口付け　キスマーク　独占欲どうしたってこんな状況我慢できるはずがない。
15歳のマイキーくんを目の前にして欲求が爆発しそうだ。

「タケミっち犯罪じゃね…？」

君は確信犯でニヤリと笑う。
帰ったらいきなりマイキーくんが15歳のマイキーくんになっていた。
なんで15歳の時に戻ったのか自分でも分からないと君は言う。
仕事で疲れが溜まっていたオレは今日こそ万次郎を抱くぞ〜と気合いを入れて帰ってきた。
これがこんな生殺しにも程がある。
だけど…

「でも…中身27歳のまんまっすよね？じゃあ問題ないんじゃ…」
「はあ？タケミっちサイテー」
「…っ…」
「…まあ…でも…俺も…タケミっちとしたかったし…このまましよーよ？セックス」
「………ちょ……15歳の姿で言わないでくださいよ…」
「………興奮してんじゃん？15歳の俺そんなにヤバイ？」

ヤバイってもんじゃない。かなりクる。
こんなの色んな意味で拷問だ。

「…マイキーくん…オレ…今日こそは君を抱こうと思って帰ってきたんです…」
「………だから」
「でも中学生の姿の君は抱けないよ〜…」

そう、きっと抱いた後罪悪感に苛まれる。
弱気な声でソファにへなへなと座り込んだ。
そしたらまさかの展開にオレは飛び上がりそうになった。

「ちょっ！？マイキーくん！？何してんすか！？え！？」

オレの膝に跨ってきて君はオレの首筋に吸い付いてくる。
強く痕がつくほど吸って、そして耳元で囁く。

「こういうの興奮しねぇ？」

熱い息が耳に吹きかかって体の一部が一瞬にて熱を持った。

「しっかり反応してんじゃん？」

ああ敵わない。何に置いても君には本当に敵わない。
このまま我慢なんてできるわけなくて。
理性がプツリと切れる音がして、オレはマイキー君の腰をおもいきり抱き寄せてそのまま勢いよく唇を奪った。
夢中でお互いの唇を貪ったあと、マイキー君の首筋に顔を埋め、舌を這わせようとしたその時とんでもないものを目撃した。

「！？ぎぃやあぁ！？」
「っせぇ…なぁ？！」
「ままま万次郎！？これ！？誰がつけたの！？」

よく見るとマイキー君の首筋にオレの知らないキスマークがついている。
すぐさまソファの横に置いてある棚の上から鏡を取りマイキー君に見せた。
酷い…！オレがいるのに…！やっぱりオレじゃ満足できないんじゃん…！？
泣きそうになりながらマイキー君を見る。

「………ハァ…？これお前がつけたんじゃんタケミっち」
「…は…？オレは15歳のマイキーくんにキスマークなんかつけたりしません！！」
「今おもいっきしつけようとしてたくせに？」
「うぐっ…！？」

鏡を見ながらスゲェ痕…って呟くマイキー君と一緒にその痕をまじまじと見つめる。
…こんなに強くつけてるのか…というか…

「オレ…自分に嫉妬してる…？」
「ってことだな！」
「…イヤ、なんで15歳のマイキー君なのにどういうことっすか！？」
「さぁ？痕だけは残ってんじゃね？」

そんな適当な…（泣）

「…なに？俺がこの姿で誰かと寝たとでも言いてぇの？」
「………イエ…ソンナコトハ……」
「一瞬でも思ったってことな？」
「ちが」
「タケミっちとはもうしねぇ」
「え！！？ちょっ！？そんな！？マイキーくん！？ちょっと！？オレこんなんなってますってぇえ…！！」
「知らね。タケミっちのエロ親父！」

ええええええええええええ！？
自分に嫉妬してこんな仕打ちありですか？神様？（泣）



おわり♡