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    とまと

    @nyotagiyu

    特に日受、🌊受、を今は。
    女の子、NLBLGL女体化好き。
    にょたぎゆは俺が幸せにする。

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    とまと

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    うっすらサスペンス。犯人は誰?

    #さねぎゆ

    運命の番を奪う方法既に他のモブαと番のΩ義勇。偶に喧嘩もするけど毎日幸せで先日の義勇の誕生日にはそろそろ子供が欲しいねと指を絡ませあって話していた。
    ある日義勇は職場で異動してきた不死川と出会う。産屋敷と言うデカい会社で最も優れているαの中の一人である彼はそれを鼻にかける訳でも無く真面目で優秀で人当たりが良い。
    表情が乏しく誤解されがちな義勇にも良くしてくれて良いビジネス関係を築けていた。仕事も私生活も上手く行っていて順風満帆な日々を過ごしていたのに突然義勇のスマホに信じられない連絡が届いた。

    恋人が何者かに殺された。

    明らかな他殺、なのに手がかりが一つも無い。捜査も難航し犯人の足取りも掴めないまま悲しみにくれる毎日の中、一人で生活する事もままならず泣いてばかりいる義勇の傍で何の見返りも望まずに支えてくれて居たのは不死川だった。
    強制的な番の解除で精神的に不安定な義勇は、罪悪感に苛まれながらも次第に強いαの不死川に惹かれるようになる。

    それから何年経ったのか、未だに犯人へ結びつく手掛かりは無く解決の目処も立たない為捜査の規模は縮小された。
    義勇は元番の死を受け入れてから毎年墓参りを欠かした事がない。墓前で手を合わせる時、義勇は必ず涙を流す。彼の無念を思って、それに応えられない自分の不甲斐無さに、無意識に涙が頬を伝うのだ。
    そんな義勇を心配してか、不死川は無理に墓参りをする必要は無いと言う。義勇が泣くのを、彼は望んで居ないと。

    それでも義勇は墓地へ続く階段を登る。慎重に歩く体には小さな命が宿っていて、母体に寄り添う不死川は愛しい愛しいと幸せな顔で笑いその腹を撫でた。
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    とまと

    DOODLEしのぎゆ🦋🌊
    前に呟いたのを直してポイへ移動しました。

    うちのしのぶさんがにょぎではない男の義勇さんをどういう目で見ているか、が根底にあります。
    この男女で恋愛が想像できなくて、うちのしのぶさんが同性愛者なので。
    初恋が姉、姉の存在を乗り越えた先でにょぎを愛する子なんです。
    お人形遊びしのぶは時折義勇を「お茶会」に招くことがある。

    蝶屋敷の奥の奥、増築されたそこは洋風な造りになっていて、ドアを開けると桃色を基調とした壁紙や絨毯にテーブルクロスと、極端過ぎる少女趣味の部屋が広がっていた。

    椅子を引いて義勇に座るよう促す。西洋では「れでぃーふぁーすと」なるものがあるそうだ。義勇は何が何だか分からず首を傾げるだけだったが。

    暫くしてしのぶが配膳用の木製の台車を引いて戻ってきた。直ぐに壊れてしまいそうな見た目のティーセットが乗っている。段になったプレートには洋菓子が沢山飾られていた。

    「アフタヌーンティーですよ」

    しのぶは義勇の前にカップを置いて紅茶を注いだ。
    義勇は不思議な味がして放って置くと苦みが増すこのお茶のことをあまり好きでは無かった。洋菓子は様々な食感があり面白くて好ましいと思うのだが。どちらかと言うと菓子で茶を飲み込んでいた。玉露が良い、とは言えない。そのような我儘を気軽に言える間柄でも無かった。
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    TRAINING昨日の自主練の手直し版。
    『縁取る』という表現を相互さんからいただいて広がりました!
    読んで感想いただけると嬉しいです😊
    同棲している恋人からの「明日は待ち合わせしねぇかァ?」という提案に、俺は「なぜ?」と質問で返す。

    「たまにはいいだろうがァ」と歯切れの悪い返事に少し疑問が湧いたが、昔を思い出して「懐かしいな」と返せば、「だろォ」と恋人は微笑んだ。




    待ち合わせに指定された場所へ向かう。
    恋人は俺よりも1時間以上前に家を出た。「色々寄ってから行くわァ」と言って。

    地図アプリが示したその場所は、大きな礼拝堂のある教会だった。
    重厚な扉を引くとギーっと音が響く。
    ゆっくりと中を覗き込む様に扉を開ける。

    最初に見えて来たのは、薄暗い中に並ぶ木製の長椅子。
    更に扉を開くと刺すような眩しい光が目に飛び込んで来た。それに俺は思わず眼を瞑る。

    開き切った扉から見えた室内は、中央に真っ白く大きな光を孕み、壁際の闇との対比を際立てていた。

    光の差し込む大きなガラス張りの窓には、十字架と薔薇の花や蔦のモチーフが施され、俺のいる入口まで真っすぐ伸びる艶めく通路にそのままの姿の影を落としている。

    闇と光の対比に眼が少しづつ慣れていく。

    高い天井まである窓からは、いくつもの光の環がまるで階段の様に俺へと伸びて 865