君が好きだ 3ドラコ 「大丈夫か?」
ハリー 「う、うん、ありがとう。」
ハリーがぺこりとおじぎした。
ドラコ 「なんでやられっぱなしだったんだ?ポッターなら杖でちょちょいのちょいだろ?」
ハリーは寂しく笑いながら言った。
ハリー 「人に傷つけられるのはすごい悲しいことだから…」
きっと、ハリーは今までつらい目にあってきたんだ。
ドラコ 「そうだな、…立てるか?」
ハリー 「うん…っ!」
ドラコ 「おっと…」
ドラコはぐらついて倒れそうになったハリーをキャッチした。
ドラコはしばらく考えてから、行動にうつした。
ドラコ 「足を痛めて歩けそうにないな。よし、ちょっとおとなしくしてろよ?」
ドラコはハリーを横抱きにした。いわゆるお姫様抱っこだ。
ハリー 「えっ、///」
ハリーは顔を真っ赤にしながらドラコに運ばれた。
ハリー目線
ハリーはドラコに医務室につれてかれた。
ドラコ 「あのー、すみませーん、怪我人つれてきました。」
ポンフリー 「あら、またあなた?今度はどこを怪我したの?」
ハリーは足を見せた。
ハリー 「ここです。」
ポンフリー 「あら、まぁ、どうしてこうなったの?」
ハリー 「えーとぉ…」
ハリーはなるべくいじめのことをいいたくなかった。するとドラコはそのことを察したのか、ポンフリーに向かっていった。
ドラコ 「俺がよそ見してて、ポッターにぶつかったんです。その時にポッターがころんじゃって。」
ハリー 「ドっドラコ…」
「僕もよそみしてたんです。…ごめんなさい…」
マダム.ポンフリーは少しため息をつきながらも笑った。
ポンフリー 「あなたたちは本当にいい友達ね。」
ハリー、ドラコ 『えっ!?』
ハリーとドラコはお互い見つめ合い、笑った。
ハリー 「確かに…そうですね。」
ドラコは少し顔が赤くなった。
ハリーとドラコは医務室をでた。ハリーはすこし捻挫しただけで、たいした問題はなかった。
ハリー 「あの、マルフォイ…さっきはありがとう、庇ってくれて。」
ドラコ 「えっ?」
ドラコはすこしびっくりしたかおをした。
ドラコは手をハリーの頭にぽんっとおいた。
ドラコ 「どーいたしまして。」
少し不器用な隣の人をみてハリーはくすっと笑った。
胸がドキドキする。この気持ちはなんだろう…
つづく