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    mikan_rin0822

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    半妖パロのふたりの設定です
    ・pixivに掲載しているものをそのまま引っ張ってきいるだけなので、知ってるよーって方はこのまま飛ばして本編に行ってもらって構いません。

    簡単な設定紹介・天馬 司
    妖狐の半妖。オープンでみんなと馴染みやすい性格。掛けているメガネは司の中に流れる妖怪の血が強くて妖力を抑えるため。
    不用意に周りに混乱を与えないようにするために、耳と尻尾は変化で周りから見えないようにしていて、それ以外は絶対に使わない。疲労に(主にストレス)敏感で、蓄積すると人間の姿を保てなくなる。
    メガネを外して長時間妖怪と戦闘してしまうと、自分の妖力を抑えきれなくなって暴走する。そこまで来ると敵味方関係なく倒す。
    昔はよく暴走して周りに迷惑を掛けていけていて、その度に類が止めて司を宥めていた。
    笑ったら八重歯がチラつく。かわいい


    ・神代 類
    餓者髑髏の能力を使える半妖。司がよく暴走しがちで、それを止めるのが類の役目。力的にも司よりも類の方が強い。
    司とは対照的に人付き合いはめちゃめちゃ悪い。それは過去に人間からの裏切りがあったからとか。触れた対象の妖力を吸うことが可能で、それを自分に妖力に変換できる。
    妖力を使いすぎると目の色が赤くなって、それは暴走の一歩手前のサイン。類が暴走してしまうと、親方さましか止められることはできない。
    腕は骨が見えていて、そこからは毒をずっと放っている。変化は使えるけど、使っても毒は放ったままなので、無駄な妖力は使わずにブレザーとカーディガンで隠している。死に至る毒ではないけど暴走した司を止めるくらいの毒の強さはある。類自身も多少の毒耐性はあり。
    実は司とは違うタイプの半妖。


    ・親方さま
    年齢不明。性別不明。ふたりを拾った恩人で妖力の使い方が未熟だったふたりに修行を積ませて、任務を与える。
    人間なのか妖怪なのかも分からない。飄々としていて、自分のことを探らせないようにしている。とても頭が良く、知識も類以上に豊富。子供を諭すような口調で話す。
    司の黒縁メガネを作った張本人。制御装置と司は聞いているが、本当は身に余る妖力を封印するためのもの。
    好物は和菓子全般で特に豆大福。最近は洋菓子も気になるところ。ふたりが修行を積んでる時に休憩がてらにお菓子を持ってくる。
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    2Lamb_77

    MOURNING※死ネタるつ※
    従者or錬金術師×王様みたいなかんじ
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    俺の語彙力で伝わるとは思えないので補足をさせていただくと、
    「王様つかは不治の病に侵され危篤状態。呼吸マスクを付けなんとかつないでいる状態での、恋人の類と最後の逢瀬であった。
    もう満足に呼吸器が働かない体で呼吸マスクを外すということは死を意味する。そんな中でつかはるいに終わらせてもらうことを選ぶ」
    みたいな話
    「本当に、よろしいのですか?」
     いつになく深刻な声色で重々しくオレに尋ねる類。類の両手に収められたオレの手が強く包み込まれる。
    「もちろん、だ……。おまえ、に、なら」
    「ふふっ、恋人冥利に尽きます……」
     耳元で響く声は笑っている。霞み揺れる視界では、類の顔を詳細に捉えることができないが、長い間聞き続けてきた声だ。類の心の機微に気づけないオレではない。
    「僕がこんなことしたとばれたら、冬弥くんたちに怒られてしまうかもしれませんね」
     口調はいつも通りなのに、心なしか指が震えているような感触がする。酷なお願いであることは重々承知していた。でもやはり、このままいつ目覚めるかわからない状態で眠り続けるより、ほかの誰でもない、類の手で眠りたかった。
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    3iiRo27

    DONEritk版深夜の60分一発勝負
    第二十九回 お題:「雨宿り」「兄弟」
    司視点 両想い
    20分オーバーしました
    「うわ、凄い雨だな…」


    薄暗い空から降り注ぐ大粒の雨に辟易しながら、傘を広げた。

    朝からずっと雨予報となっていた今日は練習も中止になってしまい、休日だったことも相まって突如暇となってしまったので、気晴らしにと外に出かけることにした。

    雨が降るとはいえ四六時中大雨が降るというわけではなく、強くなったり弱くなったりを繰り返しているから、合間に移動をすれば、と考えていたけれど、そう都合よく弱まるわけがなかったなと思いながら雨の中をゆったりと歩く。






    その時。視界に、不安そうな顔が写った。


    思わず足を止めて、そちらを見る。
    しまっている店の前で雨宿りをしながら不安そうな顔で空を見上げている、小学校低学年くらいの男の子の姿があった。
    そして、彼のその手には、折れてボロボロになった傘が鎮座していた。





    「…なあ、君。傘、壊れちゃったのか?」


    いてもたってもいられず、声をかける。
    ずっと不安だったのか、見上げるその目には、涙が浮かんでいた。


    「…うん」
    「お母さんや、お父さんは?」
    「いない。僕、お使いとお迎えに行ってるの」



    「お使いと…迎え?」
    「うん。 3388