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    matsuo_dc_ac

    ハム安×名探偵 スナイパー×名探偵 が好きです
    成人済

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    POIPOI 19

    matsuo_dc_ac

    MOURNING付き合ってない安コ
    こちらもワンドロで参加させて頂いたものです。
    お題「バレンタイン」 僕、安室透の勤務先喫茶店ポアロ の店内で今、江戸川コナン君と二人きり。目の前に立ったコナン君はこちらにリボンがかかった可愛い小箱を差し出している。上目遣いで少し頬を染めるその表情は少し恥じらうようだった。何だ。何が目的なんだ。
    「少年探偵団の皆で友チョコを作ったんだ。安室さんの分も作ったから良かったら食べてね」
    「へぇ、綺麗にラッピングしてくれたんだね。僕にも貰えるなんて光栄だなぁ。開けても良いかい?」
     返事をしながら毛利先生と捜査中の事件や公安の対象案件、黒の組織で探っている情報の中で最近この少年が欲しがりそうな情報があっただろうかと頭の中のファイルを急いでひっくり返す。ここ数日は特になかったはずだ。じゃあ欲しい情報はなんだ? 色々と考えながらも手はリボンをほどき箱を開けていた。中には星やハートの形のチョコレートにチョコペンやスプレーチョコで飾り付けをした手作りチョコが綺麗に納められていた。少年探偵団の皆と作っている姿を想像する。きっと慣れない作業ながらも頑張って作ったのだろう。せっかくの手作りチョコだが自分の職務上、食べるのは憚られた。しかしコナン君の手作りチョコは貴重だ。何とか食べたい。食べたとしても情報を渡す事はできない。頭の中でグルグルと葛藤した。
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