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    sorasanba

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    sorasanba

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    🖋👟 💙💜 ※🖋は出てこない
    🦊がとある場面を見てしまった話 
    (続く予定)

    #SpicyIkey
    #Shussy
    #ikeshu

    目撃者 「……なぁシュウ、今ちょっと時間ある?」
     おずおずとミスタがそう言ってきたのはなんてことない日の夜だった。
     ルカは早く寝てしまって、ヴォックスは昔のルームメイトと久々にお酒を飲みに、アイクは配信があるからと自室へたった今上がっていった。今リビングにはミスタと自分しかいない。どうやらミスタは他の誰にも聞かれたくない秘密の話を僕にしたいらしい。
     「うん、何?」
     「あのさ、シュウってアイクと付き合ってる…よな…?」
     「そうだね?」
     「俺、黙ってようかと思ったんだけど、でも…」
     そう言ってミスタは眉を下げて言いづらそうにしながらも、確かな決心に後押しされたのか口を開いた。
     「アイクが浮気してる…と思う…いや、してるんだ」
     「……ふぅん?」
     アイクが浮気、かぁ…。うーん…普通だったらここですごくショックを受けるんだろうけど…。
     ミスタから、まるで青天の霹靂のようなその言葉を聞いてもイマイチピンとこなかった。正直アイクが浮気しているなんて信じられない。それは恋人を盲信しているとかそういうことではなくて、これまでのアイクとの付き合いを思い出すと…その…なんていうか、アイクは僕のこと大好き過ぎると思うから。僕と目が合ったときにパッとほころぶ顔だとか、僕と話すときだけにしかない声色だとか、そういう気分のときに熱っぽく注がれる視線だとか、そういうのを日々感じていたら言葉にされなくても、僕くらい恋愛のことに鈍感な人間でも流石にわかる。それにアイクの性格的にもそういう誠実じゃないことはしないだろうし。あと、これも大きな要因なんだけど、そんなことしてる暇無いと思う。だってアイクはほとんど毎日配信して、その合間に色んな収録をしてそれ以外の作業を進めて…そしてそれらをこなして空いた時間に僕とデートしたり一緒に住んでるラクシエムの他のメンバーと出かけたり過ごしたり…そこに浮気相手に構う時間なんてあるのかな。
     煮えきらない反応を返す僕にミスタはさらに言葉を紡ぐ。
     「いや、シュウが信じられないのもわかるよ。アイクはそういうやつじゃない。でも俺見ちゃったんだって」
     「何を見たの?」
     「アイクが女とラブホ入る所」
     「……」
     僕は少し言葉に詰まってしまった。何故かと言うと、『アイクが女性とラブホテルに入っていく』という光景に身に覚えがあったからだった。さっきまで思ってたことと矛盾してるって?そんなことはないんだ…ミスタが見たというのが3日前のことならば僕の予想は当たってしまう。
     「あー…それってさ、いつの話?」
     「えっと、俺が前にコラボ配信したときだから…3日前?」
     「……へぇ……」
     「あの日さ、俺ら二人とも昼から夕方頃までデカいコラボに参加してたじゃん?終わって同じくらいのタイミングでリビングに来てさ、そのタイミングでアイクが買い物行くつって出かけて、それ聞いて俺も買わないといけないものあったの思い出してさ」
     「うん」
     「そんで俺も買い物しに出かけたじゃん?なかなか見つかんなくていつもは行かない店とかにまで探しに行ったわけ。やっと見つけられたけど電車に間に合いそうになかったからさ、ほら前に5人で飲みに行った飲み屋街あるだろ。あそこのあたり通ったんだよ。シュウは知らないかも知んないけどあの辺りってホテル街でもあってさ、そんで…そこで……」
     僕の頭の中でミスタのあの日一日の様子が紙芝居のように展開していく。アイクの姿を見つけたミスタの呆けた表情まで鮮明に僕の脳裏には浮かんでいた。
     もうここまで来るとほぼ100%当たりなんだけど、一応、一応ね。諦めたら試合終了だって安西先生も言ってた。
     「見ちゃったってことだ?」
     「うん…」
     「ちなみにどんな人だった?アイクの横に立ってた人って」
     「顔は見てねぇよ?外見の特徴なら、アイクと同じくらいの身長で、ゴスロリっぽいワンピース着てて…髪は長かったな、黒髪だった。印象的には清楚っぽい子だった」
     「あー…」
     「そういうことはしそうにない子だったのに浮気するなんて……いや、アイクが言ってないのかも知んないけど。…俺の言葉だけ聞いても信じられないだろうしさ、シュウが望むなら俺証拠集めようか。もう探偵の仕事はしてないけどスキルとかコネとかはあるし、力になれると思う。もちろん金もいらないし」
     ミスタはどうやら煮えきらない返事をする僕が相当ショックを受けていると思ったらしい。ミスタが探偵の仕事をやめて久しいけど、わざわざ協力を申し出てくれるくらいには心配してくれているし気にしてくれているみたい。

     でもごめんね、ミスタ……それ僕だ…。

     ちょっと魔が差したというか…アイクに見せてもらった彼の過去の女装姿が可愛くて、こんなに可愛くなれるものなんだって感心して、じゃあシュウもやってみる?って言われて、興味はあったけど他の三人に見られるのは照れくさいなって思って、そしたら待ち合わせて出先でメイクしたらいいじゃんって言われて、そしたら想像以上に可愛くなっちゃって、お互い興奮して──なんならそういう意味でも興奮しちゃって、それでホテルに行っちゃって…。
     い、言えない…恥ずかしくて言えない…!でもこのままだとアイクが浮気野郎になってしまう……それはアイクにも悪いしこれだけ心配してくれてるミスタにも悪い…どうしよ…アイク、助けて…。
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    Replies from the creator

    sorasanba

    DONE❤️‍🩹💚
    あまさんのこちらのツイート(https://twitter.com/seisinouragawa/status/1562051377181782016?t=e-dsx-Hnf0bzY1T4-SG57Q&s=19)をもとに書かせていただきました。
    デート中のリアスと光ノが迷子を見つける話。
    迷子 「あの子、迷子でしょうか」
     共に進行方向を向いて歩いていたはずだったが、気づいたら光ノは全く見当違いの方向を向いていたようだ。光ノの視線の先には、だだっ広いショッピングモールの通路のど真ん中で佇む小さな子供が一人。その子供は親を探しているのかキョロキョロと周りを見渡そうと体の向きごと変えてクルクル回っていたが、足をもつれさせて尻もちをついた。あぁ、泣き出すぞ、あれ。経験に基づく予想は外れることなくその子供はワンワンと泣き出した。泣き声はどんどん大きくなっていき、他の客もその子供の存在に気づいたようだったがその中に子供の親は居なかったらしく変わらず子供は一人ぼっちだ。
     あんだけ泣いていたら遅からず近くの店の店員なり警備員なりが保護しに来るだろうが、だからと言って放っておけるものではなかった。リアスは子供が嫌い(うるさい、言葉が通じない、小さいくせにこちらを舐めてかかってくる、などの理由によって)なのだが、種の保存の為の本能なのか昔からどうにも放っておけない節があった。
    1852

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