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    猫子(ねこ)

    @ndy_14cols

    14色の日常(プチ会話集)を投稿していきます。
    タイトルに◇◆がついているものは今より少し前の話(過去編)
    毎週水曜日更新

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    猫子(ねこ)

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    ◈14色の日常◈

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    #14色の稀石

    梓白「やぁ、花依斗くん?ついにこのときが来てしまったね?」
    花依斗「ふん、そのようだな」
    梓白花依斗「雪合戦の時間だ!!!」
    姫花「…あの2人、毎年雪降った次の日ってなんであんなテンション高いの?」
    花葉「さぁ…」
    陽「ふふ、いい大人が何はしゃいでんだか」
    成星「あんたはそういうタイプじゃないんだな。なんか意外だ」
    陽「じゃあ僕たちは雪だるまでも作る?」
    成星「絶対そういうキャラじゃない」
    陽「ふふ、バレた?なら、僕たちも雪合戦にこっそり混ざろうか」
    成星「…結局やりたいんじゃないか」
    陽「こういうのはね、日頃の彼らの行いで積もりに積もった僕たちの鬱憤を合法的に晴らせるチャンスなんだよ?」
    成星「よし、やるか」
    陽「ふふ、そうこなくっちゃ」
    花葉「即答だったってことは成星さん、兄貴になんか溜まってんだなぁ…」
    姫花「あそこのバディ、お互い様って感じだけど。陽様もなんか溜まってるの?」
    陽「ううん。こう言えば成星くんが動くと思って」
    姫花「…なんだ。遊びたいだけか」
    梓白「ふふん、‎今年初めての雪だからね、大いに楽しもうじゃないか。さぁ、花依斗?準備はいいかな?」
    花依斗「ふん、いつでも来るがいい」
    梓白「よっしゃ!始めるか!」
    姫花「ちょっとストーップ!!!」
    梓白「おや、姫。どうしたのかな?」
    姫花「いやいやいや、その服装でやるの?」
    花依斗「なにか文句でもあるか?」
    姫花「いや、文句っつーか、雪合戦ってそんなオシャレな格好でやるもんじゃないんだけど」
    梓白花依斗「こういうのしか持ってない」
    姫花「…ジャージとかは?」
    梓白花依斗「ない」
    姫花「…マジか。服がもったいねー…」
    梓白「別に破れたり着れなくなるわけじゃないんだからいいじゃん?」
    花依斗「ふん、夕凪。随分と余裕そうだな」
    梓白「ちょっと、今姫と話してたとこなんだけどっ!」
    花依斗「お前魔法は卑怯だぞ」
    梓白「いやぁ、悠長に雪玉作ってる場合ではないと思いまして」
    陽「よし、今だ成星くん!」
    成星「背中がガラ空きだ!」
    花依斗「…!」
    梓白「あはは!やるねぇ。花依斗に直撃させるなんて」
    花依斗「貴様…いい度胸だな」
    成星「ふん。日頃の鬱憤を晴らしてやる」
    花依斗「ほう?来るがいい。返り討ちにあわせてやる」
    陽「じゃ、僕もついでにやろうかな」
    梓白「おや、君も俺に日頃の鬱憤があるのかな?」
    陽「ふふ、その答えは言葉ではなく雪玉でぶつけさせてもらうよ!」
    梓白「…なんかヒートアップして戦闘になりそう」
    姫花「あ〜…遊び始めちゃった」
    花葉「ほんっと仲良いな…」
    世和「う〜…さみ…」
    姫花「あ、世和おはよ」
    世和「…おはよ」
    姫花「テンションひっく…どうしたの?」
    世和「寒い…」
    花葉「お前超寒がりだよな」
    世和「…あいつらなんで雪合戦なんてやってんの…?さっむ…」
    梓紗「せな〜!雪だるま作ろ!」
    世和「無理、寒い」
    梓紗「え〜!作ろうよ〜!」
    世和「まじで無理。京ちゃんとか誘ってくれ」
    梓紗「ぶ〜…」
    京「せな〜!雪合戦しよ〜!」
    世和「しない。寒い」
    京「え〜!動けばあったかくなるよ!」
    世和「あったかくなるまでが嫌なんだよ…」
    梓紗「きょう〜!せなが一緒に雪だるま作ってくれないの!」
    京「あ!じゃあ俺と一緒に作る?」
    梓紗「作る!!!」
    京「えへへ、いいよ!作ろ〜!」
    樹「あ、京くんいた」
    京「いつき!あずと雪だるま作るの!一緒に作ろ?」
    樹「あは…言うと思った。もちろんいいよ」
    京「やった〜!」
    樹「梓紗くん。どのくらいの大きさの作りたい?」
    梓紗「おっきいの!」
    樹「ふふ、いいよ作ろうか」
    京「おっきいのできるの?」
    樹「うん。僕が魔法で固められるし、大きくなっても梓紗くんなら浮かせられるからね」
    京「お〜!俺は何したらいい?」
    樹「たぶんあの雪合戦してる4人の豪速球の雪玉が飛んでくると思うから京くんは雪だるまを守ってくれるかな?」
    京「おっけー!雪だるまは絶対俺が守る!」
    樹「…もしかしたら魔法弾も飛んでくるかもしれないから気をつけて」
    京「うん!おっけー!」
    世和「助かった〜…外出なくて済んだ」
    姫花「あの世和が人に誘われて断るなんて…」
    花葉「頑なに断りまくったな」
    世和「寒すぎてまじで無理。お前らは行かねーの?」
    花葉姫花「うーん…」
    世和「はは、あんま乗り気じゃねーな」
    姫花「だって寒いし」
    花葉「あの戦場に巻き込まれたら生きて帰れる気がしない」
    梓紗「ひめ〜!」
    姫花「ん?どうした?」
    梓紗「あのね、みんなの雪だるま作りたいの!」
    姫花「みんなって…14人の?」
    梓紗「うん!でね、姫にみんなの飾りつけしてほしいの!」
    姫花「ああ…なるほどね。うん、おっけー。着替えてくるよ」
    梓紗「えへへ!ありがと!」
    姫花「花葉も来なよ」
    花葉「え〜、俺も?」
    姫花「花葉だってこういうの得意じゃん」
    花葉「はぁ…はいはい。じゃ、着替えてくるよ」
    樹「まずは誰から作ろうか?」
    梓紗「うーん…そうだなぁ…」
    樹「とりあえず雪だるま作りながら考える?」
    梓紗「うん!そーしよ!」
    京「そこだーっ!」
    樹「おお…ほんとに雪玉を雪玉で相殺してる…」
    京「えへへ〜。これ結構楽しいかも」
    花葉「京ちゃんの動体視力やば…」
    梓紗「うーん、でも魔法は雪玉じゃ消せないよ?」
    京「あ!…うーん。どうしよう?」
    姫花「花葉ができるよ」
    花葉「え、俺?」
    姫花「カード投げてシュパッてやってるじゃん」
    花葉「いや、飛んでくる魔法弾の速度と威力考えろ。あのメンバーだぞ?」
    姫花「失敗したら雪だるまどころか首が飛びそう」
    花葉「…だろ?」
    京「シュパッ…か…うーん…あ!俺が剣出せばいいのか!」
    姫花「京ばっかり大変じゃない?」
    京「へーき!雪だるまとみんなは俺が絶対守る!」
    紫音「ふふ、みんな楽しそうだねぇ」
    世和「お、お前らも混ざるの?」
    雪音「たまにはこういうのも楽しそうだな」
    紫音「雪、行ってきたら?」
    雪音「お前は行かないのか?」
    紫音「僕は…ふふ。雪が楽しそうなところ見ていたいから」
    雪音「一緒にやった方が楽しいんじゃないか…?」
    紫音「ううん。行っておいで」
    雪音「そうか。わかった」
    紫音「もしケガしたらすぐに僕のところ来てね?」
    雪音「ああ。行ってくる」
    世和「あ、え?雪、なんで太刀出して…」
    雪音「俺も混ぜてもらおうか」
    梓白「おやおや、これは随分なご挨拶だね」
    花依斗「ふん、おもしろい」
    陽「雪音くん、魔法で氷使えるもんなぁ…」
    成星「俺たちが不利じゃないか?」
    陽「成星くんだって使えるでしょ?」
    梓白「では気を取り直して始めようか」
    花依斗「ふん、神崎。生半可な気持ちでいると大怪我するぞ」
    雪音「ああ。こういうものは全力でやってこそ意味がある」
    陽「ふふ、さらに楽しくなりそうだね」
    成星「…なんかいつの間にか模擬戦になってないか?」
    世和「お前は行かないんだな?花依斗がいるから行くと思ったのに」
    紫音「ふふ、行かないよ。寒いもん」
    世和「お、お前も寒がり?」
    紫音「うーん、どうなんだろうねぇ。雪が寒さに耐性ありすぎるだけだと思うけど」
    世和「の、代わりにあいつは暑いのダメだよな。夏とかマジで溶けるんじゃないかってくらいぐったりしてるときあるじゃん」
    紫音「ふふ、そうだね。しかし君が寒がりなんて意外だね」
    世和「そう?寒くて死にそうなんだけど」
    紫音「はぁ、仕方ないね。僕が温めてあげるよ」
    世和「あ〜…あったけぇ…お前の魔法便利だなぁ…」
    紫音「…てか君も火属性使えるんだからできると思うけど」
    世和「あれ?そうなの?そもそもこの使い方は思い浮かばなかった。やっぱお前頭いいな。はぁ…マジで暖炉の前にいる気分」
    朱優「なんだこの騒ぎは」
    紺碧「さっむ…みんないないと思ったらここにいたのか」
    姫花「あ!あおい〜!見て〜!紺碧の雪だるま作った!!」
    紺碧「はいはい、わかったよ」
    姫花「ちょっと俺の自信作に対してそれだけ!?超似てるでしょ!!!」
    紺碧「はいはい。似てる似てる」
    姫花「隣に並んで写真撮りたいからきて」
    紺碧「はぁ?嫌だよ。寒いし」
    姫花「はいはい、文句言わなーい!」
    紺碧「ちょっ…担ぐのはやめろ…!」
    姫花「ならお姫様抱っこがいいの?」
    紺碧「そういう問題じゃねぇ!!」
    花葉「へへ、あおいちゃーん。姫花にお姫様抱っこされんの?」
    紺碧「何ニヤニヤしてんだよ」
    姫花「花葉もしてあげようか?」
    花葉「い、いや、俺はいいです…」
    紺碧「なんだよしてもらえよ」
    花葉「今俺がされんのは1番意味わかんねーからな!?」
    世和「よ、朱優」
    朱優「…お前は何をしているんだ?」
    世和「紫音で暖とってんの。超あったかい」
    紫音「そろそろ離れてくれる?」
    世和「むり〜…もうちょいこうしてたい…」
    紫音「はぁ…あのねぇ…僕は雪以外に肩を貸すつもりはないんだけど?」
    世和「へへ、でも動かねーってことはおっけーってことで」
    紫音「まったく…」
    朱優「…異様な光景だな」
    紫音「ふふ、それで、君は何をしに来たのかな?雪合戦?それとも雪だるま?」
    朱優「どちらでもない。…というか雪合戦やってるやつなんて…」
    雪音「ふん、この程度か?」
    梓白「あは、雪?ちょっとやりすぎじゃない?」
    成星「…なんであの2人は涼しそうな顔してんだ…」
    陽「花依斗くん大丈夫?」
    花依斗「ふん…この程度…」
    陽「ふふ、そうだよね。楽しいね?」
    梓白「こら、陽様?王様は随分とお疲れの様子ですけど?美形バディは共闘でもしたら?」
    成星「その方がいいかもしれないな」
    花依斗「俺に日頃の鬱憤を晴らすんじゃなかったのか?」
    成星「それはもう満足した。今はこのバケモノたちを相手に生き延びることが最優先することだ。それにはあんたの力が必要だ」
    花依斗「ふん、いいだろう」
    成星「ふ、やっぱりあんたと組んだ方がいいな」
    陽「あれ?僕たちは?」
    梓白「いらないでしょ。君もまだ随分と余裕がありそうだし」
    陽「ふふ、そんなことないよ?」
    梓白「否定するならもう少しちゃんとしなさいな」
    陽「っ!!ちょっと不意打ちはズルくない?」
    梓白「おぉ〜。あれが避けられるなんてさすが」
    雪音「油断していると後ろを取られるぞ」
    梓白「おっと危ない。うちのリーダー様はこういうときも本気で来るから気が抜けないねぇ」
    花依斗「ふん、夕凪。油断していると…」
    成星「俺たち2人ならあんたも倒せるかもな」
    梓白「ふふ、残念でした。美形バディさん?俺を最初に倒そうなんて愚考にもほどがあるよ」
    世和「あれ、最初は雪合戦やってたんだぜ?」
    朱優「もはや模擬戦も超えて戦闘だろ」
    世和「はは、それな〜」
    紫音「今なら簡単に花依斗くんの首を跳ねられそうだなぁ…」
    世和「お、お前も行くのか?」
    紫音「…ふふ、どうしようかな〜。万全じゃない花依斗くんの首を取ったっておもしろくないし」
    朱優「そもそも首を取ろうとするな」
    雪音「紫音。お前も来い」
    紫音「おや、僕をお呼びかな?」
    雪音「ああ。ここからはバディでやる」
    紫音「ふふ、それなら仕方ないねぇ」
    陽「ふふ、ここからはバディだって?」
    梓白「さてさて、相棒?よろしくね?」
    陽「もちろん。こういうのも全力でやった方が楽しいもんね?」
    梓白「ふふ、わかっていらっしゃる」
    紫音「かいとくーん!!ここからは僕とも遊んでねー!」
    花依斗「…チッ。めんどくせぇのが来たな…」
    雪音「ふ、やはりバディでやるのもいいな」
    成星「…なんかさっきよりも戦闘が激化してないか…?」
    世和「うー…紫音がいなくなったら一気に寒くなった…そういえばお前何飲んでんの?」
    朱優「ココア」
    世和「いいなー。俺も飲みたい」
    朱優「自分で入れてこい」
    世和「ぶー、ケチーっ。ってあぶな!」
    紫音「あーっ!花依斗くん避けないでよー!」
    花依斗「だったら俺の攻撃も避けるなよ?」
    紫音「えー、やだよ。当たったら痛いもん」
    花依斗「ふん、なら痛みも感じないくらい一瞬で葬ってやろうか」
    紫音「ふふ、君ができるの?僕にやられるの間違いじゃなくて?」
    花依斗「ほう?いい度胸だな」
    紫音花依斗「やれるもんならやってみろ!」
    朱優「…さっきの魔法弾よく防いだな」
    世和「水属性の特殊魔法。攻撃も魔法も無効化できるってやつ。俺が水属性持ちでよかったな?」
    朱優「あの速度に対して咄嗟に出したのは大したものだ」
    世和「あれ、今褒められた?お前が素直に褒めた!?」
    朱優「うるさい」
    世和「へっへっへ〜なんだよ〜。いつもそうやって褒めてくれてもいいんだぞ?」
    朱優「お前は褒めるとすぐ調子に乗るから嫌だ」
    世和「ちぇ。ま、でもあの魔法弾直撃したらうちが壊れてお前が直すことになるだろ。さっきみたいにちゃんと守った方がいいよな」
    朱優「そうだな。その方が俺の仕事が減る」
    世和「だよなー。んじゃ、それくらいは働くかぁ。報酬はココアでよろしく」
    朱優「そんなのでいいのか?」
    世和「おう。俺もココア飲みたいし 」
    朱優「…とんだお人好しだな」
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