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    ベース同じで書き換えるので…。
    (ドラマティカパロ)
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    recommended works

    いとう

    DONEフェイビリ
    まぶたの隙間 橙色にきらめく髪が視界に入ると、ひっそりとゆっくりとひとつ瞬きをすることにしている。
    そうしている間に九割以上向こうから「ベスティ~!」と高らかに響く声が聞こえるので、安心してひとつ息を吐き出して、そこでようやっと穏やかな呼吸を始められるのだ。
    それはずっと前から、新しくなった床のビニル独特の匂いを嗅いだり、体育館のメープルで出来た床に敷き詰められた熱情の足跡に自分の足を重ねてみたり、夕暮れ過ぎに街頭の下で戯れる虫を一瞥したり、目の前で行われる細やかな指先から紡がれる物語を読んだり、どんな時でもやってきた。
    それまでの踏みしめる音が音程を変えて高く鋭く届いてくるのは心地よかった。
    一見気性の合わなさそうな俺たちを見て 、どうして一緒にいるの?と何度か女の子に聞かれたことがある。そういう時は「あいつは面白い奴だよ」と口にして正しく口角を上げれば簡単に納得してくれた。笑みの形を忘れないようにしながら、濁った感情で抱いた泡が弾けないようにと願い、ゴーグルの下の透明感を持ったコバルトブルーを思い出しては恨むのだ。俺の内心なんていつもビリーは構わず、テンプレートで構成された寸分違わぬ笑みを浮かべて大袈裟に両手を広げながら、その後に何の迷いもなく言葉を吐く。
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    p19691110e

    MAIKING書きたいところだけ
    ・一般人パロ
    ・同居してる
    ・距離感近い
    キースとヴィクター「………暇だな」
    「そうですね」
    「…天気いいよなぁ」
    「そうですね」

    リビングにあるソファに座って文庫本を読むヴィクターの膝に頭を乗せてただテレビをぼーっと見ているオレ。一緒に住むようになってから、オレが二日酔いの日のお決まりの構図だった。受け答えはあるものの、小説に集中しているのか全部返しが「そうですね」になっている。前に指摘したら、「…善処します」と渋々といった顔で聞き入れてくれたみたいだったけど、結局それは変わらないらしい。
    同じ大学だったヴィクターと出会ったのは入学式の日。サボるか悩んで講堂の近くのベンチにいるときに、白衣を着たヴィクターが物陰にうずくまっているのを見つけた。何してんだ?と声をかけると、驚く様子もなく「観察をしています」と、アリの行列を指さした。アリたちは大きな何かを運んでいるようだった。そのあと、特に縁もなく、春が終わって1年目の夏休み前。新歓で散々飲み酔い潰れたオレを道端で見つけたヴィクターが、オレを家に連れ帰ったらしい。ヴィクター曰く、「絡まれて離れてくれなかったので致し方なく、です」とのことだった。因みに起きた時はパンイチだった。服はヴィクターが全部拾ってくれて洗濯までしてくれていた。
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