kitten「えへへ……にゃあ!」
厭らしくも可愛げのあるベビードールを纏い、恋人の前で尻を振った。アルコールに手助けされて装着した猫の耳と尻尾が揺れる。
ころりと寝転がり、お腹を見せて服従を示した。
「ケイローンっ、こっち来てぇ」
優しい彼の腕を引き、ぎゅうぅと全身でしがみついた。
胸一杯に匂いを嗅ぎ、甘く火照った耳へ口を寄せる。
ちゅっちゅっと音を立てて口付けた。
快感を求めて、膣肉は切なく濡れている。
「ねーえっ、立香のお腹、またメロメロにして?」
「……飲み過ぎたようですね」
「そんなことないもん!」
舌足らずな反論に、彼は緑の目を細めた。
呆れたような眼差しの中に、愛おしさを見つけて調子に乗った。
「ふふ……にゃんにゃんっ、いっぱい愛してほしいにゃん!」
逞しい胸板へ顔を埋めて、求愛するように頬擦りをする。
重い溜息が聞こえてきて、数秒後にベッドに押し倒されていた。