Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    くるしま

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 35

    くるしま

    ☆quiet follow

    雑土のネタ会話。
    バレンタインに浮かんだはいいけど、ネタとして消化しきれなかった上にあんまりすぎて供養。
    色気ゼロの話も割と好きだけど、話にするのは難しい。

    付き合ってる雑土。
    「今度、何か贈り物でもしようか?」と気まぐれで言ってきた雑渡さんに、「では実用品を下さい」と適当に返した土井先生。
    この時点で色気などない。

    土「実用品が欲しいと言ったのは私ですが、まさか胃薬を渡されるとは…」
    雑「よく効くそうだよ」
    土「ええまあ、正直なところ有り難いですし、嬉しいのですが」
    雑「ついでに花でも添えようかとは思ったんだけどね」
    土「いや、私は絶対枯らせてしまうので」
    雑「だと思った」
    土「ともあれ、嬉しかったですし、私もお返ししますよ。雑渡さんは何が欲しいですか?」
    雑「うーん。男に花をもらった事ないから、試しにもらってみたい」
    土「どんな花がお好きですか?」
    雑「毒か薬になるもの」
    土「……あの。我々、贈り物に向いていなさすぎるのでは?」
    雑「忍だからねぇ」
    土「そこが原因ではないと思います」

    贈り物をするのもされるのも下手すぎるワーカホリック忍者×2。
    土井先生が山田先生に、雑渡さんが山本さんに相談して、「こいつら正気か…」って顔されたらいいよ。
    妻帯者に正しい恋仲の贈り物作法を習えばいいよ。
    多分治らないけど(重症)
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💘🙏💘💒💞
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    くるしま

    PROGRESS原作雑土13回目!最終回!終わりましたーーー!!!
    長々と2ヶ月も続いた連載もどきを読んで頂き、本当にありがとうございました!!
    途中全部消してなかった事にしようとした時も、スタンプ等で反応下さった方々のおかげで続けられました!

    今回も長めですが、半分くらいはエピローグみたいなものです。
    感想等頂けると喜びます。
    加筆訂正修正構成組み直しをした完全版は…夏辺りには何とかなるといいな…!
    原作雑土で連載してみる13 あまりにも意外な光景だった。
    「は?」
     思わず口から漏れた呟きに、土井が不審そうな顔をする。彼は尊奈門にしっかりと腕を掴まれており、無理に連れて来られたのは明らかだ。頭が痛くなってきた。
     尊奈門は雑渡と土井の反応を気にもせず、
    「それでは、私は任務に戻ります。夕方前には戻りますので!」
     ぱっと土井から腕を離し、入って来たのと同じくらいの勢いで行ってしまう。
     賑やかな気配が消えると、後には状況をよく飲み込めていない男が二人残された。
    「土井殿、何故ここに?」
    「……それを聞きたいのは、私なのですが」
     尊奈門に無理矢理連れて来られた不機嫌を隠しもせず、それでも土井は事情を話し始めた。
     彼は雑渡たちと同じく、この辺りでドクタケの事情を調べに来ていた。単身で。
    13639

    くるしま

    PROGRESS原作雑土。雑渡ターンで土井先生の出番がなくて寄り道が多くて、全部書き直したい…と思いましたが、終わらせる事を優先。
    今回に限らず、後から全体的にザクザク消して書き直すと思うので、もし好きなシーンがあったら教えて下さい!なるべく残します!

    連載はあと2回で終わります!多分!
    5月終了まで10日を切りましたが、がんばります…!

    ……6/1(日)は実質5月でいいですよね……?
    原作雑土で連載してみる11 雑渡昆奈門が妻を娶る。
     そのような噂を流す羽目になったのは、黄昏甚兵衛の命令が原因だった。
     雑渡は頻繁に甚兵衛の元を訪れる。報告、命を受ける、もしくは甚兵衛の暇潰しのために。
     訪れる時間は様々だが、その日は夜に呼ばれた。夜更けの呼び出しは、人の目と耳を遠ざけたい場合が多い。
     主人の前に現れた雑渡は、まずいつも通りの報告から始めるよう言われた。雑渡はそれに応え、領内で起こった大小の出来事をすべて伝えた。甚兵衛は耳を傾け、追加の調査や対応を命じる。
    「報告は以上です」
     何事もなければ、雑渡のこの言葉に甚兵衛が承知の返答を寄越して終わりになる。
     だが今、甚兵衛は黙ったままだ。別件があるのだろう。
     薄暗い闇の中で、雑渡は次の言葉を待った。手元の扇子をいじりながら、少し間を置く主君の様子に、ぼんやりと嫌な予感がする。それは、長年仕えているがゆえの勘だった。
    10370