萌え袖ピクピク ケンチンとセックスした次の日、目を覚ますと隣にケンチンがいないことがある。
「……ケンチンめ」
台所が物音がするから、きっと大好きなオレのために朝ごはん作ってるんだろう。わかってねぇよなぁ。オレは起きてすぐにごはん食べられるより、ケンチンにぎゅうって抱き締めてもらう方が好きなのに。
だって抱かれた次の日ってさ。なんか体に余韻があって、じわって肌が熱くって、ケンチンのカサついた大きな手に撫でて欲しいって思うんだよ。なんか甘ったれた気分。そう言うとケンチンは、いつも甘ったれだろって笑ったりする。
「しょうがねぇなぁ」
無性にケンチンの顔が見たくなって、腰に鈍痛が響くのを無視して起きることにした。オレの服が見当たらなくて、見つけたケンチンのカーディガンを素肌に羽織って部屋を出る。
「ケンチーン、おはよー」
「起きたか」
台所に突撃してケンチンにしがみ付いたら、ケンチンが笑ってキスしてくれた。昨日はあんなに舌まで絡めてたのに、唇ちゅってくっつけるだけの、全然やらしくないヤツ。
「朝飯、目玉焼きにした」
「……ウン」
オレが喜ぶだろうなって嬉しそうな顔するから、オレは隣にいて欲しかったって文句を毎回飲み込むことになる。ねぇケンチン。オレ、まだ腹ん中にケンチンいるみてぇで食べらんないかもしんねぇ。
「オマエ、パンツも履いてねぇのか」
「見当たんなかったんだもん。昨日、汚しちゃったし?」
「……」
オレの服、全然見当たらなかったからきっと今頃洗濯機の中でぐるぐる回ってるんだろう。昨日ケンチンが珍しくがっついて、服着たままオレの体撫で回したせい。オレ、パンツ履いたまま気付いたらイっちゃってた。思い出すだけで熱がぶり返しそうな体を、ケンチンにそっと擦り付ける。
「……思い出した?えっちなオレ」
「……」
くっ付いてたケンチンのちんこが、ぴくって動いた。むっつりめ。
オレのこと大好きで可愛い。
「飯は?」
「オレね、ごはんよりケンチンに撫でて欲しい気分」
そう言うと、ケンチンはオレの体をひょいと持ち上げてソファに向かう。オレ別に軽くなんてねぇのに、持ち運ぶのが当たり前みたいな軽々しさだ。
「ベッド行かねぇの?」
「ウン」
ソファに座ったケンチンの上に、背面座位の体制で抱えられた。昔は四十八手制覇しようなんてはしゃいでた時期もあったけど、今は自然と、いっぱいくっつけるようにスるのが多くなった。
「年とったなぁ」
「まだまだ枯れねぇけど」
煽るように、ケンチンのおっきな手で体をまさぐられる。
「んっ……」
昨日いっぱい愛してもらった体が、思い出したみたいにすぐ熱を持つ。ケンチンの手を見下ろすと、自分の乳首が触られてもないのにぷくって膨らんでるのが目に入った。
「……っ」
気持ちいいのは好きだけど、抱かれることに慣れた体が、メスみたいに変えられていくのは少し恥ずかしい。リビングはカーテンも開けられて、日の光に体が照らされてるせいもあるのかもしれない。
「ねぇ、ヤるならベッド行こうよ」
「待てねぇ」
「ぁっ」
熱の籠った声と一緒に、耳の後ろにぢゅっと吸い付かれる。オレ、今からベッドまでも待てねぇケンチンにいいようにされちゃうんだ。そう思うだけで、ぞくぞくする。
「オレのこと好きだから?」
「ウン」
体のナカまで愛されることを知ってるオレの体は、なんも入ってないことを寂しがるみたいに穴がひくついた。
「でもここローションもゴムもねぇなぁ」
ケンチンはそう言って、オレの胸を両手で揉み込んで乳首を指で弾く。
「あっ……なくていいよ、ナマでするっ……」
「確かに、昨日の名残りあるよな」
オレは穴が寂しくて早く埋めて欲しいのに。意地悪なケンチンは両手でオレの乳首をくりくり摘んで遊ばせるだけ。
「んっ……ぁっ……」
昨日散々いじられ舐められた乳首は、赤くなってじんじんしていつもより感じちゃう。
「このまま乳首でイけんじゃねぇの」
「やぁっ……むりっ……」
逃げるように体を捩れば、耳元でケンチンに笑われる。耳に息が掛かるのでさえ気持ちくて、ぴくりと体が跳ねた。
「ケツでは上手にイけんのに?」
「うんっ……オレ、ナカでイくっ……けんちんっ」
ずっと欲しくて、穴がひくひくしてる。強請るようにケンチンの胸に頭を擦り付けたら、ケンチンの手が下に降りてきた。
「まだやらけぇ」
「あぁっ」
指で穴のフチをふにふにとなぞられる。昨日目一杯広げられて、いっぱい擦られたから。閉じ切らないまま、フチがふっくら膨れちゃってる。
「中もあちぃ」
「あっ……あっ……」
ローションがないから、ゆっくりゆっくりケンチンの指が入ってきた。じれったくて、でもそれがぞわぞわするくらい気持ちよくて、中の粘膜がきゅうきゅうケンチンの指にまとわりついた。合わせて粘膜がちゅっちゅって音を立てて、たまらなく恥ずかしい。リビングで声を上げるのも恥ずかしくて、着ていたケンチンのカーディガンを口に咥えた。
「んぅ」
我慢してるオレに気付いたのか、ケンチンが焦らすようにゆっくり指を動かし始めた。
「んっんっ……んんっ……」
ふっくら膨れてる前立腺をそろそろと指で撫でられる。それだけで体が震えてしまう。オレを抱えてるケンチンには、きっと全部バレている。
「んっ〜〜♡」
唐突に前立腺をぐっと押されて、気付けばオレはイっていた。
目の前が真っ白にチカチカして、ちんこからは何も出てないのに、イったと思った瞬間体がだらりと弛緩した。
体をピクピクと震わせくたりともたれかかるオレに、ケンチンがまた楽しそうに笑う。
オレのケツに押し当てられるケンチンのちんこも、すっかり熱を持ち硬くなっていた。
「ケンチン、いれて」
「だからローションもゴムもねぇって」
ケツ振ってズボン越しにケンチンのちんこ擦ってたら、ケンチンは指動かさないからオレがケンチンの指でオナニーしてるみてぇじゃん。
「やだっ……ナカ、さみしぃ」
「ほら、こっち向け」
涙混じりの声で駄々こねたら、ケンチンに指まで抜かれてしまった。早くナカを埋めて欲しくて、力の入らない足をなんとか持ち上げ体を反転させる。
「んんっ……」
向かい合ったらキスをして、ケンチンの舌に吸い付いて、そのままケンチンの唾を飲み込んで。ようやくちょっとだけ満たされた気持ちになる。早くこのままケツのナカにも、ケンチンの精液飲ませてくれたらいいのに。
「あっ♡」
ケンチンが雑にズボンとパンツずらして出したちんこが、ようやくケツに押し当てられる。それだけで期待したケツの穴が勝手にくぱくぱ動くのを、ケンチンに揶揄うように笑われた。
「おら、挿れて欲しかったら力抜け」
「んぅ♡」
ペチンとケツを手のひらで叩かれて、痛くないのにまた勝手にケツがきゅんって締まる。ケンチンは意地悪だ。
「はっ……はっ……」
犬みたいに息乱しながら、必死に体から力を抜く。ケンチンに誉めるみたいに頭撫でられて、犬が涎こぼすみたいにさっき射精できなかったちんこから先走りがこぼれた。
「あぁっ♡」
ようやくゆっくりと、ケンチンのちんこがナカに入ってきた。ミチミチ広がる穴の縁が、ぴっちりケンチンのちんこに吸い付いている。いつもオレを気遣ってばっかりのケンチンが、久しぶりにナマで挿れてくれた。喜ぶみたいに、粘膜がうねる。
「ん〜♡」
うねる粘膜を割り開いて、ゆっくり奥まで入ってくる。オレの腸液なのかケンチンの先走りなのか、ケンチンが奥に進むたびグチグチと湿った音がする。
「ひっ!?」
奥まで入ったと思った瞬間、ケンチンが突然オレの膝裏に手を通してケツを掴んだまま立ち上がった。
「ケンチン、なにっ……」
「ベッド行く」
落ちないように慌ててケンチンの首にしがみ付くオレの混乱をよそに、ケンチンはそのまま寝室に向かって歩き出した。
「あっ、あっ」
激しくはないけど、歩くたびに奥をずんずん突かれて声が出る。足がそのたびぷらぷら揺れて、踏ん張ることもできずに自分の重さで奥の奥まで迎え入れてしまう。
「んひっ」
ようやくベッドに着いた時には息も絶え絶えで、ケンチンに乱暴にベッドの上に下ろされたと思ったら勢いでケンチンのちんこが抜けてしまった。急に栓をなくした穴はすぐには閉まらず、ぽっかり開いた粘膜が外気に触れて鳥肌がたつ。
「ケンチン?」
「オレ今だいぶチンコイラついてるから。覚悟しろよ」
見上げたら、ギラついた目でオレを見下ろしながらちんこにローション塗りたくるケンチンがいた。そんなケンチンの姿に、また涎垂らすみたいにオレのちんこから先走りが溢れる。さっき駅弁で運ばれてる間にも漏らしたんだろう、ケンチンの部屋着をべちゃべちゃに汚してるのが目に入った。でも次の瞬間にはバチュンってケンチンのちんこを突き立てられて、謝る暇もない。
「〜〜っ♡♡」
あまりの衝撃に、声も出せずに体が強張って反った背中が浮く。
「かはっ」
勢いよく打ち付けられたちんこが、ずろって出ていくのに合わせて体から力が抜ける。
「お待ちかねだろ」
「ひぅっ」
ぬぽっとちんこが出ていったと思ったけど、ひくつく穴に先っぽ押し当てられてる。
「あぁっ」
ひくって穴が期待するように開いた瞬間。またドチュンって勢いよく奥までちんこ突き立てられて、思わず捩った腰をケンチンの両手で掴まれて引き寄せられた。
「ひっ……や、おくっ……おくやだぁ」
「だーめ」
一番奥まで拡げられたと思ったのに、ケンチンが小刻みに腰を揺らしてもっと奥を犯そうとする。勝手に体が痙攣して、コントロールが効かずに涙が出る。そんなオレをケンチンが捕食者みたいに楽しそうに笑って見下ろした。泣き顔見られるの悔しいから、腕で顔隠してついでに着ていたケンチンのカーディガンで涙を拭いておく。
「マイキー、奥入れて」
「んひっ……あっ、あぅ……やだぁ」
いつも奥突かれると、オレのちんこが壊れたみたいにびしゃびしゃ潮漏らしちゃうの知ってるくせに。意地悪。抵抗するみたいにぎゅうってナカ締めたけど、ケンチンはそのままずんって腰を突き立てた。
「っ」
ゴチュって。体のナカから、脳みそに音が響いた。今、絶対入っちゃダメなとこ入った。前、ケンチンに結腸だって教えられたとこ。
「あーっ、あっ、、んぁ」
ケンチンが腰を振りたくって、その度にグポグポ結腸に出入りする音がする。オレとケツとケンチンの腹の間までローションが溢れて、ケンチンが腰振る度にバチュバチュ音がする。そんな水音に混じって、オレの言葉にならない喘ぎ声が聞こえてくる。突かれる度、喉から勝手に声が出てしまう。
「はっ、イイ顔」
ケンチンが、オレを見下ろして嬉しそうに笑う。嘘つき。絶対オレ今、だらしない顔してんじゃん。だけどもう腕に力が入らなくて、顔を隠すこともできない。口は閉じることもできなくて涎垂らしっぱなしだし、涙が出て視界がぼやける。頬も耳も熱いから、きっと赤くなってんだろうな。
「あっ、あっ、んー♡」
抵抗もできず揺さぶられて、間抜けな姿を晒してる。生殖器として使い道もないオレのちんこが、揺れてぺちぺちと腹に当たる。もう潮なのか先走りかもわかんない液体で、腹に水溜りができていた。
「けんちん、顔見たい」
涙で濡れた視界じゃぼやけるから、甘えるみたいに両腕を伸ばす。ケンチンのカーディガンで隠れた両手を握ってくれたケンチンは、そのまま身を屈めてくれた。
「あっ」
屈まれた分また奥を突かれて苦しかったけど、ケンチンに抱かれ慣れたオレの体はそれさえも気持ちよく感じた。
「んっ」
ちゅって唇で涙を吸われて、視界がクリアになる。ケンチンのおでこから流れる汗を、お返しに舐めてあげた。しょっぱい。
「なぁ、ナカ出していい?」
「いーよ」
射精したがってるケンチンのちんこが、ぐいぐいと奥に押し付けられる。ぴくぴく震えるケンチンのちんこが可愛くて、ぎゅってナカを締めてやる。
「はっ……イきそっ……」
「あんっ、ん、んぅ♡」
オレに覆い被さってくっ付いてるから、激しくは動けない。それでも耳元にケンチンの熱い息がかかって、それだけで信じられないくらい感じて身を捩る。だけどケンチンに押さえられた体は碌に動かず、体の中にぐるぐる熱を溜めたままびくびく震えるだけだった。
「ん〜〜♡♡」
堪らずぎゅーってナカを締め付けた瞬間、グポって結腸の弁を潜ったケンチンのちんこにびゅーって熱い精液をかけられた。
「あー、あーっ♡」
ぴくぴく震えて受け止めるオレに、ケンチンが出し切るようにぐっぐって腰を押し付けてくる。オレのちんこもいつの間にかだらだら勢いなく精液を吐き出していて、腹からくちゃくちゃ粘液の音がする。
「あぅ♡」
オレがイった後も、ケンチンの射精は終わらない。そんなわけないのに、孕んじゃう、なんて色ボケた頭で思った。
「はっ……マイキー」
「んぅ」
ようやく出し終わったらしい、ケンチンがお疲れ様のキスをしてくれる。お疲れ様のキスだと思ったのに、ゆるゆるナカで動かされるケンチンのちんこが硬いままなことに気が付いた。そんなん、オレまで熱が収まんなくなるじゃん。
「ケンチン、もっかい」
「ん」
誉めるみたいに下唇を甘噛みされて、ケンチンが体を起こす。
「今日やべぇわ」
「昨日もしたのにな」
「まだまだ枯れねぇだろ」
そう言って笑ったケンチンが、二回目とは思えない激しさで腰を振る。
「あっ、あっ……あぅ、あん」
ナカ出しされた精液が掻き出されて、ちんこ出し入れされる度に穴の縁で泡立っていく。ブチュブチュ下品な音がするのが恥ずかしくて、思わずきゅって締め付けたらだらりとケツを伝って流れていく。オレが着てるケンチンのカーディガン、汚れちゃったかもしんねぇ。
「コラ、よそみすんな」
「あぁっ」
ケンチンのカーディガンの心配してやったのに、ケンチンはお仕置きするみたいにぷくって膨れたとこをちんこで押し潰してきた。オレの前立腺。オレの弱いとこ。
「んぁ♡……はひっ♡」
もうこうなったら言葉なんて喋れなくて、ふにゃふにゃな甘ったれた声をあげるだけ。
「あ♡あ♡けんちっ♡」
名前を呼んだら、誉めるみたいにごりごりちんこで前立腺を擦られる。
「あー♡んぅっ♡」
ナカからちんこ触られてるみたいで、堪んない。ちんこがぴくぴく震えて、排尿感に襲われた。
「あっ♡もれちゃっ……」
何回も経験してるから分かる。これはイきっぱなしになって潮吹いちゃうやつ。
「やっ、まって、まっ……あーっ♡♡」
待ってって言ったのに、ケンチンが意地悪するみたいに勢いよく突き上げるから。ぶしゃって噴き出した潮を止めようと思わず手を伸ばしたせいで、ケンチンのカーディガンをびしゃびしゃに濡らしてしまった。
「かわい」
「ばかっ」
ちんこがらじょろじょろ潮漏らすオレのこと眺めながら、ケンチンがまたオレのナカでイった。
「んっ♡」
ぬぽってちんこ抜かれたら、栓をなくしてどろってケンチンの精液が溢れてきた。
「風呂行ける?掻き出さねぇと」
「今ナカ弄られたらまたイく」
そう言ったのに容赦なく抱き上げられて風呂でまたイかされた。お礼にお掃除フェラしてやったけどな。
ちなみに色んな体液で汚れたケンチンのカーディガンは捨てた。惜しいやつをなくしたな。大体ケンチンのせい。