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    cql/MDZS/原作、アニメ、ドラマ履修済/天官/さはん/山登り中/20↖️成人済/
    忘羨/曦澄/基本文字書き、たまに絵描いたり、ぬいとお散歩したりします。無言フォロー失礼します/FF自由にどうぞ。とても嬉しい。

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    沈九/ダークR18/三角木馬

    暗い、部屋の中で暗い、部屋の中で
    男の起立した赤黒い亀頭は既に透明のねばついた液で濡れぼ沿っている。
    沈九は、恥辱に眉を潜め、その男の巨大なものから顔を逸らし、しかし、男に悟られぬよう視線で追うその瞳は、情欲に潤んでいた。

    これから沈九はこの男と、絡み合い、乱れ、男の聳え立つ陰茎で自らの秘所を、男の気が済むまで穿かれるのだ。
    其れを想像するだけで、何度も性を放った沈九のものはまた勃起しはじめ、愛液を滲ませ始めた。

    男はそんな沈九を目の奥で笑うと
    沈九の敏感な部分をじわじわと侵すように、視線を滑らせる。

    唯一身につけた白い下布の隙間からは、長時間刺激を受け続けた真赤な乳首が、ぷくんと起ちあがり、
    太股の谷間からはだらだらと愛液を垂らしていた。
    「隙間から厭らしい汁が漏れていますよ」
    本当に師尊は猥らでいらっしゃると、嘲るように囁くと
    それだけでまた、ふるりと長い睫毛が、興奮したように震える。

    男は、沈九が直立している煉瓦の壁から少し離れると置いてある豪奢な椅子に腰掛け、優雅に脚を組みながら、ゆっくりと手元に置いてある赤酒を傾けた。杯越しにトクトク滲む深紅は、血のよう。
    人間の生を彷彿させるそれを、唇で転がし、舌で舐めとる。

    その様子に沈九の上半身がだんだん前かがみになるが、座り込むことは許されない。今や弟子であるこの男の許可がなければ、沈九はその卑猥に揺れる自分の性器をつかみ、思いのままに扱きあげ、絶頂に溺れることもできないのだ。そのくせ、嫌だといっても、離してくれないばかりか、ただひたすらこの体に執着を見せる男に、嫌悪が沸く。

    「そんな顔しないでください。今日はこの弟子の知人たちに師尊を紹介する大事な日なんですから」
    みんな師尊を気に入ってくれますよ

    そう男は笑って、でもその前に師尊にはお披露目用の乗り物が必要ですね、と言った。
    この世界は修真界を模っているのに、なぜか御剣はない。
    馬車や馬に乗り移動するという独特の世界なのだ。
    男が、沈九の乳首に赤い鋏のような花を挟むと、魔界の花はぶるぶると振動する。
    「く・・!はあ!」
    突然の強い振動に、身体をくねらせる沈九に、男は手を差し伸べる。
    「さあ、行きましょうか」
    師尊の馬車のところに。

    この男が少年の頃、容赦なく捩じったその掌を怖いと思った。
    でも手をとり、ついていくことしか沈九に与えられた道はない。

    「お前はこの師に裸で行けと言うのか」
    白布一枚を巻いただけだった。
    乳首には赤い花が揺れ、柔肌には昨日つけられた鬱血の痕が無数にあった。
    四大仙門、蒼窮山派・清静峰の沈清秋なるものが、素肌を丸出しに他者の前に等出れるはずもない。
    舌を噛みきり死んだほうがましだと思うが、今やその生殺与奪の権もこの弟子に握られていた。
    「流石師尊です。こんな状態になっても横柄で人目をお気になされるのですね」

    裸足で、乳首を刺激されながら、冷たい道を歩く。
    まるで牢獄のように、冷めざめとした鉄格子と煉瓦で出来た道だった。
    薄暗く足下を照らすのは土でできた壁に、刺さった赤く朗々と燃える蝋燭だけだ。

    ひときわ暗い格子の中に来ると「これが師尊の乗る馬車です」と男が何かを指出した。

    用意されていた馬を見て、沈九は絶句した。
    小さな木馬である。
    木でできた古いそれは、幼児が跨り、上下に揺するだけのそんな玩具だ。
    子供のころの記憶を思い返しても、そんなものには乗ったことのない沈九だったが使い道は容易に想像がつく。

    しかもこの木馬には変わっている場所があった。
    木馬のまたぐ部分が、三角形になっていたのだ。

    「こんなものになど・・・!」沈九は顔を真っ赤にして怒鳴った。
    陰茎に直に触れる部分は、痛くないようにとの配慮であろうか緩やかな波型になっていたものの、
    揺れる木馬の上では、擦れて別の刺激を受けることは目に見えている。
    可愛い仔馬の顔の後ろに、グロテスクな責め具が見え隠れてしている。

    後ずさる沈九だったが、男はそれを許さず早く乗るようにと、背中を押した。
    思わず片手を高らかに振り上げるが、その手は男の右手により宙に止められる。
    睨んだその眼光の鋭さは、男の浮かべた笑みを更に深めるだけだった。

    「腰を浮かせたままじゃ辛いだけです」と言われても
    その鋭利な部分に、腰を下ろすことは出来なかった。
    木馬は、小さく、跨いでいるだけでも沈九の太股は密着して
    そんな縮こまった体制で、性器を擦られたら・・・すぐに絶頂を迎えてしまうかもしれない。

    「この弟子が師を手伝ってさしあげましょう」
    なかなか動こうとしない沈九に焦れた男は、背後からゆっくり沈九に近づくと、
    痛いくらいに膨らんだ胸をぎゅっと手でつかんだ。
    「あっ」
    おもわぬ大きな刺激に、浮いた沈九の体はそのまま、あてもなく、三角木馬の上へと降りていく

    「くっ・・・!んっあああ・・」
    痛みは全くなかったが、想像以上の刺激が沈九を襲った。
    沈九の綺麗な桃尻の割れ目に三角形木馬が擦れていく。良い材質の木でできているのであろう、綺麗な木目調は、
    決して逆向けになることなく、沈九の割れ目に合わせて滑らかに擦れていき

    無機物に犯される感覚を沈九に教えた。

    くいくいと食い込んでいく割れ目を押しあげられる。
    沈九の蜜つぼの入口を強く強く、擦り上げていく感覚に沈九の表情は知らず知らずに腰を動かしていた。

    脚が止まらない、小さな木馬にすがるように自ら性器を押しつけ
    「くっ・・」屈辱にまみれ、顔を真っ赤に染めながら
    ずるっ・・ずるっ・・と快楽を貪る。
    変異的な自慰行為を、弟子に見られ激しい怒りが沸き上がる一方で、興奮は止むどころか
    荒波の快楽として、沈九の気持ちを高めていく。

    三角木馬がカクカク揺れて、それに合わせ嬌声を上げる沈九の淫らな自慰は男の目を楽しませる。
    かつては自分を冷たくあしらい、どんなに追い求めようが、決して振り返ることのなかった鉄面皮の顔が
    冰河の一挙一動に、声を上げ、体を振り、恥辱に顔を染めているのだ。
    その度に、冰河の満たされることのなかった心に、温かな灯がともる。

    綺麗な木目はやがて沈九の愛液で濡れ、何度も厭らしい液体が木馬の身体を撫でていった
    三角部分はもはや変色し、ところどころに独特の精液の匂いが広がっていく。

    力の抜けていく沈九が滑って落ちては困るからと、
    足首を太い皮で固定して、両腕を仔馬の顔の前で拘束し、
    それでも、カクカク腰を揺らす沈九は、はあはあと気持ち良さそうに喘いでいる。

    だから「そろそろ時間ですね」と男が蝋燭をみた意味も、最初理解できなかったのだ。

    男の言葉通り、日が傾き亥の刻を指すころには、沈九のいる格子の前が騒がしくなり

    「・・・!」
    見知らぬ妖魔たちが、無遠慮に入ってきた。
    黒いフードをかぶり、辛うじてわかるのは、彼らが人間じゃないということだけだ。
    10体あまりの妖魔が入り、「おお・・」「これは、なんと」
    沈九の周りに群がった。

    思わず動きを止め、青ざめる沈九の肩を、男は優しく抱くと
    「さあ、ここからがお披露目ですよ」と沈九の腰に巻いた白い布を抜き取る

    蝋燭の灯がまばゆく、沈九の濡れ怒張し勃起した陰茎を映し出し再び妖魔たちからは、感嘆の声が漏れた。
    山の湧き水のように磨かれたような滑らかな輪郭、すっとした鼻筋の容姿端麗な男が
    何も身に着けていないばかりか、さっきまで男に弄ばれ鬱血した御身を晒しているのである。
    毛むくじゃらな、また所々鱗に覆われた雄や牝の魔界の者たちからすれば
    その透き通るような玉宝のような肌は酷く羨ましく魅力的であったし、その体に残る残酷で淫靡な痕跡は
    堪らなく欲を掻き立てるものだった。

    先の刻までの刺激で、沈九の股間は絶頂を迎えっぱなしで
    陰毛まで濡れた性器が首をもたげながら、亀頭を三角木馬に擦り寄せている。
    ひりひりと赤くなった尻は割れ目を木馬に押し当てて快楽に耽っていたことが目に取れて分かり、
    ところどころ、愛液が水滴となり、沈九の周りの床を濡らしていた。

    魔界の者たちは茫然とする沈九などお構いなしに、男も女も自分たちの性器を取り出すと、擦り上げ始める。ハアハアと息を乱し、沈九の揺れる乳首の赤い花や、上下する腹や、震える太股を・・・くいるように眺めていた。

    「師尊。続きをなされて結構です」
    そう言われても、沈九には指ひとつ動かすことができない
    ただこの異常状況に、慄くばかりである。

    固定された両手や両足のせいで逃げることもできない沈九はあまりの出来事に固まったままで、
    このままでは、お披露目にならないとため息をついた男は胸元から小瓶を取り出した。

    綺麗に透き通る薄桃の色の液体はねっとりと、沈九の前で線を描き
    とろとろと沈九の、精器や、乳首や、口元を・・汚していく。
    その冷たい感触にようやく我に返った沈九は、
    自分の身体を見つめ、次の瞬間、叫びのような声を上げる。

    身体が、痒くてしょうがなかった。
    じわじわと這い上がる震えのようなものが、むずがゆく、脈打つように沈九の鼓動や体温を高めていった
    「あ・・いや・・・・これ・・なっ・」
    木馬に顔をうずめながら、生理的な涙を流す沈九に「媚薬です」あっけなく男が言い放つ

    「これで、もっと師尊も楽しめるでしょう」

    ・・・・・・・・・・・

    刺激に耐える沈九を大勢の魔物たちが、観察していた。
    最初は、さわさわと擦るように、腰だけを動かしていた沈九だったが、
    むしろその頼りない感覚に、誘発され襲い来る快楽は強くなる一方で、
    今は腹から股間まで全身を木馬の角に擦り寄せ、腰を上下させ享楽に耽っている。

    もう思考力はほとんど残ってなかったが
    「師尊はどこがイイんですか?」と聞く男の声に、答えることのないよう首を振って堪えた。
    少しでも気を抜けば、「あそこが・・こすれて・・んっ、ひりひりするぅ・・」などと
    恥ずかしい言葉を口にしてしまいそうだった。血が出るほどに唇をかみしめ、目を瞑りただただこの時間が終わることを願った。

    最後まで残っている羞恥は、沈九の頬や敏感な部分をピンク色に染め上げることに効し、
    陰部に淫らな刺激が魔物の快楽をも煽っていった。

    一人の黒いフードの男がたちあがり
    もう我慢が出来ねえと、沈九の顔に、自らの陰茎を押し付けようとした。
    その瞬間、目の前でバチバチと火打ちのような音が鳴ったかと思うと
    灼熱の火柱が燃え上がる。

    驚きと恐怖に竦む沈九だったが、その炎の中に、確かに黒い影を見た。
    薬で朦朧とした意識ではあったが、激しく揺れる影は今しがた立ち上がった獅子を模した魔物だと理解った。
    燃え盛る炎の中で雄たけびを上げ、どうにかして熱を逃がそうと首を振り暴れまわる様は、
    雅楽に踊り狂っているようにも見える。

    そして、その動きが絶える頃には、もう、男の姿はおろか灰の一遍すら残されていなかった。

    呆然とする沈九を我に返らせたのは、地を這うような低い弟子の声だった。
    「誰が手を出せといった」
    怒気を帯びた声色に足の先から身震いを覚えた。いかに沈九といえど、とても振り返ることなどできなかった。
    これは誰だ。本当にこの師の弟子なのか。

    さっきまであんなに沈九を辱めることに夢中だった魔物達も圧倒的な力差を前に縮こまり
    誰も面を上げようとしない。
    それを見て、弟子は白々しくため息をついた。
    「折角のお披露目というのに仕方ない。この弟子が師尊の相手となりましょう。」

    ・・・・

    自分の勃起を木馬に擦りながら、沈九はひっきりなしに喘ぎ、舌で男の性器を
    舐め上げた。弟子が精液を顔に放ってからは、男の精液の後始末するように
    その白濁を舐めあげる。
    全て、この弟子が、時間をかけ教え込んだものだった。
    だがその従順な仕草も、自分の本意ではないというように、その目は臆することなく
    弟子を睨みつける。
    何度恥辱を与えても、何度地獄へ突き落としても、心身を貶める淫らな調教の中ですら
    師は孤高で不遜だった。
    才能に溢れる弟子に嫉妬し執拗に虐待を繰り返したあの頃と何も変わらず、欲深い人間の屑であり続けた。
    その姿に、冰河は胸が熱くなり、奇妙な信頼すら覚えていた。

    無間深淵に落とされ、自分の血の力に目覚めて以来、冰河の環境は激変した。
    力ないものは、みんな冰河にひれ伏した、
    出会った美女は全て洛冰河のハーレムに入り、およそ3千人もの女と交じった。
    魔族を従え人間界に戻った後も、こんなに人は容易く扱えたのかと嘲るほど
    冰河にとって、世界は簡単設定(イ-ジー・モード)だった。
    今や、かつての冰河のものは何一つない。何一つ残されていない。
    思い通りにいかないものなど何もない。

    唯一、この師以外は。

    何度もそのほとばしる精を、口で受け止めながらも、沈九は蔑むような眼で冰河を睨む
    その視線に堪らなく興奮を覚え、冰河はその唇に笑みさえ浮かべる。
    そのまま、師がえずくほど喉の奥に精を放った。

    そして、今度は沈九の赤く揺れる乳首や、汗ばんだ太股に、自らの陰部を寄せ
    沈九の腰のリズムに合わせ、射精をしていった。
    もとより3000人もの女を代わる代わる相手にできる程に強い性胆を、冰河は持っている
    何故神が自分をこのように作ったのか分からないが、
    この師を退屈させることなく何度も嬲れることには、礼を言ってやってもいいと思った。
    もう何日も、冰河は師以外の者を抱いてはいなかった。

    その尽きることのない性欲を一身に受け、沈九は喜んでいるのか
    泣いているのかわからない声を上げながら、身もだえた。
    ナカに欲しがりそうになる度、唇を噛み堪えるから、その美しい唇からはいつも鮮血が流れていた。
    何度も絶頂を迎えながらも、木馬相手の自慰行為にとどまり、
    その引くつく穴の中を、大きなカリで擦り上げられていない沈九は
    物足りなさと媚薬の効能に脳がひりつくような感覚を覚えた。

    そんな沈九に弟子は優しく微笑むと、古びた戸棚に並んでいる拷問道具の中から
    大きな模張り(現世ではディルドと呼ばれるもの)をとりだした。

    陰茎の形を模したものそれは、弟子のものと同じく凶悪なほどの大きい。
    女性の細い手首の太さほどのそれを、
    今度は、人一人が寝そべるくらいの大きな板の上に、上向きに装着した。

    木の板から、陰茎が生えている。
    それもまがまがしく勃起したサイズのそれがグロテスクで、
    弟子の「恩は恩として、受けた仕打ちは復讐として、きっちり分けて返す性格」を映しだしていた。

    「これがほしいんでしょう、師尊」
    弟子はいうと、優しく沈九の身体を仔馬へとむすび付けている太い革のベルトを外した

    その瞬間、ふらりと力なく倒れこむ沈九を優しく包み込んで
    冷たくも、木の板へと押し倒す。

    何度も快楽に喘いだ沈九だったが、まだ今日はそこに入れられていない。
    いつも男のものを加えこんでいる蜜つぼが、
    待ちきれないように愛液を滴らせ、潮を吹いているようだった。
    既に今までこの弟子に執拗にいじめられ調教されて続けてきた沈九の身体は
    いやがることなく、板の上の象に跨り、
    ふとももでその結合部分を隠すように、腰をおろしていった。

    「ん・・・うんっ!ああん」
    大きい

    ミチミチしたものが、文字通り侵すように沈九のキツイ花弁に、食い込んでいく。
    ずりずりと腰を落として、ちょっと、角度を変えたりして
    ようやく全部入った時には、思わずところてんのように、達してしまっていた。
    白い液体が、遠くに吹き飛んで沈九の厭らしくも待ち望んだ欲望の強さを証明するようだ。

    弟子に股をひらくことを促され、最初は抵抗するも
    ついにはM字に太股を広げ、結合部分を見せつけるように、その大きさを太さを享受する。
    自分でイイ場所を激しく刺激しながら、
    何度もぴゅぴゅっと精液を飛ばして、弟子の目を楽しませた。

    ガクガクと腰を上下にし、襞の中身が、模型に吸いついて引き込んでは
    沈九の中に消えていった。
    その様子を、ずっとずっと眺めていた。

    この師を、殺そうとすればいつでもできた。
    師以外の者たちにはそのようにやってきた。恩には恩を。復讐には復讐を
    その腕を割き、足を捥げ、声を封じ、耳を削いで、眼を潰し、死より辛い生き地獄を与えることに
    なんの躊躇いもなかった。

    だが、幼い冰河に嫉妬し虐待を繰り返し、あの無限深淵へと貶めたその張本人、人間の屑に手を下そうとして
    初めて冰河はその手を止めたのだ。

    それはこの師が他の師兄達同様に、冰河を前に泣きながら許しを請い、平伏したからではない。
    圧倒的な力差を目にしても、この師は一切その不遜な態度を変えることなく、冷ややかで下げずんだ。
    たった一言の詫びを入れるわけでもなく
    多くの言い訳を募るでもなく
    師はどこまでも師だった。

    その腕を割けば、師はもう弟子を叩くことはない。
    その足を捥げば、師はもう弟子を蹴ることはない。
    その声を封じれば、師はもう弟子の名を呼ぶことはない。
    その耳を削いでしまえば、師にはもう弟子の声は届かない。
    その眼を潰せば、師の瞳に弟子が写ることは永遠にない。

    その時、消えてしまうのは、きっと師ではなく、幼い冰河自身なのだろう。

    魔界に堕とされ、力に目覚めながらも、冰河の目に映るのは色あせた世界の空虚だけだった。
    それは人間界に戻っても同じだと、そう思っていた。
    だが違った。
    師といると
    ただ鮮やかなのだ。
    それは復讐に胸弾まされているからだろうか。心が復讐を喜んでいるからだろうか。
    師の前では冰河はただの冰河ではなく、
    あの頃から変わらない「弟子」でいられた。


    目の前では、模型を相手に自分の大事なところを惜しみなく与える師尊が目に入る。
    自分でやらせたことも忘れ、弟子は苛立ったようにその模型から、
    師の陰茎を抜いた

    「ぅう・・・」
    つい物足りなさそうな声を漏らしてしまう師尊の口を乱暴に塞ぐと
    ぷっくり空いている孔に自らの猛ったものを突き入れる

    「んっ・・!んん!」
    狂暴なもので内壁を抉られ、師尊は呻きを上げるが、口をふさがれたままでは
    くぐもった吐息が漏れるばかりである。
    そのまま、腰を打ち付け、力強くストロークすると、柔らかくなっていくその部分は
    従順に弟子のものを咥え、ビクンビクンと蠕動を繰り返した。
    じんわりと水音が広がる。
    何度もメスイキを繰り返し、師の身体は愉悦を伝えた。

    そして、お披露目はクライマックスに向けて加速し、
    沈九の腰は激しさを増す
    むくむくともう白くはない透明な沈九の液体が、また溢れだす。

    二人で共に床に寝そべった
    夢中に貪りあえば、もう他の者など見えなかった

    師はその腕を、振り落とされないように弟子の首筋に巻き付けた。
    足を腰に絡め、快楽を享受するように腰を押し付ける。
    唇を離せば、掠れた声で弟子の名前を呼び続けた。
    その耳に、「師尊・・師尊・・!」と何度も、弟子は応える。
    顔を覗き込めば、涙に濡れた師の瞳には、必死に師の名前を呼び、縋りつく自分が映し出された。

    力強く腰を打ち付けた時、互いの身体は大きく跳ね上がり、
    全てを闇の中に解き放つ。


    薄れゆく意識の中で、互いに夢を見た。
    帰れない、あの頃の夢だった。

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