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    ほここのすけべ

    @hococonosukebe

    すけべと特殊性癖とすけべになる予定のらくがき置き場
    清書したもの👉 https://www.pixiv.net/users/98233511

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    ほここのすけべ

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    🕯×💍 続き



    えっまだセックスしないんですか!?

    煙の中へ切り込む🕯と愛煙家の💍 病院で煙草を吸ってはいけない。誰もが知っている常識だね。
     だから私はそのとき、建物の陰に隠れて煙草を吸っていた同僚を須らく見咎めたんだ。
     すると彼は、「こんな仕事、吸わなきゃとてもやっていられない」と言った。医者としての仕事に対する不満や不安を、煙草の煙で落ち着けているのだと。
     私が知りたいのは、貴方のことだ、主様。もしかすると貴方も、不安を抱えた心を慰めるために煙草を吸っているんじゃないかな?

    「違っていたらすまない」
    「……………………」
     主様はぽかんとしていた。
     
     部屋を訪れたとき、主様は既に煙草を吹かしていた。窓枠に肘をついて、物憂げに煙を吐き出すその姿を見てふと、そうしなければならない理由があるのではないかと考えさせられたのだった。
     主様に禁煙を勧めたのは一度や二度ではない。それこそ執事全員が、主様が煙草をやめることを望んでいる。皆が主様の健康と長寿を望んでいる。主様の同意を得て、皆で具体的な禁煙策を練って実行することも、もはや執事の日課のひとつになった。キャンディやチョコレートのような口に残るお菓子をお出ししたり、リラックス効果のあるアロマやハーブを揃えたり。
     けれども効果は薄いようだった。
     主様自身に禁煙する意思がないわけではないらしい。それなのに、煙草をやめられない理由は何か。考えに考えて、いつぞやの同僚の姿が浮かんだ。彼は普段は社交的で、そして少し繊細な人だった。

    「その通りだったら、ミヤジが慰めてくれるの?」
     手にした煙草に口をつけずに息を吸って、煙の代わりにそう吐き出した主様は、不思議と拗ねた子供のように見えた。
    「私では、力不足かな?」
     こちらをじっと見詰め返す両目は、私の瞳の奥に映る感情を推し量るようでいて、それよりもずっと遠くを眺めているようでもあった。
     やがて、主様は何かを諦めたように目を伏せて、口を開く。
    「いいえ。でも、誰でもいいの。誰でもいいのよ」
    「それは………………」
    「ミヤジは違うでしょう?」
    「……………………」
     大切な人が、私を見て寂しそうに笑うから、二の句が継げなくなってしまった。
     誰でもいい。私でなくてもいい。
     私には貴方しかいないというのに。
    「本当にそう思っているのかい?」
     夜風に冷えた頬へそっと手を添え、やっとの思いで、それだけ問い掛けた。
    「どうしてそんなに悲しそうにするの」
     主様は、可笑しそうにくすくす笑った。そんなに酷い顔をしているだろうか?
     主様の頬に添えた手が、主様の手に包まれる。
    「ミヤジだけの私でいてほしいなら、そう仕向ければいいでしょう? なのに、アイスでも取り落とした子供みたいな顔して」
     そう言ってまたきゃらきゃらと笑う。私は目眩がしそうだった。
     そう仕向けるだって? 簡単にそんなことを言わないでくれ。私のためにも、貴方のためにも。
    「本当に誰とでも愛し合えるのなら、寂しさなんて知らないはずだよ」
     途端に笑い声が止んだ。
    「ミヤジにはわからない」
     その声も、表情も、いつもの様子とは打って変わって凪いでいた。
    「わかるさ。主様は、私にとって何よりも大切な人だからね」
    「…………どうして?」
    「貴方を愛しているから」
    「……………………なら、証明してみせてよ」
     いじけたような言葉に、苦笑した。
    「信じられないかい?」
    「うん。…………ごめんなさい」
    「謝らないで。顔を上げて、主様。私を信じてくれ」
     小さな顔に、こちらを見上げる陰った瞳。とても痛々しいのに、自身の弱さを私に見せてくれたことが嬉しくて、じんわりと心が熱くなった。
     顔を寄せ、触れ合うだけの幼気なキスをする。主様の唇は、柔らかくて冷たかった。蜜柑を食んでいるようだ。
     唇の温度を分け与えながら、主様の手を取って、煙草を灰皿に押し付けた。その火が完全に消えてから、顔を離す。
     再び見詰め合った主様の瞳は、少しだけ切なそうに揺れていた。
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    ※微ホラー?
    怪異に好かれまくるタル怪異パロ


    其れは、気が付いたらそこにいた。
    瞬きをした瞬間、伏せていた視線を上げた瞬間、横を向いた瞬間……そんなふとした瞬間に、視界の端に現れ始めた黒い影。なにかいたな?とそちらを向いても、そこには何もおらず。気のせいか……それとも疲れているのか、と、すぐに興味はなくなってしまうのだけれど、しかし。少しするとまたその影は視界の端に居るのだ。見ようとすると見ることの敵わない何か。正直、気にはなるが、まぁ邪魔なものでもないし生活の妨げにもならないので放っておこうと思っていたのだが……数日が過ぎ、影が居ることに慣れ始めた頃。ふと、其れが視界を占める割合が以前より大きくなってきていることに気がついた。ゆっくりと、しかし確実に。影が、近付いて来ている……そう理解すると、今度はなぜか周囲に火元もないのに焦げ臭さを感じるようになった。普段生活している時にはそんなもの感じないのに、決まって影が見えた時には何かが焼けた臭いが鼻をつく。ただの枯葉や紙なんかを燃やしたような焦げ臭さでは無い。鼻の奥にまとわりつくような不快な臭いと、刺激臭とが混ざりあったようなそんな焦げ臭さ、と。そこまで考えて気がついてしまった。あぁこれは、人が焼けた時の臭いだと。なるほど、この背後に居るこいつはただ真っ黒な影かと思っていたが、焼死体だったらしい。皮膚が黒く炭化してしまうほどに焼かれた、人だったものだ。未だにこうして彷徨っているということは、ひょっとしたらまだ死んだことに気がついてはいない……つまりは、生きたまま焼かれたのかもしれない、と。その何者かも分からないなにかにほんのわずかに憐れみを感じていると、また周囲でおかしな事が起き始めた。手を洗おうと捻った水道から真っ赤な水が流れでて止まらなくなったり、歩いていたら目の前にベシャリ、と何か生き物の皮を剥ぎ取ってぐちゃぐちゃに潰して丸めたような物が落ちてきたり、壁に爪が剥がれるまで引っ掻いたような傷が無数に着いていたり、細い隙間に血走った目が大量に……それこそ隙間なく詰め込まれていたり。十分置きに知らない番号からかかってくる電話をとると『死死死死死死、ね、呪われろ死死死』と絶叫されるか、謎のお経を聞かされるし、学校に置いてある上履きに溢れんばかりの爪が、まだ肉片も血もついたような状態で入っていた時には流石にどう処分するか困ったものだった。鏡に映る己
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