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    oishi_mattya

    気まぐれに追加される抹茶のSS倉庫
    うちうち、うちよそ、よそよそ全部ある
    (よそのこ及び親御さんいつもありがとうございます)

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    oishi_mattya

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    死の定義バレ
    シナリオ後の幸司君と広記君の話

    #うちうち
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    oishi_mattya

    MOURNINGこう→りお&しょうひか前提幸司君と光理ちゃん「俺、姐さんのこと好きだったんですよ」
     いつものように交番に顔を出した中屋敷君が、妙に吹っ切れた顔でそんなことを言った。
    「十七の時かなあ、俺ちょっとだけ今よりスレてて、俺の話をまともに聞くやつなんていないよな。って思ってたんです。……でも、姐さんは違った。俺の話聞いてくれたし、聞いたうえで叱ってくれた」
    「それが仕事だからね」
    「はい。仕事でした。でも、それは俺にとって初めてのことで、すっごい嬉しくて、……この人のことが本気で好きだなって思ったんですよ」
     ……でも、ガキだったから結局告らずに終わりにしたんですよね~。世間話をするようにそう結んだ中屋敷君に何も言えなくて「そっか」とだけ返した。
    「そういえば、中屋敷君は私のこと「唯崎さん」って呼んでたね。すぐに「唯崎姐さん」になったから忘れてたけど」
    「……だって、「ねえさん」に恋はできないじゃないですか。姐さんが鈍感で助かりましたよ。ホント」
    「鈍感……。否定はしないけど、直球で言われると傷つくな……」
    「傷ついてください。だって、俺があの時告っても姐さん断ったでしょ?」
     にこにこと笑いながら言う中屋敷君に溜め息を吐いてしまう。 2389

    oishi_mattya

    MOURNING幸司君と光理ちゃん
    ゆりかご電車の後あたり
    「中屋敷君って、頭の中ぶっ飛んでるのに、案外人を放っておけないタイプだよねー」
     仲良しの刑事さん――唯崎姐さん――は俺にお茶を差し出して、疲れた顔で笑った。
    「え~、そうですか? 俺はまっとうな大学生男子ですよ~!」
    「いや、まっとうな大学生男子は心霊写真撮りに来て、不良と絡んで、警察に捕まったりしないから」
     まったく……。と溜め息を吐く唯崎姐さんにまあまあと言って、貰ったお茶を飲む。口の中を切ったからしみて痛い。
    「い……っ! ……でも、ほっとけないじゃないですか。アイツら祠壊して遊んでたんですよ? 怪奇現象に対する冒涜です。……それに、後からあの人達に天罰とかあっても怖いし」
     唯崎姐さん知ってます? 怪奇現象って魅力的ですけど、遊び半分で首突っ込むと怖い目に遭うんですよ。だから、ちゃんと敬意を持って接しなきゃいけないし、首をつっ込むならそれ相応の覚悟を持ってやらないと。
     一息にそんなことを言うと、唯崎姐さんは目を真ん丸にして、「へぇ」と呟いた。
    「いつも遊んでるだけかなーって思ってたよ。結構真面目なこと考えてたんだ」
    「うーん、最初は遊び半分だったんですけど、一回痛い目見た 981

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    浦山ナツメ

    PROGRESSカス教1-1
    出来たところからあげてくことに決めた。
    雀を愛し保護をする、この新興宗教の教祖のもとへ来て早1週間が経った。
    教祖はカースに対して他の雀たちと変わらぬ対応をしてくれたが、異常なまでに大きい体躯に対して
    他の雀たちは萎縮しやはりカースを避けていた。
    寂しくないと言えばウソとなるが、相手にしてくれるだけまだいいのかもしれない、
    今までよりマシだということを考えるとカースには弱音など吐けなかった。
    口元の縫い目を教祖に見せはしたが、一般的に恐ろしい見た目であることをカースは理解していたため
    今まで過ごしていたように口元にマスクをして教祖の下で過ごしていた。
    「さぁさぁ、天使たち。今日は何をしましょうか!」
    教祖は雀たちを集め、天使と呼んだ。(カースも例外なく天使と呼ばれた)
    この1週間過ごしてみてわかったのは、教祖は確かに分け隔てなく愛してくれる。
    しかし誰もがかけがえのない、個人であるとして見ているようには思えなかった。
    自分の名前を呼んでほしくてお願いをしてみたことはあるが、
    呼んでくれたのは初めの一度だけ。それ以降は
    「天使の名を呼ぶなどできません。」
    と断られてしまった。
    ただ、それだけでカースが個人としてみていないのでは 548