執事たちが抱く主様への思いについて現時点で、あるじさまへの感情が一番純粋なのはロノかなという気がした。
クリスマスツリーの天辺の星に主様をたとえて、でもそこにいるのは自分だけじゃなくて、屋敷のみんなも一緒でさ。
主様と執事のみんながいるデビルズパレスを愛してるんだなあということがとてもよく伝わってきて、メインストのあれこれを考えると心が痛い。ロノの感情と愛情が純粋でつらい(つらい)
なぜロノの贈り物にこんなに純粋さを感じているかというと。
手元に残るものを贈っている面々は、そもそも根底に「自分の贈ったものを大切に持っていてほしい」という思いがあるはずで、贈った時点である意味主様からの見返りを求めているのと同じだと思うんですよね。
ただ、消え物にするか否かは思いの重さだけでなくて、執事たちの自分への自信のなさとか、相手に求めることへの拒否感とか、なにに重きを置くかの価値観とか、いろいろあると思うので、消え物を選んだ執事がみんなロノほど純粋な気持ちではいないんだろうなと思っている。
フェネスは消え物だけど、お風呂という相当プライベートな場所で使うものを選んでいるあたりに思いの強さが現れている気がする。
単に、お風呂タイムに関わる品が、フェネスにとっては一番自信を持って選ぶことができたというだけかもしれないけど。
主様が「フェネスのおかげでお風呂が楽しみになったよ。いつもありがとう」と伝え続けたことで、少しずつでみ自分の仕事に自信を持てるようになっているのなら愛しいし可愛いなと思う。
アモンはチョイスも演出もオシャレかつロマンティックだし、さすが……としか言いようがない。主様をドキドキさせることに余念のない男……。
贈ったものは消え物だけど、ある意味ではそうじゃないというか、こんなの主様はバラを見る度にクリスマスにもらった9本のバラのことを思い出さずにはいられないじゃんね?? ずるい(ずるい)
だって、庭にはアモンが手塩にかけて育てた、見事なバラが咲いてるわけでさあ……普段の視覚情報と相まって、アモンのが一番記憶に残る贈り物かもしれない。
ミヤジは、伝えたい思いを花に託してくれたわけだけど、花束には収まり切らないくらいの激重感情を込めたんだろうなということが、語られる言葉の端々から伝わってくる……
伝えたい思いに相応しいと思ったものがたまたま消え物だっただけか、それとも主様の負担になったらいけないと自分を律したのか……私は後者のような気がするけど……
なにしろ、今からお別れのときのことを考えて心を痛めているくらいなので。手元に思い出の品があれば、より悲しみが深くなるのではとか考えていそう。
ユーハンは、贅沢な物は苦手っていう彼自身の価値観がよくわかるプレゼントだったなと思う。
でも、家族にするようなもてなしをしている時点で、主様に向けている感情が激重であることは疑いようもない。要するに家族になりたいんだね……
でも、そういうプレゼント(家族扱い)で喜んでくれるような主様だからこそ、ユーハンもそう願ってしまうんだろうなとも思う。
罪深いのは主様のほうかもね。
ハナマルは、子どもたちとの思い出をプレゼントと一緒に分けてくれるけど、それってきっと、ハナマルにとってはとても大事なもののはずでさ。
それを主様と分かちあって、さらに主様との思い出を重ねてくれるのは、自分の育ててきた子どもたちと同じかそれ以上に主様のことを大切に思っている以外にある??と思ってしまう。
いつも謎なんだけど、ハナマルが主様に沼落ちした理由って結局どの辺りなんだろう? わからないけどハナマルが激重感情を抱いていることだけは感じる。