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    yuki33510

    @yuki33510

    座くんと猗窩煉

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    POIPOI 14

    yuki33510

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    さくさん(@saksak1100)と合作の軍パロの続編
    今回は1枚のイラストでの合作
    ◯ユキ(❄️、🔥さんアタリ、背景)
    ◯さくさん(🔥さん)
    さくさんが描く逆Ver↓
    https://poipiku.com/119217/9819285.html

    軍パロシリーズ↓
    https://www.pixiv.net/artworks/113238262

    🔓↑18?(yes/no

    #猗窩煉

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    ほしいも

    DONEガチャポンと猗窩煉
    ■現代パロディ、男子高校生
    この世の終わりのような顔って、きっとこういう表情なんだろうな。
     ゲームセンターの一角、それなりに往来のあるこの場所でしゃがみ込む級友の姿を見下ろして、煉獄杏寿郎はぼんやりと考えていた。並んで立っている時は大体同じ高さにある顔を見下ろすのはなんだか新鮮で、飽きずにその姿を見ていられる。短くさっぱりと切られている毛髪は自称地毛のピンク色で、右回りのつむじも、その下に見える日に焼けていない頭皮近くまでしっかりピンク色なので、自称じゃなくて本当に地毛なのかもしれない。左手に握った百円玉はみるみる減っていって、代わりに彼の周りに転がるカラフルなカプセルが増えていく。膝を抱えるように、体を小さくたたんでしゃがんだまま、また百円玉を貯金箱みたいな狭い投入口に三枚突っ込んで、レバーを回す。ガリガリとレバーが何かを掻く音がした後にカタン、と軽い音がしてカプセルが落ちてくる。ガチャガチャポン、という手軽さはなく、またレバーを回す級友の顔もまるで縋るような必死な形相だった。

    「絶望…絶望しかない。」
    「やすやすと絶望なんてするな。」
    「全然出てこない!なんでだ!」
    「確率。」
    「現実の話しをするな!少し 1800

    ほしいも

    DONE藍色の線と猗窩煉

    ■現代パロディ
    ■恋人で同棲

    タトゥースタジオに行く話しです。
    ファーストタトゥーは二の腕に入れた二本のラインだった。左右の腕に対象に入れた藍色の線がしっかりと定着し、痛々しく見える腫れが引くと、もうこのラインがない体を思い出せないくらいしっくりと馴染んだ。次は腹、胸、腕は二本の線から手首へ向かって縦に走るラインも追加した。
     新しいタトゥーを入れるきっかけは衝動のようなもので、ある時ふと素肌であることに違和感を覚えるというものが殆どだった。風呂上がり、鏡に写る自分の体に未だ入れてもいないラインが見えた気がする、そうするともう素肌のままでいるのが心許ないくらいの違和感があるのだ。

     体にある彫り物全てを任せているスタジオに足を運ぶ。雑居ビルの四階、初めて訪ねた時からずっとエレベーターは故障中のままだ。狭い階段を上る、二つの足音が反響する。
    「君、毎度こうやって体に傷を入れる為に階段を上っているのか。」
    「お前だってつまらない授業のために毎日階段を上っているんだろう?」
    「俺の授業は面白いと結構評判がいいんだぞ。」
     新しくタトゥーを入れようと思う、そう恋人に言うのは初めてだった。付き合い当初、衝動に任せてファーストタトゥーを入れる時も黙っていた。 2552

    ほしいも

    DONE自分にしか見えないお友達の猗窩煉
    ■少年煉獄と鬼の猗窩座

    イマジナリーフレンドの猗窩座っていう素敵な夢を見せて頂いたので。
    おやすみなさい、と母の優しい声がして肩まで柔らかいブランケットが掛けられる。目蓋が重くなって、睫毛越しに映る母の姿が霞んでいく。自分の耳に届いた最後の音は、ゆっくりと吐いた自分の息と静かに閉じられたドアの音だった。後は夢の中の世界だ、と思って眠りに落ちたつもりだった。

    「杏寿郎。」
     凛とした鐘が響くような母の声でも、背筋が正されるような荘厳な父の声でもない、家族ではない"鬼"の声で目が覚める。親戚や近所の人たちが膨らんだ母の腹に話しかけるような調子の、声音が高く、機嫌を取るような声だ。ご機嫌取りのつもりかもしれないが、寝入り端を邪魔されたのだ、「誰にでも笑顔で挨拶を」という両親の教えも今ばかりは従えない。ごめんなさい、と離れた寝室に居るはずの二人に謝罪しながら、きつく目を瞑った。
    「杏寿郎は寝ています。」
    「起きてるじゃないか。」
    「寝ているんだ!」
    「そうか。」
     鬼が俺の目の前に現れるようになったのは、何時だっただろうか。つい最近、初めて会ったような気もするし、もっと前から一緒に居たような気もする。眠れない夜に気が付いたらベッドの近くに立っていたり、窓の外で月を見ていたりするこ 3254