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    寂しがり屋女将🐰の独り言編進捗

    #ディルガイ
    luckae
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    luckae

    兎割烹進捗 お料理編「本当にこれでいいのかな……」
    『でもガイアは1人じゃ寂しくて泣き出しちゃうだろ?今は誰かについていてもらったほうがいいんじゃないか?』
    「なんで俺より兎の旦那様の方が状況判断できているんだ?それに兎の旦那様はディルックのこと嫌いじゃなかったのか?」
    『君のことを狙う悪い男だったら嫌だったんだ。狡い気がするのは今も変わらないけど……』
    「ど?」
    『2人とも何話してるんだ?』

     ぴょこん‼︎と部屋の主人の兎が会話に入ると『君の主人が僕の主人をいつ食べるかわからない』と流石に世帯主のペットにいう訳にもいかず、なんとか誤魔化すのだが、なぜか自分の飼い主にそっくりな兎は2人で話すこともあるだろうとばかりにあまり深追いはしてこない。

     今日の夕ご飯は茄子の揚げ浸しと春雨、それにトマトスパゲティである。ディルックがこの間海外出張に行ってきた時に買ったパスタを油で香り付けしたニンニク揚げ焼きにしつつ、別の皿では春雨を戻し、お昼ご飯の冷やし中華で使ったきゅうりとハムと錦糸卵を使って調味料と合えつつ、春雨サラダを作っている。
     これはよく店でガイアが春雨サラダの残りを醤油であえてエルシーなおつまみとして提供していたのもある。
     勿論今は体調を崩しているし、お酒などもってのほかということで白湯を飲んでいるが、これもまた頂き物の舶来ものの紅茶などを出してくるのだからおやつどきにとても良い紅茶の香りを漂わせながらドキマギしてお茶の時間にしつつ、ディルックの帰りを待つ若奥様的な図が出来上がってしまうのである。ちなみに兎達はすでに役得とばかりに二匹で仲良くもちもちと無農薬の野菜をいただいているので幸せ空間と言わんばかりにイチャイチャとしながらガイアの話し相手になっている。
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    @ay8mk5dg

    PROGRESS兎割烹ディルガイ 南国出張帰り進捗

    出張帰りの旦那様を迎えてくれる女将と赤毛兎のお話し進捗
    兎割烹ディルガイ 南国出張帰り進捗「おかえりディルック‼︎今回はどこに行ってきたんだ?」
    「今回は南国の方なんだけど……正直本土の方が涼しい気がするよ……」

     はい、お土産、とばかりに紫芋のクッキーとミミガーと豚の角煮の真空パックに島豆腐のセットを渡してくるディルックに美味しそう‼︎ありがとう‼︎とにこやかに慣れた様子で受け取る女将。側の赤毛の兎は最早また貢物をしている……最早下手な兎よりもお気に入りの雌に貢いでいるのではないか。と呆れつつも、この男がくる日はガイアがさっさと本日閉店の看板を下げて、酒を取り出し、ディルックだけの定食を作りだすのだから全く……こちらも兎よりもわかりやすいと聞き耳を立てて、今日このタイミングで訪問する可哀想な客がいないか玄関の方を見張っているしかできないのである。外食ばかりだったという男に、栄養バランスのあるものがいいな‼︎何がいいかなと冷蔵庫を見てウキウキしているガイアが幸せそうならいいのだろうかと呆れ返り、自分は美味しい夏野菜でももらわないと割りに合わないとばかりにお野菜‼︎とY字の鼻をフンスフンス‼︎とガイアの足元にくっつけるのである。
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    @ay8mk5dg

    PROGRESSメイドの日ディルガイ。主にワイナリーメイド長のエピソードからわかる幼少期の二人のお話(イベストネタバレ有り注意)
    メイドの日ディルガイ進捗「ふふっ、ガイア、僕に隠れて何してるの?」
    「義兄さん……!」

     アカツキワイナリーが見える小高い丘の上で子どもが一人楽譜を眺めているかと思えばそれは小さな頭がもう一つ増えた。青い触覚は慌てて赤に目線を合わせたつもりだったが、背中から覗き込もうとしていた赤い毛玉は気にすることなくぴょこ!と義弟であるガイアの隣に座るのだ。

    「はい、お水とサンドイッチ。多分ここだろうと思ったからね。適度にお休み入れないと疲れちゃうよ」
    「ええと僕……」
    「ガイア、最近僕から離れて一人でいること多いんだもの。なにしてるか気になるでしょ?」

     晴れた日に小高い丘の上で小さな子供が紙と睨めっこをしながら一人でいる姿など、最近のラグヴィンド家の様子を知っている者ならば何をしているか一目瞭然なのだが、この活発な跡取りは中々納得がいかずに本人に突撃してくるのだから、性格がは対称的と言われる所以である。それでも大人たちに何か言われたのか子供でも持てるサイズのバスケットを持参してきたのだから、出会った頃あたり構わず連れ回していた頃よりは成長したのだろう。メイド特製のレモネードをコクコクと飲みながらガイアは練習疲れを癒すため。ディルックは冷えたままがいいだろうとばかりに走ってきたので熱冷ましに。結果2人とも喉が渇いていたので一気にコクコクと飲み干してしまったのだ。
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