Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    ときさか

    書きたい事をつらつらと。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 8

    ときさか

    ☆quiet follow

    トラジェイでハロウィンネタ書こうと思って書き始めたら何故かエース強めになってしまった冒頭の部分(トラッパー出てきてすらいない)
    エースの方向性が分からない…けど、可愛いおじちゃんにしときたい

    「ヒーマーだーなぁー」
    焚き火の前で幾度となくコイントスに興じていたエースは大きなため息をついて寝っ転がった。
    「はああぁぁ退屈だよぉおおお、なんか楽しい事ないかなーーー……っ」
    「オッサン最近儀式呼ばれてないもんな」
    駄々を捏ねる子供のように喚くエースに呆れたようにデイビッドは声を掛けた。
    「そーなんだよー、おじちゃんってば最近ホントにご無沙汰じゃない?んもーヒマでヒマで死んじゃうよ、こんなのー」
    自らの首を絞めて死ぬアピールをして戯けるエース。
    と、そこに儀式終わりのジェイクとスティーブが通りかかった。
    「なに騒いでんだよエース」
    「あ、2人とも儀式おつかれちゃーん。いやね、おじちゃんがヒマで死にそうってだけなんだけどさぁ……ってスティーブちゃん何持ってんのソレ」
    「さっき儀式行ったらあちこちにカボチャ落ちててさー、何個か蹴り潰してきたんだけど気になったから持って帰ってきた。コレ、ハロウィンっぽくね?」
    スティーブは嬉々として抱えていたカボチャをエースに見せた。
    「あーーっ、ハロウィン…いいねぇワクワクするねぇ。……そうだよ、大事なのはイベントじゃん!!いいなぁいいなぁおじちゃんもハロウィンしたいなぁっ!!」
    エースはスティーブの手からカボチャを掻っ攫い嬉しそうに目を輝かせた。
    「ハロウィンなぁ……確か仮装して練り歩いてお菓子もらうヤツだっけか?」
    「トリック・オア・トリート!!お菓子をくれなきゃイタズラするぞ、ってな」
    焚き火の前に座り直しながら呟くジェイクに、お化けポーズを取りながらデイビッドが笑う。
    「お菓子なぁ……この森にそんな上等なモノあんのかよ」
    「エンティティがそんな気の利いた事するかよ」
    「違えねえ、あの邪神サマはアイスだと期待させといて馬肉のフレーバーを用意するような悪趣味なヤツだぞ」
    皮肉めいた、冷めた会話を繰り広げる3人に居ても立っても居られなくなったエースは声を上げた。
    「もー、3人とも分かってないなぁー。イベントだよ、イ・ベ・ン・ト。大事なのは非日常感のドキドキワクワクだと思うわけよ、だからさぁ……」
    言いながら、何かを閃いたエースは不適な笑みを浮かべ、そしてとある提案を3人に持ち掛けるのであった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator