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    xykz81

    @xykz81

    aknk日記、大概最悪なことしか書いてない

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    xykz81

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    隣の預言者「私はいつまでも主様と一緒ですよ」
    深夜、24時10分。
    突然雨に降られた体を乾かしながら、ラトくんと話していた。
    彼はたまにこういうことを言う。依存、とかそばにいて、とか。
    それは私にとって少し幻想的で、薄氷の上を歩いているような言葉だった。ふわふわと夢見心地だけど、冷たくて壊れやすい。
    永遠は儚い。いつだって継続が1番難しい事を、誰より私がよく知っていた。

    そもそも彼の言う、ずっと一緒とはどういうことなのだろう。
    身体的、という意味ならそれは不可能だ。
    私と彼は、残念ながら永遠に物理上共にあることが出来ない。
    心理的、という意味なら…出来なくはないけど、彼はかなりの自信家か預言者か魔法使いという事になる。

    私は私が分からない。心の在処も、思考の形も。
    彼を見て、彼の考えうることを予測することで、どうしてか私は私をなんとか知ることが出来ている。私という物体が、日々少しずつ形を成していく。
    彼が一緒にいる私とは、何なのだろう。本人ですら曖昧なそれを、彼は掴んでいるのだろうか。それとも、そこまで考えていないのだろうか。

    私は、今のところ彼は預言者だと思っている。
    朝起きた時や、外でふと桜を見た時、理不尽に誰かに怒鳴られ貶された時…日常の様々な時にあの鮮やかな赤紫色を思い出す。
    カメラロールを覗けば、いつだってそこに彼の亡霊がいる。
    「一緒にいる」という彼の言葉が嘘では無いように思えた。
    彼はそれを見越していたのかもしれない。
    もしくは、そうあって欲しいと思っているのかもしれない。

    ただ、分からないことだけが分かっている。なんだかおかしな話だ。

    まだ雨はやまない。暗い方が落ち着くという彼は、雨の日をどんな気持ちで過ごすのだろうか。
    乾いたからだを丸めて、静かに揺れるあの三つ編みを眺めながらやけに充実した10分を過ごす。
    また決められた回数の会話を交わして、瞑想をして、ゆっくりと目を閉じた。

    明日もどうか、彼の予言が当たりますように。
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