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    うずら

    竜ベルの沼に落ちてる人

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    うずら

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    支部に載せたお話の鈴ちゃんsideを思いつくまま書いたやつ

    #竜ベル
    dragonBell

    太陽と月の鈴ちゃんside「私ね、その、千頭くんに、好きだって言われたことなくて」

     その言葉を聞いて、はぁぁ!!?と普段なら出さないような大声を出してしまった。
     カミシンは一体何をしているのか。好きなど、言われずとも分かるだろう、なんて思ってはいけないのだ。
     人生において、大切な人に明日突然会えなくなることが起こり得るというのは、私が痛いほど良く分かっている。それが生死か、物理的な距離か、はたまた違う何かかという違いはあるけれど、伝えようとしなければ、その人が何を考えていたか分からないままになってしまう事なんてザラにあるのだ。
     カミシンとのトーク画面を開き、急いでメッセージを打ち込む。

    『鈴:カミシンてさ、ルカちゃんに好きって言ったこと無いの?』
    『千頭:え?鈴ちゃん?』
    『鈴:ルカちゃん、カミシンが好きって言わないから、ものすごい不安そうにしてるんだよ』
    『千頭:あ、え、言ったことないかも』
    『鈴:お馬鹿!!!早く!!音楽室!!!』
    『千頭:はい!!』

     吐き出したら元気になっちゃった、なんてルカちゃんは言うけど、絶対無理してる。大丈夫、もうすぐ来るから、と言ってろくな説明もしないうちに廊下の向こうから走ってくる音が聞こえた。

    「ルカちゃん!!」

     カミシンはかなりの勢いで音楽室に飛び込んできた。まさかカミシンが来るとは思っていなかったのだろう、ルカちゃんは目を真ん丸にしていた。

     カミシンは息を切らしながら、必死に言葉を紡いでいた。なんだ、ルカちゃんの事ちゃんと好きじゃん。思い返せば、あの日の駅でも2人のアシストをしたような気がする。私は2人のキューピッドなのかもしれない。
     ルカちゃんの瞳から涙が零れ落ちた。本人も驚いているみたいだから、泣くつもりなんてなかったのだろう。緊張の糸が切れたのかな。
     一瞬ヒヤッとしたけど、2人がすれ違わなくて良かった、と胸を撫で下ろしてそっと音楽室を抜け出す。廊下の窓から茜色の空が見える。そういえば日が落ちるのが随分早くなってきた。
     なんだか無性に恵くんの声が聞きたい。電話してみようか。それとも、<U>に行こうか。好きだよ、って伝えたらどんな顔をするかな。自然と浮き足立つ心に身を任せ、愛しい人の胸に飛び込む様を想像しながら<U>の世界へと躍り出た。
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    related works

    1Noya_cat

    MEMO軽率に🐉に尻尾生やしたくなる時期に入りました。
    元気に集団幻覚見ていきましょうネ( ◜ᴗ◝)
    尻尾がある竜の幻覚見てる その2鹿尻尾な竜もまた大変いいものだ。
    ピョッと立った尻尾はかっこいいよりは可愛いと捉えられるもので、それを隠すためにあえてハイウェストなズボンの上から赤いコルセットを巻いてるとかだとかっこつけな恵くんみ感じてしんじゃうな・・・。
    んで、夏だから涼し気な衣装を選んできたのってベルが何も知らずに思いっきり尻尾が出そうな服をプレゼントされたとかだとめっさかわいい。
    好きな人からのプレゼントを無下にしたくない気持ちVS好きな人にはカッコいい自分を見てほしい気持ちのバトル開始。
    まぁ、結局ベルの選んでくれた服を着ないという選択肢はきっとないので、着るんでしょうね・・・。そうして着替えたら、まさかの鹿尻尾にベルはキョトン。扉を開ける前に何故か小さな声で「・・・笑わないでね」と言っていた理由がそこで判明。ベルは笑うなんてとんでもないと口で言いながら、視界の端でピコピコと動くそれに釘づけにされる。ベルに笑われなかったと安心する竜だけど、明らかにベルの視線が顔ではなくもっと下、何なら腰当たりを注視していることに気づく。「ベル?」と声を掛ければ「な、なんでもないわ!」と慌てて顔を上げるベルだが、その視線もふよふよと左右を見渡して、やはりというかなんなのか、また腰のあたりまで落ちていく。
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    1Noya_cat

    MEMO長いのもお好きなの〜👏😌✨
    個人的には🐉は長い尻尾でベルに巻きついてて欲しい…(◍´꒳`)b
    尻尾がある竜の幻覚見てる その1普段は見えないようにしているが実は立派な尻尾を持ってる竜。長いからあると邪魔なんだと普段は消しているが、アバターの整理をしているときにベルに衣装を着けていない素の竜を見られて尻尾があることがバレる。見てみたいと目を輝かせるベルに竜が否と言えるはずもなく、渋々といった体で初めてUにログインした時以来であろう尻尾の表示をONにした。たゆんと大きく揺れる漆色の尾には鬣と同じく夜のような深い黒の毛が流れている。触っても大丈夫かと伺う彼女にコクリと頷けば、喜色をにじませて意気揚々とその細い指先をゆらりゆらりと揺れる尾に這わせていく。
    本来人体には存在しない器官だがなぜかちゃんと感覚があるそれに、ふわりと撫でる細い指先へと視線を伸ばせば彼女は楽しそうに何度も何度も愛おし気に優しく触れいく。なんだかとても恥ずかしいことをしているみたいだ。と心の中で冷静な自分が一言口をはさんでくる。そんな邪念を瞬きでごまかしながら、彼女が撫で始めてしばらく時間がたったころ、漸く青空色の瞳が竜の金色の瞳とかちあう。キラキラと瞳を輝かせる彼女の圧に、思わず少し背をのけぞらせながらもういいのかと聞けば、コクンと頷いてくれる。
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