「も…ふざっ…けるなよ…」
「付き合わせて悪かったよ」
息が乱れるベッドの上で、腕で顔を隠したガイアは悪態をついた。
「今日も気持ち良かったよ。ガイア」
「やめろよそういうの!恥ずかしく…っない、のかよ…」
自分がつけたキスマークをなぞるように軽いキスを落としていくと、付けられた時を思い出すのか、単に恥ずかしいからなのか、身を捩って拒否を示す。そんな姿が愛おしい。
「何か飲み物を持ってこようか。…アップルサイダーでも?」
「ア…そ、れでいい」
飲みたいものを当てられた事とそれを隠そうとしている事についクスクスと笑ってしまう。それが勘に障ったのかしっしと犬のように払い除けられてしまった。
氷をいれたグラスを2つ、サイドテーブルに置く。
2118