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    ひまわり

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    ひまわり

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    2023年のクリスマス用に書いたお話です。

    #鬼滅の刃2次創作
    oniNoKiriNoKaji2nd
    #Xmas
    #煉獄さん
    mr.Purgatory.
    #宇髄さん
    urinaryBladder
    #かまぼこ隊
    kamabokoGroup
    #クリスマスプレゼント
    christmasPresent

    れんサンタの贈り物無限列車の戦いの後ここに来た。
    生前と同じ町並みで、いつも暖かく皆穏やかに過ごしている。
    傷を負った体も綺麗になり、今は自由に走り回る事も出来る。
    この世界にずっと居ると、嫌な思いがだんだんと薄れていき、楽しかった事や幸せと感じていた本来の姿へと戻っていく不思議な世界。

    屋敷では母上と2人一緒に過ごしている。
    幼くして残してきた千寿郎や父上の事を、母上はいつも心配をしていた。
    しばらくして胡蝶や時透、甘露寺は伊黒と手を繋ぎかわるかわる会いに来てくれた。
    最後の戦いの話を聞いた。
    その話を聞いた住民達は、時透達を歓迎し昼夜問わず何日も宴が続いた。
    目の錯覚なのか、時透が二人いるようにみえた。
    父上の事を聞き、母上は安堵した表情を浮かべていた。


    12月24日早朝
    年に一度だけ雪が降る日。
    雪が積もったら、選ばれし者がこの世界の入り口に並び下界に行けると言う。
    母上から

    「杏寿郎、選ばれたからこの世界の入口に並ぶように」

    と言われ一つの風呂敷を渡された。
    屋敷の外に出たら、見たことない夫婦と1人の女性が待っていて風呂敷を持っていた。
    夫婦は何処か竈門少年に似ており、もう1人の女性は可愛らしい方で、

    「約束をまもれなかった、かわいいあの子に‥‥」

    と涙目になりながら風呂敷を渡してきた。


    下界に行くだけなのに風呂敷?と思いながら、この世界の入り口へ並んだ。
    皆同じように風呂敷を沢山抱え並んでいた。
    順番がきて説明を受けた。
    サンタの格好をして、会いたい人に会いに行くかわりに子どもたちにプレゼントを運こぶ役目なのだと言う。
    見渡せば、皆赤い服に包まれそりに乗って下界に向かって降りて行った。
    俺もサンタの洋服に着替え下界に下りた。

    赤い服‥‥‥派手だ。宇髄がみたらなんと言うのだろうか‥

    下界も雪が降り積もり辺り一面銀世界で綺麗だ。
    母上から預かった風呂敷が一筋の光を放った。
    光を頼りに行くと煉獄家の前にとまった。
    門を開けようとするもあかず、そのまま体がすっと通り屋敷内に入れた。

    懐かしい
    ただいま帰りました‥‥‥‥


    父上の部屋に行った、
    いつも臭っていたお酒のにおいがなく身なりも綺麗になり横たわっていた。
    母上から預かった風呂敷を開けると2枚着物が入っていた。
    一つは大きさからいって千寿朗だろう。
    そっと父上の枕元に着物をおき、千寿朗の部屋に向かった、
    しばらく見ないうちに大人になった千寿朗をみてはっとした、
    俺がいつもきていた浴衣をきて寝ている‥‥‥
    そっと母上の着物を枕元に置き、髪をなでようとしたが透き通り撫でる事すら出来なかった。

    次に竈門少年がどうしているか気になり屋敷に向かった。
    屋敷につきそっと障子を開けた、さっきまでつかもうとしてもつかめなかったのにつかめるようになっていた。
    竈門少年に似た夫婦から預かった風呂敷が竈門少年に向けて光を放っていた。
    そっと静かに風呂敷を枕元に置き廊下にでた時、黄色少年と鉢合わせし素早く外に出た。

    黄色少年は俺の姿をみるなり騒ぎ竈門少年を起こしに行った。

    「ぎゃー、炭次郎ぉー、起きてよぉー、誰がたっているよ~。怖いよーねずこちゃ~ん」
    「落ち着け善逸、大丈夫だ、ただの見間違いだ」
    「ほんとにいたんたってばさー、黄色いと赤色の髪に‥‥ 」
    「ん?煉獄さんの香りがする!! 黄色と赤色の髪‥‥‥れっ、煉獄さん!? 」

      トダトダトダ(走る音)

    「いまギョロギョロ目ん玉が立ってたから相撲してきたぞ!うむ、強くなったなって、この風呂敷もらったぜ!! 」
    「い、伊之助!! 煉󠄁獄さんとどこで出会ったんだ」

    竈門少年が駆けつけてくるのが見え、俺は慌ててそりにのり大空へ向かった 

    早くしないと1番会いたい人に会えなくなる‥‥
    「竈門少年、次に行かなくて‥また会おう、アハハハっ」

    シャンシャンシャン

    俺の名前を呼ぶ声が夜空に響き渡っていた。


    このあとも、プレゼント1つ1つ光を放ち、その光を頼りに沢山の子どもたちにプレゼントを渡した。
    すべて配り終わると
    空から一筋の光が俺に向かってくるのが見えた。
    外界へ降りる際、プレゼントを配るお礼にと言われた。

    「すべて配り終った時、あなたと1番に会いたい思う相手が同じ気持ちならば一筋の光があらわれます。その時は、二つ願いをかなえる事ができます。一緒にいたいのなら外界で一緒にいる事も出来る。来世での約束でもいい、どんな願いも叶えられます。願うときは思いを込めて唇と唇を合わせてください」

    一筋の光を見た瞬間嬉しくて心踊り、
    笑顔がとまらなかった。
    早く会って抱きしめたい‥‥
    会ったら願いたい事がある‥‥


    西の空が少し明るくなっていた。
    宇髄の屋敷の庭にそりを止め、俺は光がさす障子をそっと開けた。
    寝ている宇髄の姿が見えた。
    俺は、ゆっくり近づき宇髄の横に座った。
    左目は長い髪が覆っていた。
    そっと髪に指を通し左目を見ようとしたとき、手をつかまれて鋭い目つきで俺の方を見てきた。

    怖い目つきだ‥‥‥

    「れ れんごく?どうしてここに⁇ 」
    「うむ、寝ていたのに起こしてしまった。すまない。どうしても宇髄に会いたくてきてしまった、アハハ」
    鋭い目つきからいっぺん、優しい表情になりつかまれた手を引き、手の甲に長い長いキスをしてきた。
    キスが終わると上半身をお越し、

    「煉獄会いたかった‥‥」
    と俺の体を引き寄せ抱きした。

    「伊黒から命は助かったけど、そのかわり‥‥‥元気そうで良かった」
    「あたぼーよ! あの戦いで‥‥‥」
    俺はそっと宇髄を抱きしめ返し宇髄を胸にうずめた

    「何も言わなくてもいい‥‥‥生きぬいてくれてよかった」

    太陽がだんだんと上がってきたのが見えた

    宇髄の唇にそっと唇を重ね願いを込めた。
    来世で出会い、その日から一緒に居る事
    もう一つは‥‥‥
    唇を離し、宇髄の左手を握り、大きく開いた左目を指でなぞった。

    「もうそろそろ行かなくでは」
    「もう行くのか⁇ 今さっき会ったばっかりだぜ、もう少し一緒居ようって赤い服ド派手だな」
    「派手すぎるか、宇髄がいうのならそうだな。俺も一緒にいたいのたが、太陽が完全に昇ってしまったら帰れなくなってしまう。来世で出会えるからその時は一緒にいよう。じゃ」

    なかなか離さない宇髄を説得しそりに乗り込んだ。

    シャンシャンシャン

    母上の待つ天界へ向かったのでした。



    煉獄さんが天界へ戻った後の話
    宇髄さんの姿を見たお嫁さんは綺麗になっている姿を見て喜び、宇髄さんはその時初めて元の姿に戻っている事に気づきました。
    竃門兄弟は、風呂敷の中から手紙を見つけ、涙ぐみながら読んでいました。
    伊之助は、初めて母のぬくもりを知り、ひとりほわほわ ほわほわとしていました。
    煉獄さんの二つの願いをかなえたのは、一つは瑠火さん。もう一つはプレゼントの配達をお願いした初代・産屋敷様で、帰ってきた煉獄さんからプレゼントを渡した子供たちの様子を聞き、風呂敷の持ち主に一人一人話をしに行くのでした。

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    ひまわり

    PAST宇髄さん 煉獄さんの真ん中お誕生日に書かせていただいたお話です。

    宇髄さんと煉獄さん、100年後に翔と幸に生まれ変わり二人同棲しています。
    宇髄さんの記憶を持っている翔と
    煉獄さんの記憶がない幸。

    宇髄家の法事によばれ行った幸が目に転生前の記憶がよみがえるお話です。

    いろいろ詰め込み過ぎてしまって、わちゃわちゃしたお話になっていますが
    ‥‥よかったら見てやってください。
    夏の思い出夕暮れ時、通り雨がすぎひぐらしが鳴く中、俺は宇髄に頼まれていた風鈴を片手に宇髄の屋敷へ向かった。

    通り雨の時は、ちょうど風鈴を受けとり雨に打たれずにすんた。雨上がりの独特な匂いとひぐらしの鳴く音と通り雨がすぎ涼しさがひいた夏独特の蒸し暑さが五感を刺激される。
    屋敷に着くと宇髄が出迎えてくれた。

    「さっきはすごい雨だったなぁ、まああがれよ」
    「通り雨で一気にすずしくなった。アハハハ、お邪魔する」

     一週間前におわれた柱会議の帰り、宇髄から相談を受けた。
    3人いる嫁の一人が、お気に入りの風鈴を吊るす時手が滑って落と壊れてしまい悲しんでいる。
    数日後に誕生日で風鈴の贈り物をしたいが音色の良い風鈴知らねぇーか、と。

    「俺が任務から帰ってくるまで出すのまちゃーいいのに、まぁ、怪我なくてよかったけどな」
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