【リク消化SS】何度も振られて最後はカレカノ3 噂には聞いていたが三年になってから日々が目まぐるしい。特に七月のテスト期間からユニバーシアード、秋季大会、インカレへのスケジュールが尋常じゃない。
流川が最初にユニバに招集されたのは二年だったが、年々求められるものも高まる上に、問題は学業面だ。
高校時代の赤点追試合宿を思い出す。
「範囲広すぎ……」
「次は辞書持ち込み可の授業を取りなさいよ」
大学図書館のオープンスペースで円卓に向かい合って座るのは彩子だ。
他大学に在籍中の四年だが、沿線上に一人暮らしなこともあり、就職先が内定済みの優等生は時折後輩たちの様子を見に来る。
「この様子だと桜木花道もヤバそうね〜」
「どあほうは赤木先輩が見てる」
「社会人一年目に余計な仕事を増やすな」
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