エイリアンと暮らすには「ねえキョウ、ハロウィンって何?」
まぬけな質問をしてきたのはテレビ番組を見ていた自称エイリアン、レン・ゾットだった。今日は10月29日。テレビ画面には、今年のハロウィンに向けて仮装を準備している有名人たちのくだらないニュースが流れていた。
「あほ面したやつらがばかみたな格好して大騒ぎするイベントのことだよ」
俺がそう伝えると、嫌味が通じない目の前の男が「わあ、おもしろそう」と目を輝かせる。彼の反応に俺の賢い脳が嫌な予感がするぞとささやきかけてくる。
「キョウ、俺たちもハロウィンしようよ!」
ほら、やっぱり。嫌な予感は的中した。レンはこういう楽しい行事が好きらしい、エイリアンのくせに。楽しそうなことであれば何にでも首を突っ込もうとするのだ。
「却下」
「えぇ、なんで?」
「ハロウィンを知らないエイリアン用に説明してやるけど、ハロウィンってのは大体仮装して撮った大量の写真をインスタに挙げて皆から“わぁすてき!イケてる!”ってコメントもらって自己顕示欲を満たすための行事なわけ。俺はそれを求めてないし、だとしたら家でお前と2人きりでダサい仮装して“わぁ俺たちすてき!”なんて褒めあったところで何のメリットもないしサムいだけ、だからしない、そういうことだ。わかった?」
「俺はキョウと2人で仮装するだけで楽しそうって思ったけどな・・」
俺の早口にも負けずにレンが残念そうにする。ほら、キョウこれなんて似合いそうじゃん、と指さした先には、猫耳をつけてポーズを決める三流女優の映像が流れていた。
「・・ますますハロウィンなんてやるかって気にさせたいわけ?」
「そうじゃないよ、だって本当に似合いそうじゃん」
なんの悪気もなさそうに笑うレンに、思わずため息が出る。朝から疲れるやり取りをしてしまった。スマホの画面をつけると、もうアルバイトに行かないといけない時間だった。
「じゃあ、俺行くわ」
「あ、うん。ちょっと待って」
そう言って上に着ていたスウェットを脱いでパーカに着替える。俺がそこらへんにあるマーケットで適当に買ってきた安物のパーカだ。中心にお座りをしている犬の絵がへろへろの線で描かれている。エイリアンはいたくこの犬を気に入っていた。彼の惑星にはいなかった生き物らしく、初めて見た時はよだれでも出そうな勢いで可愛い可愛いと興奮していた。
「お待たせ。行こう」
エイリアンにとっては芝生も新鮮なものらしい。草花に触れるのが好きだと言って、俺がアルバイトに行く時は大体ついてくる。俺と別れた後は公園でそのまま散歩したり、ベンチでぼーっとしたりして過ごしているらしい。彼の頭から生えているおかしな角はやはり目立つらしく、たまに公園で話しかけられている彼を見ることもある。恥ずかしいのであまり目立つことをしてほしくないのだが、目の前にちょうちょが飛んでいれば追いかけしまうようなマイペースな彼をしつけるのはなかなかに難しい。
「じゃあ、またあとで」
公園にさしかかったところでレンと手を振って別れる。家からアルバイト先は近い。公園からすぐのところに大通りがあって、庶民的なお店がいくつも並んでいる。こじんまりとした本屋がある角を曲がると色んな漫画がショーウィンドウに並べられているお店がある。そこが俺のアルバイト先だ。店に入ると退勤する店員と入れ替わり、緑色のエプロンをつけてレジに座る。あまり大きな町ではないし、そもそも売っているものが大衆的ではないため、客の数もまばらで楽な仕事だった。人気な漫画の新刊もないため、今は客が1人いるだけだ。
店内にいた客の会計を済ませると何もすることがなくなった。暇つぶしにラップの歌詞をそこらへんのいらない紙に書く。タイトルは“暇つぶし”だ。しばらくしてドアが開く音。目を向けるとアイアがいて、手を振りながら俺のところに来る。用事があって近くに来たため立ち寄ったらしい。ちょうど暇をもてあましていたため、しばらくアイアとお互いの近況を話す。一通り聞き終わると、そういえば、とアイアが話題を変える。
「お宅のところのエイリアンは元気?」
アイアはレンのことを気に入っているようだ。何かとレンのことを気にかけ、ついこの間は音楽に興味津々のレンに知り合いから譲ってもらったというギターをあげていた。おかげで連日初心者の奏でるギター音を聞かされるはめになって大変だった。結局、隣室の住人から苦情が来てしまい、しょぼくれるレンを哀れに思ったアイアやアスターたちが渋い顔をする俺をよそに簡易防音室を用意したことで解決した。俺の家のスペースが奪われるのには少し不満だったが、確かにしょぼくれるレンには同情を誘うところがあった。どうもあのエイリアンは人心把握術に長けているらしい。
「あいかわらず毎日ギター弾いてご機嫌で歌ってるよ」
「良かったじゃない。今度聞かせてもらわないとね」
まるで母親のようにアイアが喜ぶ。そこで何となく今朝のレンのことを思い出した。
「そういえば今日はハロウィンって何?って聞いてきた」
「あら、レンのいた惑星にはハロウィンがなかったのね」
「それで、“キョウ、俺たちもハロウィンしようよ!”って目きらきらさせてた。秒で断ったけど」
「なんでよ?レンにハロウィンを教えてあげればいいのに!」
意地悪ね、とアイアが避難がましい目を向けてくる。
「世の中の人間全員がハロウィンを好きだと思ってるなら、ここに例外がいることを伝えておくよ。俺はあぁいう自己顕示丸出しの行事は好きじゃないんだ」
「別にただ仮装してTrick or treatって言って適当にお菓子を食べるだけじゃない。そんな大変なことじゃないでしょ?」
「何が楽しくて男2人で仮装してTrick or treatって言い合わないといけないんだよ」
「いいじゃない、男2人で仮装すれば。レンは何が似合うかしら。吸血鬼とか狼男?かぼちゃ被せても可愛いかも」
アイアが1人で盛り上がっているのでげんなりしてしまう。そんなにやりたいならアイアが一緒にやりなよ、と言うと、「私はもう約束があるの」と断られてしまった。それに、とアイアが続ける。
「レンが一緒にやりたいのはキョウとでしょ。レンにとって初めて会った人間はキョウなんだからきっと特別なのよ、刷り込みみたいな」
「・・刷り込みって、俺たちはひよこかよ」
渋い顔を向けたところで、新しく客が入ってきた。アイアは「真剣な話、何か減るわけじゃないんだし、付き合ってあげなよ」と一言残すと、じゃあまた今度来るね、と颯爽と去っていった。
アルバイトを終えて家に帰ると、レンはすでに家に帰っていて、夕飯の準備をしているところだった。俺が生活費を出している分、レンが食事やそのほかの家事を担ってくれている。このエイリアンはあまり過去のことを話したがらないため、どうやって料理の腕を磨いてきたのか知らないが、彼の作る料理は自分で作るよりもはるかに美味しかった。「何作ってんの?」とレンの手元を覗くと、フライパンでトマトソースを作っているところだった。
「今日はトマトパスタにしたんだ」
「おぉ、美味しそう」
「あと10分くらいで出来ると思う」
「分かったー」
荷物を置いてソファにどかりと身体を預ける。レンの鼻歌を聞きながら(レンはテレビや街中で聞いた曲をすぐに覚えてしまう)スマホをいじっていると、ふと机の端に何かが印刷された紙が目に入った。気になって手にとると、マフィンやハンバーガー、くりぬいたカボチャなど、ハロウィン用の色んなレシピが載った紙だった。不思議なのは、紙はよれよれで、妙に年季が入っているように見えることだ。図書館にでも行ったのだろうか。
「・・・そんなに?」
俺が思わずつぶやくと、レンが俺の方を振り返る。
「あ、それ!」
「え、何?」
「それ、今日公園でお喋りしてたおばあちゃんがくれたんだ。俺がハロウィン知らないって言ったら、わざわざ家に戻ってそのレシピとってきてくれたんだ」
「は?知らないおばあちゃんが?」
「そうなんだ。人間って本当に優しいよね!それで、もし必要ならカボチャも分けてくれるっていうんだ。一緒にカボチャ切り抜くの手伝ってくれるって。どう思う?」
「・・どう思うっていうか、俺はお前のその警戒心のなさが怖いわ」
えぇ、そうかなあ?と人を疑うことの知らないエイリアンは朗らかに笑う。
「キョウが仮装は嫌だって言ったから、ご飯だったらどうかなって。でも嫌ならやらないよ」
本当に気にしていない様子でレンが続ける。レンのこういう嫌味のない性格には毎回戸惑わされてしまう。もともと疑い深いところがある俺にとって、こういう素直さに馴染みがなくて信じていいのかわからなくなってしまう。
「別にご飯作るくらい嫌じゃないよ。俺はその日もバイトで手伝えないから、レンが大変じゃなければ別に」
「ほんと?ありがとう。うわあ、楽しみだなあ。何作ろう」
あんまりお金かけないようにするね、と生活費を出させている負い目があるからなのか、レンが控え目に喜ぶ。
「いいよ、そんなお金のことは気にしないで。1日だけのことだし」
「うん、ありがとう、キョウ」
レンがにっこりと笑ったところで、タイマーが鳴った。彼が茹でたパスタを皿に載せる姿を見ながら、こんなに喜ぶなら故郷を捨ててやってきたこの哀れなエイリアンに、もう少し何かしてやってもいいのかも、という気分にならなくもなかった。
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ハロウィン当日になった。俺はいつも通りアルバイトに行く準備をする。いつもと違うのは、例の公園で知り合ったおばあちゃんのところでジャック・オ・ランタンを作りに行くというので、珍しくレンが俺より先に出ていったことだ。久々に1人で家を出てアルバイト先へ向かう。いつも通り退勤する別のスタッフと交代してレジに座る。今日は客が2人。今ここで漫画を物色しているこの人たちも、夜になれば仮装して騒ぐのだろうか?
ドアが開く音がする。客たちから目を離してドアに向けると、やはりアイアだった。アイアはまるでスパイのようにあたりを見回しながら静かに俺に近づいてくると、手に提げていた紙袋を俺に渡してきた。
「はい、頼まれたもの持ってきたよ」
「・・・なんで囁き声なんだよ」
これではまるで麻薬取引かアダルトグッズの交換現場みたいだ。別にやましいものを頼んだわけではない。
「なんとなくよ。それで、私が持ってるものだけじゃ足りなかったから、追加で購入しといた」
「は!?別にいいよ、そこまでしなくたって」
「いいのいいの、遠慮しないで。お金はいらないから代わりに写真撮ってきてね。紙袋の中に指示書入ってるから。よろしく」
「はあ?」
思わず大きな声が出て、客がいっせいにこっちを見る。俺は曖昧な笑顔を弁明するように客に向けてから、再び声を小さくしてアイアに抗議しようとした。しかしアイアはそれを手で制すると「いかなる理由があっても写真を撮らなかったら許さないから。お金100倍にして返してもらうから。あんたの恥ずかしい映像とか写真をSNSにばらまくから。よろしく」と早口で言うと、またもや颯爽と出て行ってしまった。手元に残った紙袋の中身を見るのが恐ろしい。俺はそっとリュックにそれをしまうと、しばらく何も考えないことにした。
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家に帰ると、どうやって準備したのか、Happy Halloweenと書かれた装飾や、恐らく彼が色鉛筆で書いたのであろうカボチャの絵が壁に貼られていた。そしてかぶせるようにレンの「Happy Halloween!」という声。Trick or Treatって言って!と、にこにこしながら言われてしまうと断りもできず、力なくTrick or Treatと言うと、どうぞ!とチョコレートを手のひらに落とされる。俺が好きでよく食べているチョコレート。しょうもないことだけど、少しだけ嬉しくなる。2人がけの小さなテーブルには、謎のおばあちゃんと作ったのであろうカボチャのジャック・オ・ランタンや、ハロウィンにちなんだ料理が並んでいた。さすがに昨日見たレシピのようにはいかなかったみたいだが、それでも彼が時間をかけて頑張って作ったのだろうことは伝わってきた。鼻歌を歌いながら楽しそうに料理を作る彼の姿が目に浮かぶようだ。
「すげえ。俺、正直今ちょっとテンションあがってるわ」
「本当!?良かったよ。あんまりうまくできなかったけど、デザートも作ったから」
「まじ?めっちゃ楽しみ。・・ハロウィンで写真撮るやつ散々ばかにしといてなんだけど、これは撮っとく」
俺がテーブルの上の料理をスマホで撮っていると、母親に褒められた子どものようにレンがそばで嬉しそうにその様子を眺めている。一通り撮り終わると、2人で食卓につく。
実際、料理はとても美味しかった。うまい、と俺が感想を言うたびにレンがうんうん、と満足げに頷き、これもどうぞと勧めてくる。エイリアンならではの美的感覚なのか、ライスボールに描かれた顔がかなり個性的で笑ったり、料理を教えてくれたおばあちゃんのとんでもないエピソードに驚愕したり、あまり気乗りせずに挑んだハロウィンは意外にもかなり楽しかった。レンはいつも楽しそうだが、この時はいつも以上によく笑って楽しそうにしていて、そのことも俺を満足した気持ちにさせたのかもしれない。例えば困っている人を助けた時の満足感とでもいうのだろうか。
かなり気分が良くなっている今ならアイアの紙袋も開けられるかもしれない。俺はソファに置いていたリュックから紙袋を取り出すとレンの前に差し出した。
「あー・・レン、Trick or Treat」
「えっ・・!お菓子くれるの?」
レンが期待するような目で紙袋を受け取る。わくわくしながら開けると、中には仮装用のコスチュームが入っていた。
「わーお!!!これ仮装のやつ!?」
レンが手に持っていたのは獣の耳がついたカチューシャと首輪、獣風の手袋だった。耳も手袋も毛のボリュームがかなりあって、触ると気持ちがよさそうだった。首輪がついているなら犬なのだろうか?アイアには「レンに似合いそうなもの」ということで頼んだから、これが一体何なのかは分からない。ただ、見て、もふもふだよ!と目の前の男は見るからに嬉しそうだ。それこそしっぽでも振っていそうなくらい興奮している。本当の犬みたいに興奮しすぎて漏らさないでいてくれるといいんだけど。
「いいの!?キョウ嫌がってたじゃん」
「まぁ・・・今日ぐらいは付き合ってやってもいいかなって・・料理美味しかったし」
ありがとう!俺、仮装って初めて!とレンが目をきらめかせる。なんだかこんなに喜ばれてしまうと、まるでクリスマスプレゼントをあげた時の親になった気分だ。温かな気分にひたっていると、ほら、キョウにもあるよ!とレンが声をあげる。
「・・は?俺の分は頼んでないと思うけど?」
「え、でもほら見て、ここに“キョウ”って書いてあるよ」
レンが見せてきたのは、猫耳がついたカチューシャと、鈴がついた首輪、そしてもちろん獣風の手袋で、どう考えてもレンの仮装とおそろいだった。丁寧に全ての用具に“キョウ”と紙が貼ってある。俺は絶句する。
「あれ、見て。なんかメモもあるよ。あれ?アイアからだ」
レンがメモを見せてくる。そこには “衣装の貸しとして、リストの通り写真を撮ること。1.2人で一緒に撮ること、2.少なくとも3枚は撮る、3.きちんとポーズを決めること(棒立ちは禁止)・・・約束破ったらどうなるか分かってるよね?:D”と書いてあった。
「アイアが仮装を貸してくれたの?」
「・・・そうだけど、それが間違いだったって今気が付いたよ」
「あはは、いいじゃん、一緒に撮ろうよ。俺は嬉しいな」
ね?と、レンが俺に猫のカチューシャを渡してくる。今すぐはたき落としてやりたかったけど、アイアの張り付いた笑顔が脳裏に浮かんで、仕方なく受け取った。目の前でいきいきと自分の仮装を済ませたレンは、犬にしても狼にしても、なかなかに似合っていることは否めなかった。まるで大型犬のようだ。笑顔の大型犬は、ふてくされたように立ったままの俺に、ほらほら、と頭にカチューシャをかぶせてきた。
「わあ、キョウ、すごく似合ってるよ!」
「・・そりゃあどうも」
にこりともしない俺を気にすることなく、レンはかいがいしく首輪や手袋をつけてくれる。いつも楽しそうなこいつが羨ましい。こいつならピーターパンの映画みたいに船の甲板から落とされそうになってもあははと笑っていそうだ。
「・・・・お手」
どこまでレンが付き合ってくれるのか知りたくて、俺が何となくそう言ってみると、レンは一度きょとんとした顔を見せたものの、すぐに「Bow」と言って俺の手のひらに自分の手を乗せてきた。一瞬の間をおいて、手を乗せて誇らしげな彼の純粋そのものの表情に、俺は思わず吹き出してしまった。ぎゃはははは、と発作のように笑いが止まらない俺に、レンが笑いながら「Bow Bow」とふざけたように続けるから、ついに涙が出てきた。
「はーだめだ、俺の負けだよ。お前って本当にクレイジーだな。何ていうか全部がどうでも良くなったよ。もう猫のポーズでも犬のポーズでもいいからさっさと写真撮ろうぜ、そんで美味しいデザート食べよう」
「Bow!」
レンがまた吠えてくるから、まじでやめろ、このままじゃ笑いすぎて死ぬ、と涙をぬぐう。あはは、ごめん、とレンがようやく人間に戻る。こんなに笑ったハロウィンは初めてかもしれない、と未だに笑いが収まりきらない声で言うと、来年もやろうよ、とレンが答える。そうだな、来年はもっとやばい仮装しないとな、と答えたところで、そうか、来年もあるのかもしれないと気が付く。数カ月前にたまたま助けてからなし崩し的に一緒に住んでいる、この謎のエイリアンとの未来なんて考えたこともなかった。どうやら俺は知らない間にこいつとの生活をそれなりに楽しいと感じていたらしい。来年も一緒にハロウィンを過ごせたらきっと楽しいと思う。
「・・お前、今約束したんだから、いきなり宇宙に帰るとか言うのはやめろよ」
「当たり前だよ!俺はキョウと一緒にいるのが好きなんだ。だからキョウが許してくれるならずっといるよ」
「お前、本当よくそんな恥ずかしいことさらっと言えるよな」
エイリアンって皆そうなの?ぶつぶつと文句を言いながらスマホを構える。カシャ、とカメラのシャッター音が鳴る。そして2人の笑い声。この時に撮った2人の写真は結局家の玄関に飾られることになり、その先も増えていくことになり、それを見たアイアやアスターたちが毎年からかい、俺が言い返し、レンが笑う。この先俺たちが過ごす長い年数の間に色んなことがあるのだが、それはまた別の機会に話そうと思う。