『君の手で…』司「この組織の中に裏切り者がいる。」
類・モブ達「!?!?」
モブ1「それは本当ですか?ボス」
司「私が嘘を吐くとでも?」( ギロツ )
モブ1( ビクツ )「すみません!」
類「ボス、どうしてそのように思ったのですか?」
司「………。」
司「幹部室と私の部屋の隅に盗聴器が仕組まれていてな…。」
司「私は裏切り者はこの組にはいらないんだ。裏切り者は見つけ次第排除し、
私に報告したまえ。」
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ー 夜 ー
コンコンツ
司「入れ。」
ガチャツ
類「やぁ、司くん。」
司「あぁ、類か。はぁ…その呼び方はやめろと何回も言っているだろう…。
もう俺たちも小さくないんだ。」
司「ところで、今日言った裏切り者の情報は何か見つかったのか?」
類「今のところ、あの盗聴器を解体してみたり、指紋が残ってないか見たけど
全く手がかりもなくてねえ。」
司「そうか…。」
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小さい頃の記憶
類「グスン…泣 グスン…泣」
幼い司「Hey, what are you doing in a place like this」
(ねぇ君、こんな所で何してるの?)
幼い類( ビクツ )「な、何…?」
司「…! 君、日本の人?」
類「そ、そうだけど…君は誰?」
司「俺は司!よろしくね。えーと…?」
類「類!僕の名前…。」
司「ルイ…類か、いい名だな!よろしくな!!」
類「う、うん!」
司「ところで、どうして泣いていたんだ?」
類「えっと、、今日ここのあたりに引っ越してきて…。」
司「日本からか!?」
類「え、うん‥。でも僕英語分からないし、お母さんはなんとかなるって
言ってたんだけど…。
司「そ、そうか…。(とんだ母親だな…。)
まぁでも、俺も同じだぞ?元は日本人だし。」
類「え、そうなの!?」
類とはいろんなことを話した。類が好きだという『ショー』の話も。
モブ男(ヤコブ)「Tsukasa, where are you (大声) 」
(司様〜!どこにおられるのですかー!?)
司「あ、ヤコブが呼んでる、行かなくちゃ。」
類「あ…。」
司「明日またこの場所においで。会いに来るから!」
類「…! うん!!」
その後、ルイと何回かその場所で話すようになり、
数年後には なんとこの屋敷(のちの組織)の使用人にもなったのだ。
類と出会ってから毎日が楽しかった
屋敷に殺人鬼が訪れるまでは。
続く…