英雄会議「定期開催、怪物対策英雄会議!きみの相棒も連れてくると良い、って事でヨロシク頼むぜ!」
あの後、突如現れた16番はロロの返答も待たず、言うだけ言って颯爽と去ってしまった。残されたロロはぽかんと立ち竦んで暫く呆気に取られていたが、如何することも出来ないので諦めて帰宅したのだった。
日時や場所の指定も無く、そもそも定期開催されているという会議の存在すら疑わしい。そして音沙汰も無く数日が経ち、ロロがその宣言を記憶の隅に追いやりかけた頃のある日、唐突に玄関のベルが鳴る。
「そういう訳で、迎えに来たぜ66クン!」
朝早くからその姿を表したトップヒーローは、開口一番にそう言った。
「…はあ」
ロロは若干16番の勢いに気圧されながら覇気の無い返事をする。
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