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    麻稀のSSやイラスト置き場(過去作品含む)にする予定。
    現行ジャンルVG。ザクトマ至上主義。oD中心オールキャラ。相手固定左右非固定。
    マシュマロはこちら→http://marshmallow-qa.com/mmr322_sub

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    ポイポイ 33

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    ☆こそフォロ

    初めてのDzSSがアキナとスオウくんの話になるとは。VG祭で飲んだドリンクに触発されて書きました!!カ◯ピスと🍇のブレンドジュースって高校生らしくて良いよね…!

    放課後レストタイム ドン、と紫と白のセパレートカラーのドリンクが呼続スオウの目の前に置かれた。カランと氷の涼し気な音が耳に届く。
    「なにこれ」
     視線だけを動かし、スオウは無理やり自分をこんなところに連れ込んだ明導アキナに向かって口を開いた。
    「何って、俺特製ブレンドジュース…! 妹のヒカリにも評判いいんだぜ」
     ファミレスの制服に身を包んだアキナはプラスチックのトレイを小脇に抱え胸を張る。
    「いらない」
    「遠慮しなくていいぞ。俺の私物で作ってるからさ」
    「見逃してあげてる先輩に感謝しろよ〜」
     ポニーテールを軽やかに揺らした店員がアキナの背後を通り過ぎた。
    「感謝してますって。でも、こうして急なシフトに入ってるからチャラじゃないんですか、ナオ先輩。俺、買い物帰りだったんですけど」
     アキナはチラリと近くに置いたマイバッグに視線を送る。袋の中には今しがた使った水玉柄の容器が見えた。
    「あはは、それはそれ、これはこれ。普通バックヤードにお客さん入れないから」
     アキナのバイト先の先輩である員弁ナオは「早く来てね」と言って部屋を出る。アキナがテーブルに視線を戻すとスオウは勝手口から外に出ようとしていた。慌ててスオウの肩を掴み椅子に座らせる。
    「待て待て呼続。せめて一口だけでも飲んでけって。乳酸菌は体に良いんだぞ」
    「どうでもいい」
    「そんな顔色でこの陽射しのなか突っ立ってた奴ほっとけないだろ。水分補給だけでもしろって」
     味は保証するし、とアキナは無理やりグラスをスオウに持たせる。
    「…………」
     スオウは観念したのかグラスを掴み、ストローに手を添え無造作にガラガラと液体をかき混ぜた。ジュースが淡い紫に変化するがスオウの表情は相変わらず無感動だ。ヒカリは楽しんでくれるけど、まぁ、男子ならこんなもんだよな、とアキナは心の中でひとりごちる。
     スオウがストローに口をつけようとしたその瞬間、
    「アキくーん…! そろそろ来てくれないとナオさん大変なんだけど〜!」
    「うわ、やべっ! 今行きま〜す! 呼続、俺ちょっと行ってくるわ」
     アキナは慌ただしく部屋を出ていく。
    「…………」
     それを無言で見送ったスオウはグラスをテーブルに戻し部屋を去ろうとするが、一瞬手を止め、もう一度それを手に取った。

     数分後、再び扉が慌ただしく開いた。
    「悪りぃ、呼続! それでさ、乳酸菌は体に平和が──、ってあれ? いない?」
     帰っちゃったかぁ……。とアキナは肩を落とす。
    「ん?」
     テーブルの上には空になったグラスがぽつんと残されていた。
    「──気に入ってくれたんならまた作ってやるか」
     アキナは小さく微笑む。次は野菜ジュースもブレンドしよう、と拳を握り人知れず意気込むのであった。                                                  
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    過去のを晒すポイピクには載せていなかったのでこの機会に展示します。ザクトマを中心にメグミ、ウララを交えてでっかいパフェをつっつくお話
    待ち合わせはPrincess timeで  思わず目を見張るほどピンク尽くしでファンシーな外観が目印のカフェ、プリンセスタイム。この地域で甘いものを美味しく食べるならブラックアウトの元リーダーである桃山ダンジも足繁く通っていたこの店が一番だろう。
     店の前まで辿り着いた瀬戸トマリはスマホで時間を確認し、ファンシーなハート形の窓をそっと覗き込む。内装もピンクとハートでいっぱいの店内を見渡せば探し人はすぐに見つかった。独特な和装の青年はお行儀良く席に付きながらも時折スマホへと視線を落とし、時間を確認するような仕草をしている。
     さて、どうしたものかしらと腕を組み、トマリは考え込む。
     待ち合わせの時間は三十分ほど前。本当はもっと待たせてやりたいところなのだが職業柄、規律と時間に厳しい世界に身を置いているせいか、これ以上時間が経過するのは自分の方がそわそわと落ち着かない。一旦、窓から身を引こうとするとトマリは待ち合わせの相手である和装の青年、石亀ザクサとばっちり目が合ってしまう。ザクサはトマリの姿を視認するやいなや嬉しそうにひらひらと手を振った。しまった、と思いつつもトマリも自然と笑顔で手を振り返す。あんなにも屈託のない笑顔を向けられては応えないわけにはいかない。トマリはふぅと息を吐く。
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