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    プトオク短文。スイートシナジースキンの話

    sweetnightクリプトがまた試作で贈られてきたスキンを着ている。いつ見ても新鮮だ。私服やプライベートの時とはかけ離れた派手な色合いやデザインは俺の目を楽しませる。どうやらデザイナーはアイツの見せ方と魅力の出し方を分かってるようだ。

    スポンサーが絡んでる以上、必要以上に文句を言わずに渋い顔で派手なスキンを着て俺の前に出る時は毎回笑ってやる。
    「やはりおかしいか」
    「いや全然?オレは好きだぜ」
    「それなら良いが」
    オレに笑われてまた眉間にシワを寄せる、そして落ち着きがなく右へ左へと上着のポッケに手を突っ込んだまま見直すのだから、尚のこと面白い。

    コイツは自分で思う程何か似合うか、なんて分かってねぇんだろうな。

    まあでも

    「オレはどんなアンタのカッコでも好きだし?」

    そう頬杖付きながらクリプトを見上げて一声。同時にぱちっと目が大きく開かれた彼の目と目が合う。
    「…それはどうも」
    小っ恥ずかしいのか直ぐにオレと視線を外して背を向ける彼は尚のこと可愛くて仕方ない。もう少し自分に自信もちゃ良いのによ、この俺様が夢中になってる唯一人間なんだから。
    「なあスイートシナジー、帰ったらオレにその甘さを教えてくれよ」
    「…無事にチャンピオン取れたらな」
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