「頑張れ私!私は今までよくやってきた!フンヌー!!!今もこれからも私が折れることはない!」
フンヌーと手はおろか、寝そべったままの足でも棺桶の蓋を押すけれども
それでも蓋は開きません
(それでもカブは抜けません、のテンション)
というかさっきからかなりガタゴトしているのに
それでも起きない退治人君とか・・・見目も相まって・・・
「〇。ズニープリンセスと未亡人感の具現化!!!え!見たい!!」
「・・・誰が姫で未亡人だって?」
「あ!?起きた?」
叫ぶに叫べば、きっちりと返答が返ってきて
「起きた。」
「・・・というか君!その声とテンションは寝てなかったんだな!?」
(中略)
「ねぇ。お伽噺のお姫様は王子様のキスで目を覚ますんだからさ、私には君にキスする使命があると思うんだが」
「・・・・俺は姫じゃねぇし、お前が王子って面かよ」
「一応、私の一族はある意味『王家』と言っても過言ではないんだけどね」
「じゃあ、てめえはてめえのオヒメサマってやつを早く見つけろよ」
あ~~~これは十中八九私に関する『何か』が合った時だと察した上で
この自分の中の感情で自家中毒を起こしちゃう子がどんな結論に至ったのかすら分かってしまう。
享楽的な私が、この子の全て、それは身体的にも精神的にも私が分からぬことがあることが不快だと思うほどの執着心の表れでもあるのにねぇ
ソレを理解させていなかったのは、君のためだったけれど。ねぇそれで君が不安になるのだったら
全部を全部、私が君を、君からも手が届かないほどに雁字搦めにしてあげるから
ソレをすべて私の所為だと受け取ってくれて構わない
※どうでもいいけれど
棺桶にすがって寝ている読ロは未亡人感あふれるなぁ・・・と