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    mitotte_kazu

    @mitotte_kazu

    自機ルガオスとエタバン相手のヴィエラとかよそよその話とかNPCよその話とか置いとく場所。
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    mitotte_kazu

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    いいおっπの日にかこつけてそういう🐇さんと🦍の大変短いお話

    #ディンエラ

    抱擁「大丈夫?おっぱい揉む?」
     また疲れた顔をしてしまっていたのか、討伐戦を繰り返していたルガディンに何の前触れもなくヴィエラが言った。半ば呆れと困惑が入り混じった表情の彼とは裏腹に、彼女はいつも通りの表情で首を傾げている。鎖骨と胸元が強調された柔らかそうな薄手の生地越しにふにふにと件の箇所に触れながらいいの?と彼女は再確認をとった。

    「……お前は、」
     溜息を吐きながら口を開いたルガディンに胸元を触る手を止めうんうんとヴィエラが頷いた。その様子を眺めて再度溜息を吐いた彼が指を三本立ててやや口早に話し始める。
    「そういう事を気軽に言うな、男がそれをすれば簡単に喜ぶと思うな、俺も男だという危機感を持て」
     以上、頼んだ。彼はどこか照れたような表情で顔を逸らし気まずそうに黙り込んだ。後ろでまとめた髪を揺らしながら彼女が少し考え込み、指を立て反論する。
    「誰でもいいわけないし、心配で言ってるだけだし、相手はきちんと弁えてるつもりです」
     びしり、と立てた指をやや圧倒された様子の彼に突きつけながら続ける。
    「……それに、好きでしょ?」
     おっぱい。首を傾げ意味深に魅惑的に微笑んだ彼女が鼻先に突き付けて来た指先を、掌でずらし溜息を吐いて彼が小声で言い返す。
    「俺だって誰でもいいわけじゃないし、別段それが好きというわけじゃない」
     ずらした指先を辿って彼女の手を掴んで引き寄せた。バランスを崩し倒れそうになった彼女を受け止めて、その耳元で囁く。
    「……触られた時のそっちの反応を含めて嫌いじゃないだけだ」
     珍しくこちらを揶揄うような表情を浮かべた彼を、赤面して距離を取った彼女が軽く睨みつける。耳と胸元を両手でガードしながらこのむっつりめ、と悔しそうに吐き捨てたヴィエラに否定はしない、とルガディンはそのまま笑った。
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    mitotte_kazu

    PASTヴァレンティオンを満喫している🦍と🐇の短いお話
    贈呈 毎年恒例になりつつある、海都でのヴァレンティオンの催事場巡りに今回も付き合っていた。ヴィエラに付き添っていただけの当初に比べて多少慣れてきたルガディンも、露天を覗き見比べる余裕が出来てくる。
    「これは今年の新作か」
    「そう〜!去年から定番になったこっちも美味しいよ!」
     少しわかってきたと思っていたが、やはり彼女の知識量などには勝てない。真剣な顔で次の店の品定めをする彼女の手から、戦利品の入った紙袋を苦笑しながら受け取った。ありがと、と身軽になった身体で手早く会計をすませる彼女を遠巻きに眺めていた。
    「ここの好き」
     何軒目かを巡っていた時に彼女が呟いた店のチョコレートや包装に見覚えがあった。以前貰ったものだな、と何気なしに視界に入った価格を二度見して、目を剥いてしまう。横に書かれた説明を流し見て、ブランド物のククルビーンを手間暇かけて加工してウルダハで販売している有名店だとようやく把握できた。通りで高価で美味いはずだと1人納得している横で、また真剣な表情で陳列されている商品を吟味している彼女が頷いた。これとこれください、と慣れている彼女の指がチョコレートの上を滑っていく。彼女が選んだ商品が丁寧に包まれていくのを眺めながら、パッケージまで可愛いな、などと思った。
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    mitotte_kazu

    PASTバレンタインなのでチョコ渡す🐇さんとチョコ食べる🦍の短い話
    片割 この海の街にもイベントの余波が来ているようで、浮ついた雰囲気が漂っていた。幸せそうな人を見るのは嫌いではないが、この空気の中独り歩くルガディンはどこか居た堪れなさを感じていた。
    それでもイベントのおかげで普段ならあまり手を出さないようなチョコレートが並んでいる店頭を眺めるのは楽しいものだった。買ったところで勿体なくて食べられないのは目に見えているし、貧相な自身の舌はどれを食べても美味しく感じるのだろう。折角だからと思いつつ平凡な板チョコレートを手に取る。と、掌からチョコレートが消えた。目線を掌から上げるとルガディンから取り上げたチョコレートを興味深そうに眺めるヴィエラがいた。

    「買うの?」
     握ったチョコレートをひらひら翳しながらヴィエラが首を傾げた。まぁ、とルガディンが頷くとふぅんと数回頷いた彼女がそれを棚に戻す。買うと言ってるのに、と棚のチョコレートに伸ばされた彼の手をヴィエラの手が掴んだ。ルガディンが何なんだと困惑している間に人気の少ない通りまで引っ張り出される。されるがままだったルガディンの離された掌にちょこんと小箱が載せられた。どこか見覚えのあるデザインの小箱をしばらく眺めてから、目の前のヴィエラに視線を向ける。にんまりと意味深に笑った彼女が覚えてる?と首を傾げた。ルガディンが数回頷いて開けても良いか了承を得ると、勿論、と微笑まれた。
    903

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    「買うの?」
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