斑千が添い寝する話夕方、寮の廊下でばったりと千秋に出会う斑。疲れきった顔をした千秋を心配するけれど、今日はこれ以上仕事はないから部屋に戻るだけだと話したが、小脇に真新しい台本を抱えて居た。
ちょっと話そうと、自分の部屋に連れ込む斑。
渉は舞台の地方公演で1週間程不在。宙はユニットの仕事で今日は戻らない。スバルは生放送があると出掛けたばかりだった。同室の人たちはいない。
このまま部屋に帰してもきっと寝ない気がする。自分の目の届くところで睡眠を取ってもらいたいけれど、素直に聞いてくれるだろうか。
「千秋さん、俺最近良く眠れないんだ」
「そうなのか? それは心配だ」
「そうか。じゃあ、ちょっとだけ添い寝してくれないか?」
「え?そ、添い寝?」
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