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    たうりん

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    たうりん

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    みゆけん

    #みゆけん
    miyuPrefecture

    プレゼント水族館へ行くのはお互い初めてである。
     ━━俺もよく誘ったよな
     と深幸は思うのであった。俺も楽しみだけど賢汰も楽しそうである。
     「深幸はどれが好きなんだ?」
     「俺はやっぱペンギンだよね。カッコよくね?」
     「かっこいいのか、可愛いと思っていた」
     「えぇ、マジかよ~」
     少し笑う賢汰を見て微笑ましくなった。
     「賢汰は何が好きなのさ」
     「俺はイルカが好きだな」
     「……珍しいな」
     賢汰がイルカ好きなのは予想外過ぎた。
     ━━帰りにプレゼントと一緒にぬいぐるみも渡すか。
     客足が少ないのか、ゆっくりみれそうだ。
    やっぱり手を繋ぎたいと思い声をかけてみる。
     「賢汰、手、繋がないか?」
    少し恥ずかしそう深幸が言う。
     「構わない、俺も聞こうか悩んでたところだ」
     「マジ?」
    思わず声が出てしまった。
     嬉しい反面恥ずかしくなっている自分がいた。とりあえず手を繋いでみる。暖かく柔らかい感触が心地良い。このままずっと繋いでいたいと思うようになった。
     ━━帰ろうかとなった時にBARによってから帰らないかとなり、寄ることにした。
    「何飲むか悩むなぁ」
    「ホット赤ワインとかどうだ?」
    「いいねぇ、飲もうか」
     おつまみやワインが揃い飲み始めることにした。
    「乾杯ー」
    「あぁ、乾杯。ワインは口に合うか?」
    「久しぶりに飲んだけど美味いな~」
    2人で飲むのは久しぶりだ。そうだ、賢汰に渡すプレゼントを渡そう。
    「賢汰、ちょっと渡すものがあるんだ」
    「急にどうした?」
    「気にいるかわからないけど、ネックレスとイルカのぬいぐるみ。ほら、やるよ」
    「……ありがとう。ネックレスとぬいぐるみか、お前にしてはいいセンスだな」
    少し賢汰が恥ずかしいのか酒で赤いのかは分からなかったが喜んでもらえそうで良かった。
     帰り道、一緒に家まで帰った。ほろ酔いくらいで丁度いい感じだ。チラッと賢汰のほうを見るといつもより酔ってるのか顔が赤い。 
     「賢汰先生大丈夫酔いは大丈夫かー?」
     「ちょっと調子に乗って飲みすぎてしまったかな、少しぼーっとして眠い」
     「早く帰って寝るかー、無理すんなよ」
    無事に家に着いて丸一日動いて2人とも疲れが出た。とりあえず賢汰の酔い具合が心配で部屋を見に行ってみた。眠る前だったらしくベッドに横たわっていた。
     「賢汰先生、キスしていい?」
     「急にどうした深幸」
     「付き合ってるんだしいいやんか」
     賢汰を覆うように抱き込んでキスをした。
     「んっ」
     「今日はここまで。またな、おやすみ」
     濃厚なキスをした。賢汰の部屋を出て自分も寝ることにした。あー、上手く出来ない自分に嫌気がさしたが寝ることにした。おやすみ、次だ次。
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