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    pagupagu14

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    pagupagu14

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    お題ガチャでめちゃくちゃ最高なお題出たので、それのやつです。時空はコロシアイなし時空ですが才囚学園内という謎設定。うひょ〜!!!王獄最高

    #新弾丸論破V3【腐】
    #王獄
    wangJue

    自分を大事にしてほしいのに 昆虫博士の研究室にて、大量の昆虫図鑑やら資料を開いていた獄原は隣の王馬に視線を移した。いつもなら暇だと喚いたり、ゴン太の見ている本を一緒に見ようと覗き込んできたりとするはずの王馬は今日はずっと静かなままだった。不気味とまでは言わないがそれが獄原は不思議でたまらなかった。
    「…王馬くん?」
    「……」
    いつもなら反応をすぐくれる王馬はどこか上の空でぼうっと天井を眺めている。
    「…王馬くん?」
    「……」
    もう一度名前を呼んでも反応はない。ただ、ぼうっと天井を眺めていて、そのままどこかに消えていってしまいそうな感じがしてしまい思わず獄原は王馬の両手を掴んでいた。
    「王馬くん!!!」
    「っわ!…な、んだよ…ゴン太、驚かせるなよな〜!」
    「それは…ごめん、でも何度も呼んでも返事がなかったから…」
    「え、そうなの?」
    「うん」
    「あー、そう、それは悪かったね…ちょっと、考え事してたかも」
    「…王馬くん、大丈夫?」
    「大丈夫って何が……」
    「王馬くん変だよ。いつもと様子が違うっていうか…それに今握ってる手もなんだか熱い気がするよ」
    「それはゴン太の気のせいじゃないのか〜?」
    「でも…」
    「ほんと、オレはゴン太が気にするようなことは何にもないからーー」
    と立ち上がろうとする王馬とゴン太は必死に引き止める。
    「ちょ、何して…」
    「ごめん、王馬くん!」
    「え、ちょっと……ーー」
    王馬が抵抗する暇もなく、獄原は王馬と自分の額を合わせた。
    「…やっぱり熱い」
    「ち、近いって!」
    「王馬くん、熱あるよ!」
    「はぁ?熱ぅ?そんなのあるわけ…」
    「ほら、行こう!」
    「え、ちょ、ちょっとーー…」
    強引に獄原に抱き抱えられた王馬はそのまま連行されてしまうのだった。
    ***
     「ただの夏風邪ね。ご飯をちゃんと食べて薬も飲んでくれたからあとはゆっくり寝れば自然と治るわ」
    「ありがとう、東条さん!」
    「メイドだもの、当然のことよ。獄原くん、王馬くんに付き添うのでしょう?行ってあげたら?」
    「うん、ありがとう!」
    「当然のことをしたまでよ」
    ふっと笑う東条にお辞儀をするとそのまま王馬の部屋へとゴン太は入って行った。
    中には眠ってはおらずつまらなさそうな顔をしたままベッドの中に入った王馬がいた。
    「えっと、気分はどう?」
    「サイアクだよ。別に平気だって言ったのにさ〜!東条ちゃんだって大袈裟だってちょっと体温が高かったくらいで…ぶっ倒れたわけじゃないってのに…」
    「でも、熱は苦しいものでしょ?だから、王馬くんも本当は朝から辛かったんじゃないの?」
    「ーーさあな。」
    「え?」
    「オレは嘘吐きだからさ。熱を引いていようがいないが、関係ないんだよ。オレだってもう嘘を吐いてるのか吐いてないのかさえ分からないんだから」
    きっと熱を引いているから、普段言うことはない王馬の心からの本心であることが伺えた。
    「…じゃあ、ゴン太が気づけて良かった」
    「はぁ?」
    「王馬くんがわからないんだったらゴン太が王馬くんのこと気づけるようにするよ!」
    「…オレの嘘に引っ掻き回されてばっかのお前にできると思えないけどね〜!」
    「できるよ!ううん、できるようになる!ゴン太、王馬くんのこと大好きだから…無理してほしくないから、だから王馬くんが無理してたら今日みたいに気づけるようになれるように頑張るよ!」
    「…オレが、無理してたらお前が気づくようにするって…そんなにオレと一緒にいるつもり?」
    「え、ずっと一緒にいるんじゃなかったの…?」
    共にいる未来を信じて疑ってないという獄原の様子に思わず王馬は笑ってしまう。
    「ははっ、ほんっとゴン太ってば期待を裏切らないよな〜!さいっこう〜!ひーー…おかし…ははっ、あははっ…」
    「そ、そんなに笑うこと?」
    「笑うだろ!オレみたいな嘘吐きと一緒にいることを諦めてないとこなんてさ。…ま、そこがお前のいいとこなんだろうけどさ」
    そうしてひとしきり笑った後王馬は獄原を手招いた。そのまま獄原にキスしようとするがそれは大きな獄原の手によって阻まれてしまう。
    「何、この手…」
    「ちゅ、ちゅーはだめだよ!…王馬くんの熱が引くまで、風邪が治るまでだめ!」
    「えー…オレの気持ちを弄んでおいてそんなこと言うんだ…ゴン太ってばひど〜い」
    めそめそと泣き真似してみたけれど獄原はダメの一点張りだった。
    「ちぇ〜分かったよ」
    「う、うん…あ、でも…その、王馬くん」
    「うん?」
    もじもじとした様子でそっと獄原は顔を近づけると王馬に小さく耳打ちをする。
    「あの、でも…風邪が治ったらいっぱい、ちゅー、しようね?」
    「!…ゴン太、お前…っ!」
    「えへへ、」
    そう、照れ笑う獄原につられるように王馬は顔を赤くさせる。
    「〜〜〜、マジで風邪治ったら覚えておけよ」
    「うん!」
    嬉しそうに笑うものだからはーー、と王馬は息を吐く。
    「寝る!…から、手、繋いでてくれよゴン太」
    「うん、お安い御用だよ!」
    ああ、早く風邪なんて治ってしまえばいいのに。そして早く獄原の唇に噛み付くようにキスをたくさんしてしまいたいーーと煩悩を何度も浮かべながら獄原の体温をじんわりと感じながら薬の副作用が効いてきたのか、眠りに入る王馬だったーー。
    -Fin-
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    related works

    pagupagu14

    DONE煙草の意味/王獄(V3)
    育成計画後のくっついてる王獄。大人設定です。
    王馬煙草吸いそう~~というイメージから。王馬はかっこいいのが似合うなあ。
    まあ私が王馬のことをかっこいいと思ってるからなんですが。
    煙草の意味 「王馬くん、煙草は身体に悪いって聞いたからゴン太やめてほしいよ…」
    心配そうに眉を下げ瞳を揺らしゴン太はベランダで煙草を吸うオレにそう進言した。
    「別にオレは平気だって。悪の総統として死ぬことはあっても病気とかで死ぬつもりは毛頭ないからさ!」
    にしし、と冗談めかして言ったつもりだったがそんな言葉にゴン太の表情は明るくなんてなってくれやしない。
    「…死ぬ、なんて言って欲しくない。それにゴン太は王馬くんに長生きしてほしいよ…それに、苦いんだよね?」
    「まあ、美味しくはないよね。」
    「じゃあ、なんでするの?」
    「なんでって…」
    ブラックコーヒーもそうだがたまにそうやって苦味のあるものを取りたくなる。そういうのを覚えたのは希望ヶ峰学園を卒業して大人の仲間入りを果たしたくらいの頃だったように感じる。何故かと思えば分からないがストレスが溜まった時、自分を傷つけようとしてしているような…そんな気がした。
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    CqnaKG6wD5pOZKO

    DONE王馬小吉様お誕生日おめでとうございました。
    どちらの誕生にしてもn番煎じの王獄じゃないかと不安になるな。
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15470578
    2人っきり獄原ゴン太は風になるかの勢いで山を駆け回る、紳士を目指すが為に着ているスーツが草や木の枝によっていつもよりボロボロになっており、整理されてない道を、大地を蹴り上げ、木を傾げ、風になる勢いだった、そんな今にも野生に帰りそうな獄原の背中に小さな物、獄原と比べたら小柄な少年が背負わされていた。

    王馬小吉はもはやいつもの冗談も嘘も獄原に対しての文句も言えないぐらいヘロヘロな状態だった、いつもの王馬ならこの暴れ馬の如く山を駆け回る獄原に対して色々文句を言うが獄原が道でない道を通る為、草木の中を潜るわたまに木の枝にぶつけられるわ、服は草や葉っぱまみれだわ、もはや何も言えないくらい疲弊しきっていた。

    山に入る前、王馬は獄原に「今日、ゴン太は王馬くんに対して紳士的じゃない事をするけど良いかな!?」と言われた、王馬はそれを簡単に承諾した、ただでさえ紳士に程遠いゴン太が紳士を捨ててどんな非紳士な事をするのか、とても興味を持ったのだ、だが獄原が王馬を背中におぶった途端、すごい速さで駆け出し山に入り始め、王馬はこの判断は間違いだったなと疲労の中後悔していた。
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