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    pagupagu14

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    pagupagu14

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    支部にあげてたプロ姿in本編記憶時空の王獄のバレンタインのお話。百春の要素も少しありますほんまに少しですが…

    #新弾丸論破V3【腐】
    #王獄
    wangJue
    #百春
    baiChun

    未来の約束オレと百田ちゃんが校門を出たところでオレ達を呼んだのは春川ちゃんとゴン太だった。春川ちゃんは小綺麗な紙袋を持っていてその様子や今日の日付を考えれば納得出来る事柄だった。そして少し離れた電柱の影からは最原ちゃんと赤松ちゃんが見える。最初は渡すつもりがなかったが二人に後押しされて…、とまあそんな感じだろう。
    「…お邪魔になりそうだしオレは行くよ。ゴン太も行くぞ!」
    「う、うん?二人ともまたね!」
    両手が荷物で塞がっていて危なっかしい歩き方をするゴン太の荷物を片方奪い取るとオレはさっさと歩き出す。ゴン太は不思議そうな顔をしていたけれど、まあこれでなんとかなるだろうと息を吐いたところでゴン太から奪った荷物にちらりと視線をやる。
    「さっすがゴン太、モテモテじゃん」
    「え?」
    「これ全部今日の、バレンタインのチョコだろ?いや〜人気者はつらいねぇ、いじめられっ子で嫌われもののオレとは大違いだ」
    茶化したつもりでそう言ったのだがオレの言葉にゴン太の瞳に真剣さが宿る。
    「嫌われ者って…王馬くんまたいじめられてるの…?」
    気にするのはそこかよ、とツッコミを入れつつ説明を始める。
    「別にいじめられてはないよ。けど、オレに怖がってるのか関わりたくないのか話しかけてはこないしね。何かされることはないけど話しかけてくるヤツなんて百田ちゃんくらいだよ。まあ、前より過ごしやすくなったからオレは別にいいけど」
    「そ、そっか…」
    安心したようにほっと表情をゴン太は緩ませる。
    「だからオレにチョコをやるようなやつなんていないんだよ。あ〜あ、オレも一個くらい欲しかったな〜!」
    そうわざとらしく言う。あわよくばこれでゴン太がオレにくれたりしないだろうか…なんて考えていたオレだったが、まさかそれが現実になるとは思っていなかったオレは目を見開いてしまう。
    「…ゴン太って悪い子だな〜!自分がもらったやつをオレにやるなんてさ!」
    「ち、違うよ!これはゴン太から王馬くんへのバレンタインのプレゼントだよ!」
    まじ?
    目の前のゴン太はにこにこと笑うだけで、嘘なんか吐けないやつであることは他でもないオレが一番知っていることだったからそれを大人しく受け取る。
    「じゃあ、受け取ってやるけど…」
    「うん、ありがとう!王馬くん!」
    「……ゴン太にもこれやるよ」
    と、ずっと鞄の中に忍ばせていた長方形の箱を渡す。
    「えっ、いいの?」
    「いいんだよ!ゴン太と同じくバレンタインのプレゼント。これは嘘じゃないからな」
    「…うん、ありがとう!王馬くん!」
    てきとーに買ったやつなのにそんなやつで喜ぶなよ…と思いつつすぐ開けたそうにゴン太がしていたからオレはゴン太を連れて近くの公園まで足を運んだ。
     ゴン太がくれたものは見るからに百貨店とかで売ってるような高そうなチョコレートで中には美味しそうな生チョコが入ってあった。それとは反対にオレが贈ったチョコレートはーー。
    「虫さんだ!」
    ぱっとゴン太は箱を開けるとすぐに表情を明るくさせ喜んだ。
    「たまたま目に入っただけだから別に大したやつじゃないよ。1000円ちょっとのやつだし…」
    「でも、ゴン太は嬉しいよ。それにお金じゃなくて王馬くんがゴン太のことを考えて選んでくれたってことが嬉しいから」
    そう言って笑ってゴン太は王馬くんは違う?なんて聞いてくる。違っていたらそんなチョコレート贈るわけがないだろうに。
    「…さあ、ゴン太はどっちだと思う?」
    「もう、誤魔化さないでよ!」
    「にしし〜オレは嘘吐きだからね。どっちを言ったって本当のこと言ってるかなんて分からないだろ?」
    「…じゃあ、ゴン太は同じ気持ちだって信じることにするよ。」
    「…あっそ、好きにすれば」
    隣で笑うゴン太の声を無視して口の中にチョコを放る。想像通り美味しくって思わず声を出してしまうオレににこにことゴン太は笑う。
    「やっぱり買ってよかったよ」
    「は?」
    やっぱりってなんだよ、と聞けば恥ずかしそうにゴン太は口を開く。
    「ほ、本当はね…手作りをしようかと思ったんだけど失敗しちゃって…だから東条さんに美味しいチョコレート屋さんを聞いて買ったんだ」
    「…ゴン太が作ったチョコは?」
    「ゴン太が食べちゃったからもうないよ」
    「…いいかゴン太!次からはその手作りをオレにやること!」
    「ええっ…!?でも本当に上手にできなかったんだ…」
    「それでもいいって言ってるんだよ!それに…ゴン太は言っただろ。自分のことを考えて選んでくれたことが嬉しいって。それと同じことだって分からないの?」
    「王馬くん…」
    「今年はこれで我慢してやるから来年は分かったな!?」
    「うん、分かったよ!…でも」
    「ん?」
    「ゴン太も作るなら王馬くんもゴン太に作ってくれたら嬉しいなぁ、って…」
    なんでオレが作らなきゃならないんだよ、なんて言うのは簡単だがそれも悪くないと思えたのも事実で。
    「にしし、しょうがないから作ってやるよ!」
    「本当!?」
    「ああ。だからオレに気持ち込めて作れよ?一緒に作ってもいいしな〜」
    「うん!ああ、楽しみだなあ」
    もう既に来年のバレンタインのことを話すなんて気が早過ぎるというものだがそれはオレだって同じ気持ちだったから笑って頷く。
    ゴン太に本命チョコを渡した女達は知らない。ゴン太の本命はオレだってこと。それに優越感を得ながら隣でじっくりと味わうようにチョコを食べるゴン太を見ながらオレもチョコを味わった。こっそりとゴン太の横顔をシャッターにおさめながら。
    -Fin-
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    CqnaKG6wD5pOZKO

    DONE王馬小吉様お誕生日おめでとうございました。
    どちらの誕生にしてもn番煎じの王獄じゃないかと不安になるな。
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15470578
    2人っきり獄原ゴン太は風になるかの勢いで山を駆け回る、紳士を目指すが為に着ているスーツが草や木の枝によっていつもよりボロボロになっており、整理されてない道を、大地を蹴り上げ、木を傾げ、風になる勢いだった、そんな今にも野生に帰りそうな獄原の背中に小さな物、獄原と比べたら小柄な少年が背負わされていた。

    王馬小吉はもはやいつもの冗談も嘘も獄原に対しての文句も言えないぐらいヘロヘロな状態だった、いつもの王馬ならこの暴れ馬の如く山を駆け回る獄原に対して色々文句を言うが獄原が道でない道を通る為、草木の中を潜るわたまに木の枝にぶつけられるわ、服は草や葉っぱまみれだわ、もはや何も言えないくらい疲弊しきっていた。

    山に入る前、王馬は獄原に「今日、ゴン太は王馬くんに対して紳士的じゃない事をするけど良いかな!?」と言われた、王馬はそれを簡単に承諾した、ただでさえ紳士に程遠いゴン太が紳士を捨ててどんな非紳士な事をするのか、とても興味を持ったのだ、だが獄原が王馬を背中におぶった途端、すごい速さで駆け出し山に入り始め、王馬はこの判断は間違いだったなと疲労の中後悔していた。
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