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    hiehiereitoko

    @hiehie_hiehie

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    hiehiereitoko

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    体不ワンドロ作。

    だけど、君に会ったら真っ先に感謝だけは伝えたいよ。

    ES時空。嘔吐天祥院と守沢。CPなし。
    テーマ「青」「ぐにゃぐにゃ」


    【屈辱だなんて思わないけど、それでもプライドが許さない】
    だけど、君に会ったら真っ先に感謝だけは伝えたいよ。

    #体調不良
    poorBodyConditioning
    #守沢千秋
    morisawaChiaki
    #天祥院英智
    tenshoinEiji
    #嘔吐
    vomiting
    ##体調不良

    屈辱だなんて思わないけど、それでもプライドが許さない「……っぇぇ……っ……ごほっ……っ」
    ぼたぼたと目の前に見るにも耐えない嘔吐物が落ちていく。
    わりかし清潔感を保っている白くツルツルとした便器に容赦なく叩きつけられていく。
    あぁ……汚い。
    身体から排出されたものにキレイも汚いもないし、寧ろ一般的にはキレイとは言えないものであろう。要は身体に不要だと判断されたものだからね。
    それでも汚いと感じずにはいられない。
    たとえ何度見ようとも、何度同じことを体験しようとも、この嫌悪感だけは拭えない。

    「はぁ……」
    衝動が、吐いてしまいそうな衝動が収まると壁にもたれかかった。
    吐いてしまいそうな、なんておかしな表現だ。実際吐いたのだから。
    どっと疲労感が襲ってきて思わず蹲りそうになる。
    だけどもそんなことをしている場合ではない。
    明日もあるのだ。別段休暇というわけでもないありふれた日常が明日も続いていくのだ。少しでもいいから睡眠を取っておきたいと思うのは自然なことだろう。
    シューっと備え付けの消臭剤を撒いて丁寧に痕跡を消していく。この動作までがワンセットだ。

    トイレの個室から出ると、人影が見えた。
    僕はなんとなく身構える。
    「誰かいるのかい?」
    そして、先手を打つ。虚勢。目の前にいるのは弱り切った皇帝ではないのだという主張。
    これが動物ならば真っ先に狩られるべき獲物だ。カモがネギしょってきたと言い換えてもいい。
    だから牽制する。
    寮生活なのだから誰が通りかかるかわかったものではないのは重々承知しているが、やはりいざ会うと反射的に身構えてしまう。

    「天祥院……」
    遠慮がちに声をかけてきたのは千秋だった。
    僕はほっと胸をなでおろす。
    別に千秋だからなんだって話だけど、少なくとも安全地帯の人間でよかったと安堵する。
    それに耐性がある。
    体調が悪い人間に免疫がある。
    これがかわいい桃李だったら無駄に心を痛めさせてしまうけれど、千秋なら大丈夫だ。
    何度も見せたから……なんてそれは遠い昔の話ではあって最近の話ではないけれど。


    「なんだ千秋か」
    「吐いたのか?」
    「……どうってことないよ。ところでなんでこんな時間に起きてるんだい? 良い子はもう寝る時間だろう?」
    「良い子って。俺たちは同い年だろう。子供扱いするのはどうかと思うぞ」
    「子供みたいなもんだろう千秋は。……っ……うっ……!」
    「天祥院!」

    せりあがってくるものに耐えきれず、咄嗟に手で口を覆う。もう全部……それこそ胃の中が空っぽになるまで戻したはずなんだけどな。
    馬鹿みたいに明るい声が僕の耳を突き刺していく。
    健全で、健康的な色をしている。
    真っ赤なヒーローの色が、僕の顔色の青さを引き立てていくようで考えるだけで嫌になる。
    あぁ……君の所の『あお』はこんな色はしていないな。
    海のように、彼は大きく包み込む海のように強いから。比べるのも失礼だ。

    「天祥院」
    千秋は個室のドアを開けて、僕を手招いた。ここへ来いと誘導している。
    さっきまで僕が居たところだ。人工的なラベンダーの匂いが色濃く残っている。消臭剤特有の、やたらとフローラルな匂いだ。
    「げほげぼッ……っ……ごぼっ……」
    その残り香を嫌だと思う前に僕は耐えきれずに落ちていく。
    便器のふちをみっともなく掴んで、生理的反応に随順する。
    「……はぁーっ……はぁー……っ……うっ……ぉえ……っ」
    嫌だ。嫌だ。嫌だ。
    こんな姿を、明らかに弱った姿を千秋に見られていることに次第に意識が耐えきれなくなってくる。
    この際誰であろうが関係がない。
    見られているという意識が、僕に狂いそうになるほどの屈辱感を与える。
    「ちあき……もう、いいから」
    「そんなわけにもいかないだろう。無理せず全部吐いちゃった方がいいぞ」
    「なんで……通じないかな……」

    もういいって言うのは、帰ってほしいってことなんだけど。
    これ以上、君がいるのは、君に見られているのはごめんだということなんだけど。
    僕は千秋を視界に収め様子を見ようと振り返った。

    その瞬間目の前がぐにゃぐにゃと歪んだ。マーブル模様になって輪郭が崩れる。

    「あ……れ……?」

    重力が狂っているかのように上と下すら、うまく認識できなくなる。
    視界がぐるぐると回る。ぐにゃりと歪んで滲んでいく。
    これはまずいかもしれない。

    「ちあき……悪いけど……。僕のスマートフォンから主治医を呼んでくれないか……」

    ポケットに入れていたスマートフォンをなけなしの力で操作し、パスコードを解除する。
    画面は視界が歪んでいるためあまりよく見ることはできなかったが、指を記憶に沿って動かす。

    「ああ、わかった。すぐ呼ぶからな。だから安心してほしい」

    別に千秋がいるかいないかなんて関係ないし、なんなら僕ひとりで対処できる。
    だけど、僕は千秋にスマートフォンを手渡すとそのまま意識を手放した。

    君がいてよかったなんて言わないけど、目が覚めたらありがとうと言いたいな。
    きっと素直には言えないかもしれないだろうけど、つい君の優しさに甘えてしまった。悔しいけどそれはとてもありがたいことだから。





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    *原著世界观基础上的架空设定,早就把大纲写好了,为了不被剧情打脸,所以把计划提前了

    *破镜重圆pa,前期dk校园恋爱,后期追梦娱乐圈(bushi),一定程度上会和游戏剧情有关联,但是推荐还是把它当作架空世界观来看
    【メル燐】春蚕(3)  06.

      “啦啦啦啦~”椎名丹希下班推门而入时看到的最令他一生难忘的一幕,莫过于天城燐音居然一边哼着歌,一边穿着那条滑稽的粉红色围裙站在锅旁炒菜做饭的开心模样,燐音的听觉一直很敏锐,因此就算是在嘈杂的厨房之中,他仍旧清楚的听到了他开关门走路的声音,“丹希亲回来啦,快去洗手准备吃饭~”

      “……”椎名丹希听着天城燐音说的话莫名感到一阵恶寒,他下意识的搓了搓手臂上莫须有的鸡皮疙瘩,在观察了天城燐音的背影好久之后,这才把手中去超市买来的打折特价菜放入冰箱里,然后准备去打探打探这个家伙目前到底是个什么情况。

      正所谓有句俗话说得好,无事献殷情非奸即盗,能让天城燐音这个无良混蛋献殷勤成这样,估计他又在外面给他捅出了一大堆的篓子,而且八成没有半分悔改,这样想着,椎名丹希在心里做足了心理准备,生怕从天城燐音的嘴中吐出什么语出惊人的话,谁知在对方把两人份的饭菜都摆好了后,他却什么都没说,反而反常的开始在饭桌上一边吃饭一边玩起手机来了。
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