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    N えぬ

    供養塔です
    ボツだけ出すので中途半端だったりします。

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    N えぬ

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    がたこまのドムサブユニバースです
    1は最後までかけたけど2が無理だったので供養

    #がたこま

    がたこまどむさぶ1この世界にはダイナミクスという力量関係によって男女の性とは異なる性。Dom、Sub、Switchのいずれかを男女の性と併せ持ち産まれる。
    DomはSubを庇護し独占したいという欲をもち、Subはその反対にDomから庇護され、信頼を委ねる。SwitchはDom、Sub両方の欲求を併せ持ち自身の判断などで好きな方に入れ替われる。

    高速鉄道達や在来線達も基本はDomもしくはSwitchがおおくSubはほぼ居ないと言っても過言ではないだろう。しかし、特徴的な垢を纏わせ北の大地を高速で走る路線。秋田新幹線はSubであった。秋田がSubと判明したのは自身が新幹線として開通した少し後であった。昔は今ほどDomとSubの概念がはっきりしていなかったが、年々詳しくわかっていくうちに何かあってからでは遅い。ということで新幹線、在来線総員一斉に精密検査を行った。
    結果在来線も含めた7割がDom2割がSwitch残り1割がSubであった。正確な数値は1割には少し足りないくらいであった。
    結果が出てみなで公表しあった後。他の高速鉄道達は当然秋田の結果について驚いた。そこから本人も混じえ今後どのようにしていくか、などと話し合いが行われた。
    Subは定期的なcareやplayなどが必要だ。怠るとsubdropに陥る危険もある。しかし、そこがいちばん大きな問題であった。通常careやplayは家族や恋人が行うことが多い。同僚がやるだなんて。しかし我々は鉄路の化身。親と呼べるものなど無に等しい。全員が頭を悩ませる中。当事者である秋田が口を開く。
    「まずさ、正直careとかやりたくない、やってもいいけど自信ないって人、いる?」
    それぞれが顔を見合わせる。秋田のcareをするのは嫌ではない。しかし、自信があるかと言われたら皆Noだ。何せ経験がない。秋田は続ける。
    「まぁ自信ないのは当然だよね。やりたくない人、本当に居ないの?」
    それぞれ頭を横に振る。
    「そう。じゃあさこれはどう?1回みんなでローテーションしてやってよ。それでさ、決めよう?どう?」
    「私は構わぬぞ。」
    と東海道。俺も、僕もとその後に続き。
    「じゃあ決まり。順番とかはみんなで話して決めてよ。後で教えて?僕ご飯買いに行ってくる」
    と言い残し会議室を出る。
    それから数時間後。秋田に1枚の紙が渡された。
    「これは?」
    「担当表とそのほか注意事項…契約書だな。これで問題なければサインしてくれ」
    紙に目を戻すとそれぞれのplayのやり方などが書かれていた。一通り目を通すと最後に不自然な空白。
    「これは?」
    東海道に問う
    「セーフワードを入れてくれ。これは統一したい」
    「わかった。セーフワード…これでいいかな。」
    上にペンを走らせる。書き上げて東海道にみせる。
    「赤信号(あか)か。」
    「そ。それならすぐ言えるし、分かりやすいでしょ?」
    「そうだな。わかった」
    セーフワードと新幹線各位のサインの入った紙が上官執務室に貼られた。

    最初に担当したのはSwitchの上越でその次に同じくSwitchの東海道。最初はDom性の弱いふたり。その次にDomの東北、山陽、北陸、山形。北海道や九州は滅多に東京に来ないので除外されている。
    Switchの二人と東北はまず上手くコマンドが出せなかった。恐らく最初の二人はうまくDomに切り替えられなかったのだろう。東北は生来の不器用さ、みたいなものだろうか。北陸はなんだろうか。とても怖かった。このままだとまずい、と本能的に察知したのでセーフワードを初めて出した。それを出したことにより少なからず北陸にダメージが入ってしまったようでとても申し訳なくなった。山陽と山形にやってもらった時は意識せずとも勝手に動いている様な気がした。山陽に出してもらったCommandはどこか落ち着いた。けれど山形は全然違った。落ち着くだけではない。何かがとても満たされる感覚。思わずもっとと求めてしまいそうだった。
    みんなに一通りやって貰って少したった頃。会議で再び秋田のSub性に着いての話になった。
    「それで秋田。誰か合いそうな人、いた?」
    単刀直入に上越が聞いてくる。
    「いふぁお(いたよ)」
    おにぎりを頬張っていた秋田は食べながら返答する。
    「食べながらは辞めんか。みっともない。で、誰なんだ?」
    ゴクンと口の中に入っていたおにぎりを飲み込む。
    「それ公言しなきゃだめ?結構恥ずかしいんだよ?」
    好きな人を発表する、公開告白と同じようなものだよ?と続ける。それを聞いてたしかにと頷く新幹線達。
    「じゃあさ、個人的に話してよ。多分公言しなくても後々わかることでしょう?」
    と山陽。山陽が言う通り秋田は個人的に話をすることにした。

    数日後。帰ろうとしている山形を捕まえ、ご飯に誘う。半個室の飲食店。少しお酒を入れつつ、本題に入る。
    「ねえ山形?」
    「ん?」
    「この前さ、みんなで僕にcareしてくれたじゃん?」
    「すたな」
    「それでさ、あの…」
    少し言いづらそうに口篭る秋田を優しい目付きでゆっくりと待つ。
    「あの、これから、僕のcareしてくれませんかっ」
    思ってた以上に大きい声がでてしまいはっと口を隠す。大丈夫か?と言う山形に頷く。
    「俺は構わねぞ。秋田さそれがいいど言うのであればなぁ」
    「うん。山形のが、1番安心した。」
    「そうがぁ…」
    再び料理に箸をつける。秋田はあまりの緊張で料理の味がわからなかった。
    宿舎への帰路の途中。山形から自分の部屋に来ないかと誘われた。どうせなら、このままplayなどの確認をしたい、と。秋田は二つ返事で了承し、山形の部屋に入った。
    途中のコンビニで買ったお菓子やお惣菜をつまみつつ話を進めていく。
    頻度や場所、セーフワードを決める。今回もセーフワードは「赤信号(あか)」のままだ。山形は明日始発からの仕事らしい。悪いことしちゃったななどと考えながら自室に戻る。

    それから暫く経ったある日。東京駅で秋田が乗務に出た際にホームで乗客同士が喧嘩を始めるというトラブルが起こった。そこに運悪く居合わせた秋田は仲裁に入ろうとした。しかし、トラブルを起こしている乗客はDom性なのだろう。お互いかなり強烈なGlareを放出している。まずいな、と思い周囲を見回す。少し離れたところに怯えた顔をしている駅員がひとりいた。もしかして、と思い1度そこに駆け寄る。
    「君、もしかしてSub?」
    「は、はい…」
    きっと彼はSubの比較的弱い部類に入るのだろう。段々と顔色が悪くなっている。
    「僕が対処するから、君はほかの駅員と北陸と山形呼んできて。上官執務室いるから。はやく」
    はいと返事をするなり駆けだしていく彼を横目に秋田は仲裁へはいる。近づくにつれ強くなっていくGlare。
    「お客様」
    と乗客に声をかけるとそのGlareは1気に秋田1人に向いた。元々強烈だったものが2つ一気に向けられた。本能はここから逃げろ。今すぐに。と警鐘を鳴らしている。膝を床に着けてしまいそうだ。逃げたい。しかしこのまま逃げる訳には行かない。どうしたのか、と2人に問うと揃って相手がなにかしてきた。と言う。立っているだけでも精一杯な今、話が頭に入ってこない。そろそろやばいかも。倒れそう。と思っていると後ろから自分の名を呼ぶ聞きなれたふたつの声がした。
    「お客様どうかいたしましたか?」
    と北陸が乗客に再び問う。山形は直ぐに秋田の元に駆け寄る。北陸が対応をしている間に秋田は山形に連れられその場を離れる。
    「呼びに行った子、大丈夫? 」
    と聞くとまず自分の心配をしろと怒られたが、何ともない。大丈夫だったと聞いた途端体から力が抜けた。
    「ごめん、腰、抜けちゃった…立てない…」
    という秋田を山形はそっと姫抱きし仮眠室へと向かった。

    少し前。秋田が北陸と山形を呼んでこいと見送った駅員が上官執務室についた頃。
    「失礼します!」
    という声と共に勢いよく開けられる扉。それに一同は目を向ける。上越が咎め用としたが先に口を開いたのは駅員のほうだった。
    「北陸新幹線、山形新幹線さん、すぐに来てください乗客トラブルです」
    と息も絶え絶えに伝える駅員。
    「何があったんですか?」
    と聞く北陸。
    「とにかく早く来てください、秋田新幹線がっ」
    秋田新幹線という言葉を聞いた途端2人は立ち上がり急いで部屋を出る。
    「21,2番線ホームで乗客同士の喧嘩です、どちらも強烈なGlareを出していて…」
    説明する駅員。
    「そうが、わがっだ」
    と話の途中で切りあげ全速力でかけて行く山形と北陸。さすがは新幹線。とても早い。
    ホームについて先ず目に入ったのは二つのGlareを浴びる秋田だった。そこから北陸は乗客同士の対応に入り山形は秋田を連れ出した。少し落ち着いた途端秋田は人の心配をしたのは少し驚いたが、それより秋田の目が濁りかけていることに気づきそれ所ではなくなった。

    仮眠室へ向かうと一室だけ扉が開いていた。中には毛布やお茶、山形の上着が用意されていた。上越がやってくれたのだろう。鍵を閉め秋田を抱えたままベッドに腰を下ろし毛布でくるむ。
    「秋田大丈夫け?」
    こくりと小さく頷く以外反応がない。そのまま山形は続ける。
    「秋田、よぐがんばっだ。Goodboy。」
    ぎゅっと抱き締め頭を撫でる。
    「こわかった…」
    と弱々しくつぶやく秋田。
    「んだなぁ…おっかねえっけなぁ…もう大丈夫だ。秋田はようけ頑張った。ほら秋田、Look」
    山形の方に視線をやる秋田。目の濁りはすっかり取れて蕩けてきている。Subspaceに入り始めたのだろう。
    「Goodboy秋田。ほっだらそろそろ戻ってこ」
    まだspaceに入ったままの秋田の頬をつつき呼び戻す。しばらくしてからspaceから抜けきった。
    「つらかったべ?ちっどやすめ、な?」
    と山形が言うので秋田はそれに甘えてそのまましばらく休むことにした。

    山形が執務室に戻ると東海道がどうだったかと聞いてくる。
    「なんどもね。drop寸前だっだけっじょもSwitchさちゃんと入ったがら大丈夫だどおもう。今はそのまま休ませでる。」
    「そうか。ならいい。今後のことなのだが…」
    「秋田が乗務行く時誰かついて行った方がいいね。」
    と上越。その後に山陽が続く。
    「今回みたいなこと、無いとは言いきれないものね」
    皆の意見は一致しているようで。今後秋田の乗務にはほかのものが同行することとなった。路線的に東北と山形が多くなるだろう。

    山形は再び執務室を出て秋田の休む仮眠室へと向かう。ノックをしても返事がない。そっと入ると秋田は寝てしまっていた。何かを抱えて。
    よく見るとそれは山形の上着だった。そういえば置いてあったな、と思い出しながら秋田の頭を撫でる。
    恐らく、秋田はあんなに強烈なGlareを浴びたのは初めてだろう。何とか持ったが、山形たちの到着がもう少し遅れていれば確実にSubdropに陥っていた。申し訳なさと安心したのが混ざった複雑な気持ちだ。ベッドの外へ投げ出された手をそっと握る。大きさはさほど変わらないが山形よりも柔らかいその手を愛しく思いながら指先と手の甲に触れるか触れないかギリギリのキスを落とす。我に返った山形は何やっているんだと自嘲気味に笑い部屋を後にした。
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    MOURNING未完成です
    これ以上書けなくなったので供養
    この後に上手くくっつけていちゃいちゃさせたかった
    未完成 がたこまどむさぶ2Subdropを起こしかけてから数週間後。その後特に不調はなくcareもplayも今まで通りにやって貰った。ただ一つ変わったのは秋田の山形へ対する気持ちであった。最初に自覚したのはSubdropが起きてから数日後。山形とご飯を食べに行った日。ただ一緒にいるだけなのに幸せで心が満たされているような気がした。しかしその時の秋田はただの勘違いだと思った。playもcareもしてもらって、食事やほかのことに誘っても嫌な顔せずに乗ってくれる山形。それはきっと今後も円滑に進める為の山形なりの配慮なのだろう。自分たちは同僚で、契約関係なのだから。そもそもいくら周りが美人だと言っても秋田は男であり山形も同じである。男の自分が男の山形を好きになるなんておかしいと。その後またいつも通りに接した。つもりだった。気づいたら山形を目で追っていたし、一つ一つの仕草に目も心も奪われていた。今まで通り食事に誘うのも、careをお願いするのも妙に緊張して。そこで秋田は確信した。あぁ、本当に山形を好きになっちゃったんだ。と。しかし、相手にとって自分はただの同僚で契約関係がある人間という認識なのだろう。少し前まで自分もそうだったのだから。だから山形に対してこんな気持ちを抱いてはいけない。消し去ろうと決意をした。
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