喚いているが相手にはもう繋がっていなかった。ロブ・ルッチは服部ヒョウ太に自分もスパンダム先生と婚約をしたという事を言ってやりたかったが、ふたりだけの内緒事だとスパンダム先生に言われたので秘密を守る事にした。
翌日にはスパンダム先生の先日とは違ったロブ・ルッチに対するそわそわした余所余所しい態度に生徒会メンバー全員がロブ・ルッチの将来設計が前進した事を理解した。
おしまい
備考
スパンダム先生たち性別不詳なんだなぁ、どっちでも行ける⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
あ、姉とか私って言ってるから女の人か(ᯅ̈ )
スパンダム先生はCP9司令長官ぽい人⸜(ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ)⸝︎︎𓃰
スパンダム先生の姉のスパンダム(0)はCP-0諜報員ぽい人で事務職員⸜(ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ)⸝︎︎
スパンダムゼロって読むのかは知らないです(´•ᴗ•;ก)
服部ヒョウ太、マスク除けたら総監の顎髭ポヨ〜ンって出て来るかもしれない⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
苗字が違うのは孤児で施設から別々に引き取られて今は一緒に暮らしているとか?中学生が!?服部ヒョウ太のパッパはハットリになるのか⋯⋯?(´•ᴗ•;ก)?
分からない、まぁ、いいか⸜(ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ)⸝︎︎
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2023年2月25日
CP9時代
ヒトヒトの実の能力覚醒で人外を人間に変える力を持った能力者にファンクフリードが技をかけられ人間になった話
ファンクとスパンダムはカプじゃないと思うけど
ルチスパ混入
象剣のファンクフリードは、覚醒したヒトヒトの実の能力者に人間にされてしまった。象になる事も剣に戻る事も出来なくなった。
「スパンダムスパンダム」
スパンダムよりも5歳程年下の男がスパンダムに抱き付いて髪をすんすん匂い頭を撫で回している
スパンダムはファンクフリード相手という事もあり邪険にはせず好きにさせておいた。偶に頰に唇を寄せて来るが最初はフリーズしかけたがもう慣れた。後ろで護衛として並んでいる黒服の諜報部員達はまだ慣れない様子だったが⋯⋯
「スパンダムスパンダムこっちみて」
名前以外の言葉を発したのでファンクフリードの方に顔を向けると唇を寄せられた。唇に⋯⋯
さしものスパンダムもフリーズした。そしてファンクフリードの顔を押し退け
「ファンクフリード、誰にでもこんな事するんじゃないぞ?わぷっ」
躾けようとしてまた唇を重ねられた。スパンダムが象剣の鍔に唇を寄せたり象の姿のファンクフリードに自分が唇を寄せていたので仕方ないとは思ってはいるが人前でもして来るファンクフリードに注意しようとしたがファンクフリードは聞く耳を持っていない
「ファンクフリードは悪い子か?」
いつも良い子だと言われていたファンクフリードは悪い子だと言われそうになってしょげた。眉を下げしょんぼりするファンクフリードに罪悪感が湧いて来て
「ファンクフリードは悪い子じゃねぇーよ」
頭を撫でてファンクフリードを宥めた。唇にすると怒られてしまうと学習したファンクフリードは髪と耳と頰に唇を寄せていた。首に唇を寄せるとまたスパンダムがフリーズして、首を押さえて「ファンク、首はダメだ」顔を赤らめてファンクフリードに告げた。
全てスパンダムの長官の執務室で起こっている事で、スパンダムは書類仕事をしながら隣に座らせているファンクフリードに撫で回されていた。
ファンクフリードを風呂に入れるのも一苦労だった。力のある諜報部員に任せようとしたがスパンダムと離れると象の怪力で大暴れしたらしい
結果としてはスパンダムが世話をする事になった。風呂場でも抱き付いて来るファンクフリードの髪を洗い、顔を洗い、体を洗っていく
水が身体の表面積を覆う割合が大きくなるに連れてファンクフリードの元気が無くなり、力も弱くなり、大人しくなっていった。
「もう少しだからな?」
全身洗ってやるとお湯をかけてやっと人型のファンクフリードを洗い終わると髪と身体を拭いてやって自分の入浴タイムに入った。ファンクフリードの事で疲れが溜まっていたので途中で寝落ちしてしまい目を覚ますと自分のベッドの上だった。服を着ずに布団の上に乗せられ包むように巻かれていた現状に、ファンクフリードが寝落ちした自分を風呂から引き上げてくれたのだと理解出来た。ファンクフリードは隣でスヤスヤと寝ていた。寝巻きはちゃんと着せてやっている
ファンクフリードの頭を撫でていると「長官」と声がしてスパンダムは驚いて飛び起きた。そこにはロブ・ルッチの姿があった。
「何だ、ルッチか、脅かしやがって」
スパンダムは上がった心拍数を落ち着かせようとした。
「その男は何処のどいつですか?長官が夜伽の相手をするほど重要な人物で?」
「は?何言ってんだこのマヌケ!こいつはおれの可愛い⋯⋯」
言いかけてスパンダムは自身が裸である事を思い出して布団を身に纏いいそいそと着替え始めた。そしてファンクフリードの着替えも持って来てファンクフリードを起こして着替えさせようとした。
ファンクフリードを揺すり起こして寝巻きのボタンを外し寝巻きを脱がせ、シャツに腕を通させてボタンを留めていく
その間にファンクフリードはスパンダムの髪の匂いを嗅ぎ、頭を撫で、髪に唇を寄せていた。
ロブ・ルッチは目の前で行われる睦言の延長戦のような行為に青筋を立てていた。
「長官」
「あ、ルッチか、忘れていた。ほら、着替えが終わったぞ、歯を磨いて顔を洗って食事だ」
優しいその口調にロブ・ルッチは嫉妬というもので精神のコントロール権を失いそうだった。
「ルッチ、こいつはファンクフリードだ。お前が任務に出ている間に襲撃を受けてファンクフリードが能力者によって人間に変えられた姿だ。今のところ剣にも戻れないし、象にもなれない。海楼石をつけても弱るだけで変わりはなかった。時間制限のある能力かは分からねぇ、能力者が死ねば能力が切れるのかも分からねぇから、取り敢えずは能力者を探し出して能力を解かせる算段ではいるが、今はまだ見つかっていない。ファンクフリードはおれと一緒じゃないと象の怪力で暴れるらしくてな、ずっとそばに置いている」
ファンクフリードの寝巻きの下を脱がせて、別の物を足を通させて穿かせて、立たせてからシャツを中に入れて金具を留めてチャックを上げるスパンダムの姿にロブ・ルッチは少なからずムラっとした。相手がファンクフリードだとわかった時点で嫉妬という気持ちは消え去った。ファンクフリードには誰も敵わない、そんな事はスパンダムと出会って早々に知る事だ
ファンクフリードと渡り合えるのなど父親のスパンダインぐらいだろう
ロブ・ルッチはスパンダインを抜く事は出来てもファンクフリードには勝てる気はしなかった。
ベルトを通して、シャツの上にベストを着せてやった。
「何故裸で寝ていたのですか?軟弱なので風邪をひきますよ」
「軟弱言うな!風呂場で寝落ちしたんだろ、記憶にない」
「それは危険ですね、今度からおれが付き添いましょうか?」
「⋯⋯便利そうだが、お前の前で裸になる事には抵抗があるな」
「安心して下さい。見慣れていますので」
「え?なんで???」
おしまい
備考
おしまいです⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
最後の二行付け足して終わらせたのでロブ・ルッチがスパンダムのお風呂覗いてる人になっちゃったよ⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
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2023年2月26日
悪役令嬢風スパンダムはこれが周回中の人生だと気が付いた話
ルチスパ未満
「ルッチ、正直に言えよ」
「はい」
「誰がCP9司令長官に相応しいと思う?」
「何故そのような質問をおれにするんですか?」
「質問してんのはこっちだろ。ボスの器に相応しい主管や諜報部員に心当たりはあるのかって聞いてんだよ」
「それは長官を含まなかった場合の質問ですか?」
「そうだよ」
「それならば⋯⋯」
ロブ・ルッチが任務に出て戻って来るとCP9司令長官が代わっていた。ロブ・ルッチがスパンダムに告げた男になっていた。あの人はどうしたんだと同僚に問えば「まぁ、あれだ、分かるだろ?」含みを持った言い方をされて「お前には死んだと伝えておいてくれと言われていたがよぉ、実のところは今までしでかした事が露見したとかで左遷されたらしい。何処に飛ばされたのかは俺も知らねぇーよ」と教えられた。
スパンダムに自分が告げた男がCP9司令長官になっているからにはこれはスパンダムが仕組んだ事、何か姿を隠さねばならない理由が出来たとかで、いずれは戻って来るのだろうと考えたロブ・ルッチだったが一ヶ月経っても三ヶ月経っても半年経ってもスパンダムが戻って来ないので、本当にCP9司令長官職を辞めたのだとやっと理解した。ロブ・ルッチはスパンダムの形跡を探し、痕跡を探し、スパンダムを探した。どうやら政府の役職にすら就いていない様子だった。あの権力が一番のスパンダムが何を血迷って一般庶民になろうとしたのか?自分が常日頃からボスの器に相応しくないと言っていたのが原因か?もっとボスらしく振る舞って貰いたいだけだった。
精神的にも成長して、ボスらしく責任ある言動をとって貰いたいだけだったのにと思い、ロブ・ルッチはスパンダムを復職させる方法を考えた。
おしまい
備考
何回やってもダメだから政府の職からもロブ・ルッチからも逃げ出したスパンダム⸜(ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ)⸝︎︎𓃰
悪役令嬢風かは知らない(ᯅ̈ )
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2023年2月28日
一瞬で終わるメモ
スパンダムが人魚でロブ・ルッチが魚人
上半身は人間と変わらず下半身は淡い紫色の魚の半身を持つ人魚のスパンダム
ロブ・ルッチは海豹の魚人だった。
海象をペットに持つスパンダムは、海豹の魚人に目をかけてやっていた。
備考
漢字に変えると象のファンクフリードは海象(セイウチ)になって、豹のロブ・ルッチは海豹(アザラシ)になっちゃうから、セイウチのペットを持つスパンダムは当然アザラシも可愛がっちゃうよねというメモ⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
ヒョウアザラシだと怖いけどね(ᯅ̈ )
ゾウアザラシも居るから、どの海の生き物と魚人になるかわからないなぁ⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
スパンダムが海の生き物か魚人だとちょっと弱めにガイコツパンダホヤで良いかな?⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
パンダツノウミウシでも良いけど(ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ)
どっちにしても小さき命なので魚人のロブ・ルッチが肩に乗せてる𓃠(ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ)
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2023年2月28日
奴隷オークションにかけられた元政府の殺戮兵器ロブ・ルッチ
ルチスパ未満?
奴隷オークションで四肢に海楼石の枷を付けられた人間が売りに出された。政府の殺戮兵器のロブ・ルッチだった。元だが
商品の説明を終えると直ぐに億の単位で競り合いが始まった。
スパンダムはそれをCP-0諜報員として天竜人にお供しながら高みの見物をしていた。
「アレはいい物ですよ。私も一時期部下として手元に置いていましたが、一度失態を犯した事はありますが、他は優秀な物でした。ペットとしても護衛としても申し分無い強さです。海楼石を外せば動物系の悪魔の実を食べた能力者なので人獣型・獣型にもなります。魚人にも力は劣りません」
オークションにかけられたロブ・ルッチのプレゼンをしてやると護衛中の天竜人はその気になり億単位の競り合いに参加してロブ・ルッチを競り落とした。
聖地マリージョアに持ち帰り躾が済めば自分のペットとして扱うと、天竜人はロブ・ルッチの鎖の手綱をスパンダムに持たせた。
スパンダムは口が上手く天竜人の懐に入り込め、おべっかを使い持て囃し、そんなスパンダムを護衛のCP-0諜報員と共に付き添いとして連れて聖地マリージョアから出る天竜人もちらほらと居た。スパンダムは博識だったので問えば何でも説明してくれる、便利な歩く辞書、生き字引として重宝されていた。
ロブ・ルッチはペットとしての躾を受けた。鎮静剤を沢山打ち込まれおとなしくなっていった。
そして時が来た。下々民、革命軍、ヒトヒトの実・幻獣種・モデルニカを食べた者たちが天竜人を打ち倒しに聖地に乗り込んで来た。
その混乱に乗じてスパンダムは鎮静剤の解毒剤をロブ・ルッチに打ち、起爆装置付きの首輪を解錠して聖地マリージョアから連れ出した。ロブ・ルッチの仲間だったCP-0諜報員もそれを見て同行した。
「⋯⋯スパンダム」
「終わりだ。法律は塗り替えられる。天竜人に付いても無駄だ。新しい法が世界を支配する。政府が悪になり革命軍が正義になるか、海軍が悪になり海賊が正義になるかの瀬戸際だ。鎮静剤を打たれて牙の抜け落ちた、まだフラついてるお前じゃ戦力にもならねぇ頂上決戦だ。政府と海軍が奴等の言葉に耳を傾け妥協した時点で負けが決まる結果の見えた戦いだ。天竜人なんて命かけて守ってやる義理もねぇーだろう?」
「あなたがいれば、おれはなにもいらない」
「そりゃあ、簡単だ」
おしまい?
備考
鎮静剤打ち込まれたってところで放置してたの付け足して終わらせたら天竜人も終わった⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎
ルッチが売りに出された理由は知らない(ᯅ̈ )
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2023年2月28日
CP-0時代
本誌ネタ
ルチスパ
ロブ・ルッチ視点
CP5の諜報部員が任務先から戻らないと知ったスパンダムの奴は些細な失敗が多くなり溜息が出た。アンタがそんなに情をかけてやるほどの奴等なのかと⋯⋯。アンタには人情など無い、人の心の無い、無情がお似合いなのに。かけて精々父親と愛剣だけだと思っていた。それなのに昔の部下の事を気にかけるなんぞ、らしく無い
「昔の部下がそんなに心配か?」
「アイツらは、おれに良くしてくれたんですよ。顔をやられて入院した時も見舞いに来てくれたし、背骨を折られて満身創痍のあの時も見舞いに来てくれた。護衛も買って出てくれた。悪い奴らじゃねぇーから死んで欲しくない⋯⋯勿論任務なんで私情は挟みはしませんよ。ただ無事に戻って来て欲しいだけです」
CP5の諜報部員が任務先から戻らないと連絡が入り、それを耳にしたスパンダムはソワソワとし始めて「アイツらはメンバーに選ばれていないのか?どっちなんだ?電伝虫で連絡でも入れてみるか?」見聞色で奴の心の中を探った。
「これが行方不明者のリストだ」
スパンダムに任務に参加したCP5諜報部員の名前の載ったリストを見せてやった。リストを手に取り全員の名前を目で追い礼を言いリストを返して来た。
「お前の元部下は入っていたのか?」
「はい、全員入ってました」
「そうか」
CP5諜報部員の失踪した任務先の未来島エッグヘッドへと新たに諜報部員を送り込み調査に向かわせた。CP7を投入し、それもまた連絡が途絶え、次いでCP8を送り込み、そして只事では無くなりCP-0諜報員と海軍が精鋭部隊を組んで出向く事になった。
「⋯⋯戻ったら大事な話がある」
「⋯⋯それってフラグが立つってやつじゃないですか?」
おしまい
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