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    汪莉( ˘ω˘ )

    @xxxourixxx

    呪/🐯右側固定。夏虎&五悠メインにサンドも書きます。

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    汪莉( ˘ω˘ )

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    これも支部の下書きで眠ってたので、こっちにこそっと投げておく( ˘ω˘ )

    #五悠
    GoYuu
    #夏虎
    xiaHu
    #最強虎サンド
    strongestTigerSandwich
    #呪専パロ
    obsessiveCompulsiveParody

    タイトル未定「……ゆーじ、だよね?」
     ぱちりと瞬いて、美しい空色の宝石のような六眼で五条が見つめる。薄い桜色と黒いツートンカラーの髪に、べっこうのような琥珀の瞳、その下にある宿儺の目が現れる傷も何もかもが虎杖悠仁と同じ。気配も、呪力も、何もかもが虎杖悠仁だと証明している。五条の特殊な目で見ても、彼が虎杖悠仁だと告げている。
    「……ゆーじ、だよね?」
     返事がないので、もう一度同じことを口にした。
    「そ、そうだけど、え、もしかして悟と傑?」
     ぽかんとした顔で確認するように聞いた五条と驚き過ぎて固まっている夏油を見て、虎杖も茫然と聞く。どちらも見知った相手だ。そう、そのはずだ。
    「なんで、悟も傑もでっかくなってんの?」
    「いや、むしろ、それは僕の台詞」
    「本当にどうして悠仁が大人になってるんだい?」
     虎杖が知っている五条と夏油は学生だし、五条と夏油が知っている虎杖も学生のはず。それなのに、今ここにいるのは同じ年齢くらいの虎杖と五条と夏油だ。
    「もしかして、悠仁が回収した呪物のせい……?」
     ふと思い当たったように五条が呟く。学生だった虎杖が任務で回収したという呪物を手にしていたのだが、それの作用によって虎杖が大人になったと思った。
    「いや、そうであれば私たちを先生と呼ぶはずだろう?」
     しかし、夏油の言葉で五条の思い至った答えは否定される。
    「え、悟も傑も先生なん?」
     きょとんとした表情で五条と夏油を見比べる虎杖にふたりは困ったように顔を合わせた。これは、思っているよりも厄介なことになっているかもしれない。
    「ここでは僕と傑は先生で、悠仁は僕らの生徒なんだよ」
     その言葉に虎杖はぎょっとしたように目を大きく見開いた。
    「マジか。悟も傑も俺の生徒じゃないんだ」
     ぼそりと呟かれた虎杖の言葉に五条がくわっと目を見開く。
    「え?! 悠仁が先生なの?! 毎日イメクラじゃん!!」
    「悟……」
     叫ぶように告げる五条の本音に夏油が思わず名前を呼んで頭を叩く。思っていたとしても口にするべき台詞ではないだろう、という気持ちを込めて。
    「…悟、お前」
     言われた虎杖もドン引きで呟いた。
    「どこの世界でも悟は悟なんだな……」
     しかし、続く言葉で向こうの五条も似たようなものなのだと分かる。それを理解して、夏油は居た堪れない気持ちになった。どこの世界でも親友は親友のままらしい。そして、それを隠したり取り繕うということもしないようだ。
    「ん? ということは、そっちでも先生と生徒以上の関係なのかい?」
     だが、虎杖の言葉に夏油はどこか引っかかった。例えそうだったとしても、ただの先生相手にそんな姿を見せるだろうか、とそう思ったのだ。
    「あ……いや、その、ん? そっちでも?」
     しまったという顔であわあわと誤魔化そうとしたが、虎杖も夏油の言葉に引っかかる。そっちでは、ではなく、そっちでも、と複数形だった。
    「こっちでも私と悟と悠仁は先生と生徒以上の関係だよ」
     虎杖の言葉に確信を得た夏油がにっこりと笑う。
    「そうそう、可愛い可愛い生徒の悠仁は僕らの大切な存在なんだよ」
     五条も夏油に続けて言いながら、にっこりと笑った。
    「……未成年淫行」
    「いや、それ、君が言えたことじゃないよね?」
    「それ、悠仁だって同じじゃん」
     一歩引いて呟く虎杖に五条と夏油が真顔で返す。
    「……うぐッ」
     確かにその通りではあると思った虎杖は言葉を詰まらせる。
    「というか、学生の私たちと付き合っているんだよね?」
     虎杖が引いた分、夏油が一歩踏み出す。
    「そ、そうだけど……?」
     虎杖は夏油が何を言い出すのか分からず、不安そうに上目遣いで夏油を見上げる。その不安そうな琥珀の瞳に夏油はぞわりとした欲を抱いた。
    「それなら、こっちの私と悟ともシてみないかい?」
    「は?」
     にっこりと笑って提案する夏油を虎杖はぽかんと見つめる。
    「向こうの私たちは学生なんだろう? あそこの大きさもテクニックも、こちらの私や悟と違って小さいし拙いと思うんだよね」
     何を言ってるんだと虎杖は口を開くが、それよりも先に夏油が言葉を続けた。
    「そうだよ! ねえ、悠仁。同世代の僕らと、大人のセックスしよーよ♡」
     夏油の言葉に続くのは、にこにこと楽しそうに笑う五条。
    「え、いや、だって、え、え」
     きょときょとと困った表情で虎杖は迫る夏油と五条を見比べた。
    「向こうの恋人も私と悟なんだろう?」
    「なら、浮気にはなんないよね♡」
     にんまりと楽しそうに笑って言いながら、夏油と五条は虎杖の手を掴む。
    「あ、あ、あ」
     逃げ場を失った虎杖は、ふるりと身震いをするが熱の籠ったふたりの瞳に煽られるように体の奥深くにどろりとした熱が生まれる予感がした。これから、大人のふたりにどうされてしまうのだろうかと心のどこかで期待してしまう。
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    汪莉( ˘ω˘ )

    PROGRESS前の開発日記(https://poipiku.com/8174069/10339940.html )の続き!まだえちちにはなりませぬ( ˘ω˘ )
    ゆじくん開発日記②「開発って、どういうこと……?」
     五条の不穏な発言に虎杖は考えながら言葉を発する。どう考えても、自分にとってあまり良い意味ではないとしか思えない。思えないが、何も知らないままというのもそれはそれで恐ろしい気がする。どちらがよりマシかと考えたら、知っている方だろう。
    「ん?」
     想定外の好意を返されたが、想定外の展開になりつつあるという恐れを顔に張り付けた虎杖の疑問に五条は首を傾げた。
    「どういうことって?」
     五条としては、とても簡単に、これ以上ないくらい分かりやすく答えたつもりだ。
    「開発って、え、俺、何されんの……?」
     簡潔だからこそ、虎杖には良く分からない。声は不安げな色が含まれているが、その琥珀の瞳はほんのりと期待を孕んでいた。最後まではしない、という発言はどう考えてもそっちの意味合いだろう。そういう意味での開発ということは、どう考えてもそういうことだ。健全な男子高生である虎杖がほんのりと期待してしまうのも致し方ないだろう。だって、相手は百戦錬磨の大人の男である。期待するなという方が無理だ。
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    汪莉( ˘ω˘ )

    MEMO恋に恋する自己完結型の片恋ナルシストなゆじくんと恋愛童貞で初恋モンスター(予定)のごじょせんのお話。呟いたネタのひとつ。書きたいってなったので書き出しだけ……。
    初恋モンスターと片恋ナルシスト「ね、悠仁。僕のこと、好きなんでしょ? 僕も悠仁が好きだから付き合おっか」
     その告白は、虎杖悠仁にとって青天の霹靂であった。いや、まさか矢印が自分に向いてしまうだなんて思いもしなかったのだ。勝手に恋をして、勝手に目で追って、勝手に想いを募らせる。それだけで良かった……、いや、違う。それが良かった。
    「えーっと、ごめん。五条先生、幻聴が聞こえたんだけど、今なんて?」
     奇跡的に何も問題もない自分の耳が聞き間違えたか、季節外れの涼しさにやられた脳がとんでもない誤解をしたのか、そのどちらかだろうと虎杖は五条を見上げる。
    「悠仁は僕が好き。僕も悠仁が好き。両想いだから付き合おっか」
     だがしかし、虎杖の希望的憶測は優しく微笑む五条に踏み躙られた。ぴっと立てた白く美しい指が最初に虎杖を指し、それから自身である五条に向く。そして、その指先はまたぴっと虎杖を指した。ふたりの間を行き来する指を見下ろして、虎杖は絶望的な気持ちで五条の言葉を聞いてしまう。
    2237

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    MEMOこんなかんじで始まる五悠+夏虎のオメガバを書きたい
    ビッチング、素敵です
    ありがとう
    「秘匿死刑は決定事項だ」
    「だからそれを取り消せっていってんですよ」
    「宿儺の指が受肉した人間などもう人ではない」
    「さっさと祓ってしまうのが得策だ」
    「チッ、ったく……」
     五条の表情がどんどんと険しくなっていき、目に宿る光が昏くなっていく。
     マズいなと夏油は思った。
     このまま話していけば結果は目に見えている。
     なんとかこの場を収める手立てはないものだろうか。
    (せめて、猶予だけでも……ならば……)
    「反対にお聞きしたい。あそこまで制御出来ている人間を何故消そうとするのかを」
    「そんなもの決まっている。いつ暴走するかわからないではないか」
    「私たち二人が制御出来ていると言っているのに?」
     夏油の言葉に相手が言葉を詰まらせる。
    「私たちは別に死刑自体を反対しているわけでないのですよ」
    「傑っ」
     シッと夏油は五条に目配せを送り黙らせる。
    「ただ、勿体ないと言ってるだけですよ。アレだけの器はそうは生まれない」
    「何が言いたいのだ」
     クスッと嗤う。
    「全部、集めて食べさせてから祓った方が得策だと言ってるんですよ」
    「そ、それは……妙案だが……しかし」
    「私たちが、特級の二人がしっ 840

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