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    Pたそ

    @P_TA_SO

    なんか色々描いてます。うちよそ、うちうち、よそよそ等。NL・GL・BL何でも食べれる雑食。

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    Pたそ

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    初めて書いた文章です。
    クソ雑です。
    一応"若い子"は誰に当てはめてもいい様に名前が無いです。

    #うちうち
    familyCircle

    うちうちSS(吾妻と沼垂)目が覚めると知らん天井が見えた。

    「…?どこだ、ここ…」
    「おや?気が付きましたか?」

    声が聞こえる方を見やると久瀬組(うち)に出入りしてる闇医者沼垂がいた。

    「吾妻さん、大怪我したのでうちの診療所に運ばれてきたんですよ。大変でしたよ、あなたの所の舎弟さんが大騒ぎしながら担ぎ込んできたので仕事にならなかったんですから」

    …なんとも棘のある言い方だな。
    確かに身体中痛えし熱いし散々な状態だな。

    ……そういや俺はアイツを庇って--------

    「吾妻さん」
    「あ?なんだよ先生。怪我人にお説教でもすんのか?」
    「いえ、そんなことしませんよ面倒臭いので。ただ、そうですね…。意外だと思いまして」
    「は?何がだ?」
    「あなたって生い立ちや立場のせいであまり人に興味を持たない人だと思っていましたが、どうやら勘違いだったようなので」
    「……なにが言いたい」
    「あんな若い子を庇って態々怪我をするなんて、想像もつかなかったです。吾妻さんは私と同じである意味人に無関心で、そしてある意味人に期待している人種だったのですね」
    「………」
    「心底どうでもいい人間が目の前でいくら死のうとも動じないのに、少しでも懐に入れた人間に対して少なからず情が湧いてしまう----- いくら非常な行いをしていてカタギの人間と距離を取っても、結局あなたはその人間を助けるんですよ」
    「俺は…」
    「あなたは私と同じで結局偽善者なんですよ吾妻さん」
    「………」
    「悪いことは言いません。ただ、人付き合いは慎重になる事をお勧めしますよ。
    …それではしばらく安静にしていてくださいね」
    そう言い残して奴は部屋を後にした。

    「…ッチ!!クソがっ!!」

    ガチャ
    「そうだ吾妻さん」
    「戻ってくんの早過ぎんだろ。しばらく帰ってくんなよ」
    「大事な事を忘れてました」
    「あ?」
    「身体を休めるには甘いものが1番なのでこちらをどうぞ」
    「………これは…。」
    「キャドバリークリームエッグです」
    「見りゃわかるわ。いつも食ってるゲロ甘ぇチョコだろ」
    「普通の美味しいチョコですよ。さぁどうぞ」
    「何がさぁどうぞだ!?怪我人を今度は糖尿で殺す気かーーっ!?」
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    MOURNING幸司君と光理ちゃん
    ゆりかご電車の後あたり
    「中屋敷君って、頭の中ぶっ飛んでるのに、案外人を放っておけないタイプだよねー」
     仲良しの刑事さん――唯崎姐さん――は俺にお茶を差し出して、疲れた顔で笑った。
    「え~、そうですか? 俺はまっとうな大学生男子ですよ~!」
    「いや、まっとうな大学生男子は心霊写真撮りに来て、不良と絡んで、警察に捕まったりしないから」
     まったく……。と溜め息を吐く唯崎姐さんにまあまあと言って、貰ったお茶を飲む。口の中を切ったからしみて痛い。
    「い……っ! ……でも、ほっとけないじゃないですか。アイツら祠壊して遊んでたんですよ? 怪奇現象に対する冒涜です。……それに、後からあの人達に天罰とかあっても怖いし」
     唯崎姐さん知ってます? 怪奇現象って魅力的ですけど、遊び半分で首突っ込むと怖い目に遭うんですよ。だから、ちゃんと敬意を持って接しなきゃいけないし、首をつっ込むならそれ相応の覚悟を持ってやらないと。
     一息にそんなことを言うと、唯崎姐さんは目を真ん丸にして、「へぇ」と呟いた。
    「いつも遊んでるだけかなーって思ってたよ。結構真面目なこと考えてたんだ」
    「うーん、最初は遊び半分だったんですけど、一回痛い目見た 981

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    MOURNINGこう→りお&しょうひか前提幸司君と光理ちゃん「俺、姐さんのこと好きだったんですよ」
     いつものように交番に顔を出した中屋敷君が、妙に吹っ切れた顔でそんなことを言った。
    「十七の時かなあ、俺ちょっとだけ今よりスレてて、俺の話をまともに聞くやつなんていないよな。って思ってたんです。……でも、姐さんは違った。俺の話聞いてくれたし、聞いたうえで叱ってくれた」
    「それが仕事だからね」
    「はい。仕事でした。でも、それは俺にとって初めてのことで、すっごい嬉しくて、……この人のことが本気で好きだなって思ったんですよ」
     ……でも、ガキだったから結局告らずに終わりにしたんですよね~。世間話をするようにそう結んだ中屋敷君に何も言えなくて「そっか」とだけ返した。
    「そういえば、中屋敷君は私のこと「唯崎さん」って呼んでたね。すぐに「唯崎姐さん」になったから忘れてたけど」
    「……だって、「ねえさん」に恋はできないじゃないですか。姐さんが鈍感で助かりましたよ。ホント」
    「鈍感……。否定はしないけど、直球で言われると傷つくな……」
    「傷ついてください。だって、俺があの時告っても姐さん断ったでしょ?」
     にこにこと笑いながら言う中屋敷君に溜め息を吐いてしまう。 2389

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