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    b_g0e

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    b_g0e

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    シャンバギ おシャンは他人の手を使ってオナりそうだなと思いました(偏見)
    大してエロくもないのでそのままあげます。すいません、なんかもう何もかもわからないです。

    左手で「あ!いいこと思いついた!」
    「あーっそ、一人でやってろ」
    「右手貸してくれ!あ、利き手じゃ困るか?じゃあ左手貸してくれ!」
    「お前はほんっとに派手バカ野郎だなぁ!?おれ様の話聞いてたか?耳に詰め物でもしてんのか?一人でやってろってんだよ!」
    「おう。だから一人ですっから、左手貸してくれ」
    「ハァ??」

    当たり前のように勝手に船に乗り込んでいることは百歩譲って許そう。だが、この話の聞かなさはどうだ。
    バギーはまだ換金できていない宝がしまってある鍵を隠すように懐へ忍ばせながら、不機嫌、不信感丸出しな表情で赤髪を揺らす男を睨みつけた。
    赤髪─シャンクスは口の悪いピエロメイクに気を悪くするでもなく、悪気なく笑ったまま差し出したままの手を一向に引っ込めようとはしなかった。

    「えーいいじゃねぇか。貸してくれよ」
    「やだよ!」
    「貸してくれって」
    「だからやだってんだよ、ちくしょうめ!」

    甲高くヒステリックな怒声が締め切られた船長室から聞こえても、船員たちはどこ吹く風。何しろシャンクスが小舟に乗って現れて、フレンドリーに乗船してきたのを見ているのだ。
    モージ達にも軽く挨拶も済ませているし、我らが船長が喚き散らしているのもいつものこと。となれば、船長室がどんなに騒がしくても、中にいるのがいつもの二人なのだとわかっていれば、誰も二人の面倒ごとに突っ込んでいくような真似はしないのだった。

    「おい!モージ!カバジ!早くこの派手バカクソ野郎をつまみ出せ!」
    「おい、落ち着けよ。もちろんタダで貸してくれって言ってねぇだろ」
    「じゃあ出すべきはその手じゃなくて、先にその取引の話だろうがぁ!!」

    キィーッと地団駄を踏みながら無遠慮に差し出されたままの手を叩き落とそうと手を振り上げた。
    しかし、手はバギーの手が当たる直前でシャンクスの手は引っ込められ、勢いのついたバギーの手は大きく空ぶった。どこまでもムカつく野郎め!と歯茎をむき出して威嚇して見せても、シャンクスには全く効いていない。
    怒るバギーを無視して、シャンクスはここに来る際に持ってきた手土産をいくつか取り出してバギーの前にちらつかせて見せた。

    「ほら、お前こういうの好きだろ?宝の地図とか」
    「あん?」
    「これ、やるよ。しかも船に宝も乗せてきてあるから、左手を貸してくれるならそれもつけてやってもいい」
    「た、宝ぁ?」
    「おう。嘘だと思うなら見に来るか?金銀財宝。それにほら。この地図も」
    「ほ、ほ~う?」

    腕を組んだまま、シャンクスの一言一言に頑ななバギーの態度はどんどん軟化していく。最後には少しだけ広げられた地図を覗き込むように、上半身だけが体から浮いて先程よりもシャンクスに近づいていた。
    おうおう、今日もバギーはちょろいな。
    ほらほら、と宝の地図を振る度にちょっとずつこちらに近づいてくるバギー(の上半身)を満面の笑みで眺めながら、地図の中身が視えそうなところで、シャンクスはさっと地図を巻きなおした。

    「あ」
    「見えただろ?ちゃんと本物だ」
    「見えねぇよ!もっとちゃんと見せろ!」
    「こっから先は、自分で手に入れて見て見りゃいいだろ?」

    引っ込められた地図に面食らったように目を大きくしたバギーは、シャンクスの挑発に目を細めた。
    チンピラさながらに上半身だけのままシャンクスにメンチを切りながらバギーは考えた。
    こいつは生意気でいけ好かなくてむかつく野郎だ。…だが?だがもしこいつの持ってきた宝の地図が本当なら?一緒に持ってきたらしい宝も手に入れることができたら?もしかして今抱えている借金を一遍に返してストレスフリーな生活を送れるのでは?
    下半身は座り込んで、上半身は自身の顎をさすりながら。いかにもな格好で考え込んだバギーは長考の末、自身の左手を差し出すことを決めたのだった。


    「いっとくが、貸出は一晩だけだからな!」
    「一晩?相変わらずケチだな、バギーは」
    「誰がケチなデカッ鼻だァ!!!おめェがおれ様の左手を何に使うか言わねぇからだろうが!そんななんだかわかんねぇことのためにおれ様の貴重な体を貸し出せるかってんだ!」
    「言ったら貸してもらえなくなるかもしれねぇだろ?だからナイショだ」
    「マジで何に使うつもりなんだよ!?」

    船長室から出てきた二人の表情は対照的で、やっぱりいつものことじゃないかと船員は肩をすくめた。
    初めて四皇、赤髪のシャンクスが乗船してきたときはそれは怯えたものだ。それでも船長、バギーは臆することなく話していたし、今ではこうして互い(?)の船を行き来するまでの仲になっている!さすがは我らが船長!一生着いていくぜ!
    …と新人船員たちは思っているにちがいない。しかし、バギー海賊団の古参の面々は知っているのだ。バギーがかつてシャンクスと同じ船に乗っていたことを。いつも腐れ縁だと嫌そうな顔をすることも。嫌がるバギーを承知で頻繁にシャンクスがここへ来ることも。
    そのためこうやって二人が言い合っていても最初からどうでもよかったし、好きな子ほどちょっかい出したくなる的なアレね、と呆れ顔で溜息を吐くだけだった。
    そんな二人がいつもこうして言い合いを終えた後、何故だかわからないが決まって催されるのが宴だ。
    こうして二人が出てきたったことは、二人のやり取りがひと段落ついたってこと。ひと段落ついたってことは、この後は…。

    「あ、そうだバギー。いい酒持ってきてあったんだ。みんなで飲もう」
    「派手に無視してんじゃぬェー!お前は帰って自分の船で飲め!!」
    「やっほーい!さっすが四皇だぜー!太っ腹だなぁ」
    「コラァ!お前らもちったぁ警戒しろ!」
    「肉もあるからな」
    「ヒャッハー!!」
    「人の話を聞けぇ!」

    酒に肉とくれば、やっぱり宴だ!とバギー海賊団は船長バギーを置いてけぼりにして、大いに盛り上がった。
    お前の船は人が多いから、賑やかでいいなとシャンクスが笑えば、バギーの残った右手が浮き上がって楽しそうに笑うシャンクスの後頭部を勢いよく叩いた。
    それでもニコニコと嬉しそうに笑うシャンクスとバギーを囲んで、大規模な宴が開催されたのだった。


    日が暮れて、空に星が無数に輝きだす頃。
    船は近場の島に着けられて、大きな焚火を囲んで楽し気な宴が催されていた。
    楽しそうに笑う奴、肩を組んで歌を歌う奴、料理に舌鼓を打つ奴。
    散々怒り散らしていたバギーでさえ、酒が入れば気分もよくなってきて口の端から酒が零れるのもお構いなしでガバガバと酒を煽り続けた。
    シャンクスについては言わずもがな。最初から仲間であったかのようにバギー海賊団の面々と酒を酌み交わして、楽し気にわらっていた。
    そうこうしているうちに、完全に泥酔したバギーの上半身だけがふよふよと浮いてきて、シャンクスの首にヘッドロックをかけるように勢いよく巻き付いた。

    「お前ェ、ちゃんと吞んでんのかぁ~!」
    「おっ、もう出来上がってんなバギーは」
    「ンハハハ!おれ様は何だってナンバーワンだからな!酒だって~誰よりも早く呑んでやらぁ!」
    「おうおう、ご機嫌だなぁ!」

    宿敵であることも忘れてしまったように、じゃれ合う二人に怪訝な視線を向ける者はだれ一人いない。喧嘩をしてからのこのやり取り…流れがいつものことすぎて誰も気にも留めないのだ。
    二人して何が面白いのかもわからず二人して笑い転げていると、シャンクスは息を切らせて涙目のまま、突然起ち上がった。

    「あ?あンだよ、どっかいくのか」
    「おう、ちょっと便所」
    「ヒヒヒ、おいモージ。こいつ、うんこだってようんこ」

    四皇もうんこするんだ、なんて小ばかにしたような、低レベルな陰口にバギーは腹を抱えて笑いながら、一人森に消えるシャンクスを疑いもしなかった。


    バギーのやつ。急に抱き着いてくるから…ちょっと危なかった。
    一人になったことを確認したシャンクスはまだ火照った頬を擦りながら、木に寄りかかってずるずると座り込んだ。
    便所に行く…は半分嘘で半分本当だ。
    便所に行くと、突然席を立った理由。それは…抜くためだ。バギーに長年片思いを続けるシャンクスの愚息は、想い人に抱き着かれるだけで勃つに至るまでになってしまっていた。
    さすがにまだ手は出せないだろうし…酔ってる時に誘うのも恰好がつかねぇ…でもこれ以上は我慢も限界。…いや、いい年した大人で恥ずかしいってちょっとは思ってるけどよ。それもこれも何も考えずに抱き着いてくるバギーが悪い。
    シャンクスは内心で言い訳をしながらも、服の上から自身の陰部に手を添えた。
    バギーの酒癖はあまりよくない。良いか悪いかで言ったら悪い方に分類されるだろう。それくらい良くない。
    なにがどうよくないのか、具体的に言うと距離が近くなるのだ。男も女も関係なく。
    普段はちょっと近づいただけで人馴れしていない動物みたいに、毛を逆立てて威嚇してくるくせに、酒を飲んだらやたらベタベタしてくるようになるのだ。近すぎて青い髪が首に触れる。赤い鼻が頬に触れる。手が、胸が、匂いが…。何もかもが近くに感じて、不覚にもときめく。そして最後には、嫌いだと豪語する奴の前でも無防備に寝るのだ。
    ああ、バギーバギー。俺の可愛いバギー。
    シャンクスはそんな不用心なバギーの寝顔を思い浮かべながら、熱く息を吐いた。

    「っは…あ、そうだ」

    荒い息のまま、いよいよ本格的に始めようかという時に、シャンクスは思い出したように声を上げてポケットを探った。座った姿勢のまま、苦戦しながら取り出したそれは布でぐるぐる巻きにされた塊だった。
    布の塊を愛おしそうに眺めては、丁寧に解き始める。中には先程バギーから強奪借り受けたバギーの左手が入っていた。
    いつもなら本体に連動して、切り離された部位も動いているのだが、今は大人しく作り物のようにじっと動かない。
    もしかしたら寝たのかもしれないな…。
    涎を垂らして無防備に眠っているバギーを想像して少しだけ笑いながら、シャンクスは左手の平を自身の顔へ寄せた。
    深く呼吸をして、手袋から想い人の匂いを吸い込む。汗と潮と麻縄の匂い。
    いい匂いでもなんでもないはずなのに、その匂いが堪らなく、シャンクスを昂らせた。
    バギーの手を口にくわえて、器用に片手だけで陰茎を露出させる。そして、改めてバギーのあたたかな左手を自身の性器に当てがって、そのまま普段自分がする時と同じように擦り上げた。

    「うぁ、は、ハハッ、バギーの、手、気持ちい…んッ」

    他人の手というだけで、ゾクゾクと背を駆け上がる快感が段違いだった。バギーの手がシャンクスを追い立てている。それだけで、手袋越しの節くれだった指の皺さえも意識してしまい、いつもより過敏に反応してしまう。
    青い髪がすき。よく変わる表情が好き。おれのことを心底嫌そうに迎え入れてくれるところが好き。臆病なのに、いつでも不敵なところが好き。

    誰にも支配されない自由さが好き。

    「っぐ、フッ…ぅハ、はっ…ぁ、ふ…く…んぅ、バギー、そこ…ぁ」

    海賊も海軍も、神様でさえも。アイツは誰にも制御できない。だから…だから。

    「欲しい、ッ、はぁ…ばぎ、ぃ…!」

    そうして夢中に擦り続けている内に肩を丸めて、相変わらず勝手には動かない左手に躊躇なく吐精した。
    …いつもの3倍は早い。好きな奴の手でするだけでこんなにも早く達するとは思わなかった。
    呆然と手袋に染みた自身の精液を眺めて、シャンクスはガキかと息を吐くついでに笑った。
    これがバレたら、さすがに殺される。それはそれで悪くないが、明日には返さねばならないバギーの左手をまずは綺麗にしておく必要があるな。
    シャンクスはさっさとオナニーの後始末を済ませてまだ汚れたままのバギーの手やら自分の手を海水で洗い流した。
    そのまま宴の席に戻れば、先程よりも落ち着いた雰囲気になった広場の端に酒瓶を抱えたバギーが落ちているのが見えた。
    小さな焚火を独占して、やっぱり涎を垂らしたまま暢気に眠りこけているバギーの姿は、幼い頃から変わっていなかった。
    濡れている手袋をバギーの左手から何とかはぎ取って、焚火の側に置く。そして、自身もバギーの隣に胡坐をかいた。
    こうしておけば朝には乾いているだろう。
    転がるバギーの顔を眺めれば、何かをムニャムニャとしゃべりながら意地汚く酒瓶を抱きしめていた。
    バギーの寝顔はシャンクスが想像していた通り、涎が垂れていて側に仲間以外の海賊がいるにもかかわらず平穏そのものだった。

    「バギー」
    「…う゛~…」
    「…はは、全然起きねぇ」

    完全に寝入ったバギーの頬をつつけば、嫌そうに呻いて手首から先のない左手を振って、シャンクスの手を振り払った。
    それに合わせてシャンクスの側にあるバギーの左手も蠢く。気が付けばバギーの体の側にバギーの足首なども転がっていて、どうしてそんなことになるのかまったくわからなかった。
    シャンクスは笑いを堪えて、バギーの左手を拾い上げた。そうして素手になったバギーの左手とバギー本体を交互に眺めたシャンクスは、少し考えてから、何を思ったのかバギーの左手をベロりと舐め上げた。

    「うぅ…」
    「…うーん、やっぱり反応が見たいよな…今度はもうちょっと迫ってみるか…?」

    顔を歪めてうなされているようにも見えるバギーを、片肘をついて愛おしそうに眺めた。


    ああ、早くおれのものになれ。
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    b_g0e

    DONEはっぴばすで、ななみ!
    「好きな人に気持ちを伝えないまま友達ポジでいたら、普通に他人に結婚されてしまう」シチュ?が大好き侍でして。
    ここから見てわかる通り、灰七だけど灰が知らないモブ女とくっつきます。地雷な人は避けてください。(ふんわり現パロ)
    今ではないかもしれないのですが、私は今書きたいと思いました。
    幸福の味灰原雄が好きだと気が付くまで、馬鹿みたいに時間がかかった。
    出会ったのは、大学生の頃。四年生の大学で、自分と灰原の学科は違うが、時々被る必修科目があった。
    黒い髪に快活な性格。誰にでも優しく愛嬌があって、人のいいところを探すのがうまかった。
    こんな不愛想で退屈な私に何度も笑いかけ、根気よく友人を続けていてくれた。
    灰原の笑顔を見ると、まるで太陽を直視しようとしているみたいで、思わず目が細まってしまう。それがずっと不愉快だったのに、いつからかそれでもその笑顔に手を伸ばそうとしている自分に気が付いた。
    七海、七海。
    灰原に名前を呼ばれる毎に、自分の頬の強張りが少しずつ柔らかくなっていくのを感じた。
    どれだけ疑って否定しても、自分が灰原雄に恋をしているのだという結論に何度も何度も行きついた。
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