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    たらpoipiku

    同性同士も異性同士も恋情も友情も割となんでも食べる。
    あわないものは次からは食べない。
    左右も気にしないタイプ。
    短い会話しか書けない系。
    今はダイ大。勇者と大魔道士のコンビが好き。
    みんな好き。
    先代勇者と先代大魔道士と占い師と姫さんを贔屓にしがち。
    キャプションに明記なければダイ+ポップです。
    ×要素は殆どないはず。

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    POIPOI 66

    たらpoipiku

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    ダイ+ポップ
    本編終わって数年後のダイとポップの会話。
    シンプルにお互いが互いの最優先な感じの。

    ##ダイ大本編終了後
    ##モラトリアム
    ##romosoku0326

    モラトリアムな日々-晴耕雨読- 戦いにあけくれた魔界での数年が、まるで夢のように感じられるほど穏やかだった。
     ここはデルムリン島、当代の竜の騎士の住まう楽園。ポップはブラスの家から少し離れた場所に家を建ててもらって住んでいる。さほど大きくない家ではあるが、かつての仲間がこの島に訪れることを踏まえ、客用寝室が数室ある。とはいってもダイが入り浸っているのはポップの寝室だが。
     本日は雨。
     雨が降ったらお休みなので、ポップはベッドにうつ伏せに寝転がって魔法書を広げている。その隣でごろごろとしながらダイは聞く。
    「ねぇポップ、おれ こんなにゆっくりしていいのかな?」
    「何かしてぇこととか、やんなきゃいけないことがあるか?」
     ポップはうつ伏せのまま魔法書から顔を上げずに質問に質問を返す。
    「……何も」
     魔界から帰ってきてから、いや帰る前からダイはずっとそう答えていた。自分の希望を口にはしない。時折、優しく笑って「どうしたらいいと思う?」と聞くだけで。
    「じゃあいいじゃねぇか。今月の予定はとりあえずアレだ」
     ポップが示した先にある黒板-かつてアバンが使っていたものよりも大きい-には今月の予定が一覧されている。ダイの勉強の日、ポップの研究の日、街へ買い物する日、ダイの勉強の日、ダイの勉強の日、姫さんが来る日、師匠のところへ行く日などなど。
     自身では何も欲することはなく、ただただ皆の期待に応えようとするダイのためにポップは”日常”を設けることにしている。”日常”の中で、いつかダイのやりたいことが見つけることができるようにと。そして何をするにしても必要な基本的な知識が備わるようにと。
    「うーん」
    「嫌なのがあんのか?別にオレの研究や買い物に付き合う義理もねぇし、勉強はまぁやった方がいいかなって思うから設けているけど」
    「勉強とか嫌じゃないよ。アバンの書とか読めるようになってきたの嬉しいし。ポップの持ってきた本とか面白いし。ノヴァに手紙を書くのも楽しいし」
    「おまえ、地の頭がいいからさ。アバン先生が作ってくれた基本的な学習の要綱もあと半年ぐらいで終わるし。で、そっからまた興味のあることがでてきたら、その分野の要綱を作ってもらおう」
     そしてポップはまた書の世界に没入する。ダイはうつ伏せのポップの腰を枕にした。しかしポップは何も反応しない。
    「ポップ」
    「なぁんだよ」
    「じゃあポップのやりたいことってなに?」
     ダイはえいやとポップの背後から覆いかぶさる。やはりポップは特に気にせず書物をめくりながら答える。
    「今はこれを読む」
    「そうじゃなくて。ポップ、ずっとおれのことばっかじゃないか」
    「そっか?」
     ポップは顔を上げて予定をみる。自分の修行の日もある、だらだらと買い物の日もある、ダイに勉強を教える日もある、好きなようにだらだらやっている。いや、そういえば。
    「やべ、カールから依頼されたものをもっていく日が入ってなかったな」
    「そうじゃなくて。おれはポップがここにいるのは嬉しいよ。嬉しいけど、ポップなら宮廷に仕えるとかそういう仕事もあるんじゃないの?」
    「いやぁ、オレを蹴落としたやつがオレといるのが嬉しいと言ってくれるなんてなぁ」
    「なんだよ ポップだっておれのためにメガンテしただろ」
    「あれは仕方なかったんだよぉ」
    「おれも仕方なかったんだよぉ」
     と、いつものやりとりをして二人揃ってへへへと笑う。きっと同じ状況になれば二人とも同じことをしてしまうのだろう。たとえどれほど相棒が怒り嘆いたとしても。しかたがない、これはきっとずっと譲れない。
    「しっかし、オレが宮仕えねぇ」
    「あったんだろ、そういう話も」
     ダイの声の成分に不安が増していく。よっこいしょと言いながらポップは仰向けになるとダイを抱え込む。「おまえ でっかくなったな」と少し悔しそうに言いながらダイの頭をわしゃわしゃと撫でた。
    「なぁに心配してやがんだ」
    「おれ、なんの役にもたってないし、ポップはほんとはもっとみんなの役にたてるのに」
    「おめぇがおめぇの実感できるかたちで役に立ってたら世界は大ピンチだろ。あぁ、でも洞窟やらなんやらの調査依頼の仕事、請ける回数を増やしていいか?」
    「うん」
     雨の音が大きくなる。雷鳴も響く。ダイは雨や雷鳴が好きだ。それはかつてポップと共に呼び寄せた力だから。
    「オレはもともと真面目に仕えるってよりも、気楽に好きなことだけやりたい性分だしさ。おまえがこうしてオレの適当なやりたいことに付き合ってくれるの嬉しいけどな」
    「ポップがおれに付き合ってくれてるんじゃないの?」
    「もっかい聞くぞ。おめぇは何かしてぇこととか、やんなきゃいけないことがあるか?」
    「……ない。……けど、おまえと勉強したり冒険したりするのは楽しい」
    「じゃあ、オレはオレのやりたいことができてるよ」
     やりたいことが見つからなくてもいい。誰かのやりたいことに応えなくてもいい。ただ、ダイが楽しく日常を過ごしてくれれば、ポップのやりたいことは叶っているのだ。
     今日はもう雨が止みそうにない。雨が降ったらお休みと決め込んでいるポップは微睡みはじめた。平和になって以降、ポップの寝つきはなかなかのものだ。すぐに規則的な寝息をたてはじめる。
    「もし雨を止めないでほしいって言えば、おまえは本当にそうしてくれるんだろ」
     ポップの眠りを邪魔しないようにダイは小さく小さく呟く。
     ここに眠るのは頼れる相棒にして人間界最強の魔法使い、いや、もはや人間界と限定しなくてもいいだろう。ダイの小さな願いも大きな望みも叶えてくれる最強の魔法使い。ダイが、ずっとこうしていたいと言えばそれもきっと。
     それは願ってもいいことなのか、ダイにはわからない。ただ今はポップの規則正しい寝息と強くなる雨の音が心地いい。
     だからダイはポップに倣って、ひとまず微睡むことにした。
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    たらpoipiku

    MOURNINGたまきず時空にて、最終決戦の深層神殿へ行く前夜の会話だけ。
    マトリフ師匠とアバン先生とクロコダインを呑ませたいなと思ってたら、ホントに中身のない会話をしはじめて、まとまらず。呑んだくれているのでテンポもあがらず。
    これ以上、どこにも話が行きそうにないので、とりあえずアップしてみました。

    本当は、師匠が寿命で亡くなってもミラドで逢えるかもって話もしようかと思いましたがそぐわない気がしたのでカット。
    絆の旅路-捏造7章5.6話の別の部屋 呑んだくれな大人たち-マトリフとアバンが割り当てられた部屋にて。
    外で寝るなら床で寝てもいいだろうと誘われたクロコダインがかなりの酒瓶を消費している。



    マトリフ
    「ってぇことは、おめぇが凍ったハドラーをかっぱらった張本人か!」

    アバン
    「マトリフ。『かっぱらった』は無いでしょう。当時のクロコダインの立場からすれば『頼まれて、取り返した』ですよ」

    マトリフ
    「うちの弟子が地面を火炎呪文で掘ったことがある。それはおめぇさんに倣ったってハナシだが。それの大元があの時のハドラー強奪たぁね」

    アバン
    「どこで縁が繋がるかわかりませんね」

    マトリフ
    「オレが使うには気持ちのわりぃ言葉だが、これもピラの言葉を借りると絆が繋がったってやつかね」

    クロコダイン
    2122

    たらpoipiku

    DOODLE絆の旅路7章のネタバレあり。
    ダバの里の後、深層神殿まで。
    ポップとレオナと少しダイ。

    ダバの正体を知った後にこんな会話をしてたら楽しいかもな、という想像です。
    レオナも呼ばれるかもしれないねっていう会話をしています。


    実際のシナリオと整合性がとれてない可能性大ですし何でも許せる人向け。
    絆の旅路-捏造7章5.1話 魔法使いと賢者の密約-レオナ
    「わかったから、単独行動しないから。最低でも誰かと2人、基本は3人でしょ。ゴメちゃんとメルルと一緒にいるようにするわ。あたしに何かあったらゴメちゃんについててもらって、メルルがダイ君たちに連絡をいれるようにするから」

    ダイ
    「ほんとうにわかってる?」


    レオナ
    「わかってるから!出発までの間、バランに稽古をつけてもらうんでしょ。行ってらっしゃい」

    ダイ
    「うん、行ってくる」

    レオナ

    「……」

    ダイ
    「ほんとうに大丈夫かなぁ」

    レオナ
    「いいから!はやく行きなさい!」

    ダイ
    「行ってきまぁす!!」




    ポップ
    「どうしたんだよ」

    レオナ
    「あたしがポップ君のようにゼバロに呼ばれるんじゃないかって心配みたい」

    ポップ
    「魔法使いのおれが元勇者のゼバロに呼ばれたってこたぁ、賢者の姫さんも呼ばれるかもしんねぇもんな」
    1425

    たらpoipiku

    DOODLE魂の絆のラストのネタバレありまくり。

    最終決戦の深層神殿へ行く前夜。
    それぞれがこんな会話をしてたかもな、という想像です。
    まずはダイとポップとレオナ。

    もどった場合の記憶の有無は完全に想像です。ただ、正式な手続きで呼び出されたわけじゃない(世界の秩序を保つロウィに呼び出されていない)キルは記憶を保持し続ける気がします。

    実際のシナリオと整合性がとれてない可能性大ですし何でも許せる人向け
    絆の旅路-捏造7章5.5話 深層地下神殿近くの街の宿屋にて-決戦前夜レオナ
    「あ、ダイ君、丁度いいところに。今晩の部屋割りなんだけど」

    ポップ
    「今晩の?いつものでいいじゃねぇか」


    【いつもの部屋割り】
    ・ダイ、ポップ、ゴメ
    ・マァム、レオナ、メルル、ピラ
    ・アバン、マトリフ
    ・きずゆう、ノヴァ
    ・ヒュンケル、ラーハルト
    ・バラン


     補足/野宿
    ・ベッドにおさまらないクロコダイン(ときどきノヴァときずゆう)
    ・ハドラー、フレイザード、ヒム


    レオナ
    「ポップ君、明日は深層地下神殿へ行くでしょ。そしてゼバロを倒したら元の世界にそのまま戻るかもしれないわ」

    ポップ
    「ピラの言うまんまなら、おれとダイはロモスに向かう船の上へ戻るんだっけか。ってこたあ、それぞれ最初に呼び出された時間にってことだな」
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    たらpoipiku

    DOODLE姫とポップの会話「破邪の秘法を手に入れたいのよ!」のおまけhttps://poipiku.com/3116479/8484548.html

    上を出力したら、今度は脳内でポップと師匠が会話しだしたので出力しました。
    破邪の秘法を手に入れたいのよ!の後のポップとマトリフ「てことで師匠、姫さんたちも一緒に行くことになったんだ。ちょっとでも洞窟の攻略のリスクを下げてえから。師匠んとこになんか資料あったら貸してくんね?ってなんだよ、その顔。師匠がこうなるように仕組んでたのかよ」
    「いや、姫から事前の連絡はあったがな。洞窟に向かうのにおめぇを巻き込むから、おめぇが1人で行こうとしたら足止めしてくれってな」
    「姫さん…手回しはええよ」
    「オレとしては姫の同行は賛成だ。でなきゃ、おめぇは1人で洞窟に行くつもりだったろ」
    「だって、あの洞窟の攻略は魔法が使えるヤツらのが有利だろ。パワーやスピード自慢の連中を連れてくよりはおれ1人の方が小回りがきくって思ったんだよ」
    「アバンを動かせねえ前提なら、姫の提案したパーティが最適解だろうが。旅慣れて軽い怪我なら自分で治せるレーダーに、回復呪文が使える近接戦闘職、おめぇより頭がキレておめぇより腕力のある賢者姫。前も洞窟内で女4人でミナカトールでリレミトしたんだろ?今度もなんかあったらそれで緊急退避できらあ」
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