次の授業を受けるため廊下を歩いていただけなのになんでこんな状態になってるの?
トイレの個室、五条にガッツリとホールドされしかも口まで塞がれて声立てるなと脅されている伊地知。
「五条術師~」
「あれ?姿を見かけた気がしたのに」
「ほか見て見ましょう」
補助監督たちが五条を探している会話が。
もぞっと動くとぎゅうぎゅう身体を絞められてはっきりいって痛いし苦しいから離して欲しいのに本人は探している補助監督たちの気配のほうに集中していて無意識の行動なのである。
ぼんやりとした思考で探し回られてるってことは何かやらかしたのか、任務嫌がってトンズラしているタイミンクにはち合わせしちゃったんだなぼく。
授業にまにあうかなぁ。
「やっと居なくなった」
「もごっ」
「あ、わりぃ」
塞がれてた手が外され新鮮な空気を吸うために大きく深呼吸、はぁしぬかと思ったと心の声。
「あの、先輩」
口から手は外されたものの伊地知の腹に回された手はそのままの状態しかも体重をかけられてるので扉に両手をついた体勢は変わってないの離れて欲しい。
「離れ、ぴゃっ」
首筋にぬるりとした感触に悲鳴があがる。
「いい匂いだな」
え?なに?
がっしりと体勢を固められて振り向くことが出来ない伊地知の首筋を舐める五条。
はぁ我慢してたけど限界。
今朝、祓徐任務で実験的に技を使ったら思いのほか損傷物がでてしまい夜蛾からの呼び出しから逃げているところに伊地知と遭遇、後ろから補監が追いかけきていたので目撃者の口を塞ぐため近くにあったトイレに籠城した、という理由。
頭の回る伊地知が補監に居場所を知らせられては困るので動けないようホールドそして黙らせることに成功。
苦しくてモゾモゾする伊地知には悪いとおもいつつ気配が消えるまで我慢してくれと願っていたのだが、密着している伊地知からふわりと香る石鹸と緊張している汗の匂いがずっと五条の鼻腔と下半身を刺激し続けており理性をどうにか保っていたのだった。
「いじち」
耳に優しく響く声。
名前を呼びながら首筋を舐められてゾクゾクとした感覚が背中を走る。
「せ、んぱぃんふっ」
後ろから顎を救われてキスをされる。
せんぱいの唇やわらかいきもちいいい、ぽやぽやした顔をしていたのだろう五条が、
「かぁわいい、もっとしよ」
ふたたび重なって今度は五条の舌が口の中へ侵入して伊地知の縮こまった舌を絡めながら蠢く。
拙いながら必死に答える伊地知に五条のモノが痛いほど張り詰める。
「いじち、ちょっといい?」
「ふぇ?」
伊地知のペルトを外してズルッと下着ごと下げられる。
「いやっなに?」
五条が同じようにズボンと下着を下げるとぺチッと尻に当たる熱いモノ。
「ココで扱かせて」
股の間にズブリと差し込まれた熱く猛々しいぺニスを無意識に締める伊地知。
いい感じ、動くよ。
ぬちゅぬちゅと前後に動く五条のぺニスに刺激されゆるく勃ちあがる伊地知のぺニスに気がついた五条が、
「そっちも構ってあげたいけどんっ」
パンパンと打ち付けられる腰に素股とはいえ刺激が強すぎて必死に扉に手をついて支える。
「んくっ、でる!」
ビュクリと先端から放たれる精液がいやらしく太ももをつたい落ちる。
はふはふと息をしている伊地知の体制をくるりと変えてキスしながら気持ちよかった、と。
「つぎ伊地知ね」
便器に座らされる。
ペットりとついた五条の精液を指で掬うと可愛らしく勃ちあがっているぺニスに塗りつけてちゅごちゅこと扱かれる。
なんで?やだぁとビクつく身体と五条に扱かれている気持ちよさでぐちゃぐちゃの伊地知の反応に、
「やだじゃないでしょ?きもちいいでしょ?」
「あ、あ、でちゃうだめ」
「いいよ出して」
「せんぱい、かおちかいぃだめっ」
射精感に抗えず背中を丸める伊地知。
放出された精液を嬉しそうに顔で受ける五条。
「あ、ごめんなしゃい」
緩慢な動作めトイレットペーパーを引き出して顔を拭おうとするとしたたる白濁を舐めている姿に手が止まる。
「顔射されちゃった」
「ご、ごめんなひゃい」
して欲しかったからいいんだよ。
へ、へんたい、ですか?
そーかもね。
やべっ、また勃っちゃった。
もう1回しよ!兜合わせで!
ぼく、授業がぁ。
適当に誤魔化してやるから安心しな。