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    9s0z9

    @9s0z9

    ちょそ推し五悠狂い

    ついったしたごゆの壁打ち置き場にしたくて。

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    9s0z9

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    ごじょ、割とよく電話してるから、メールより電話派かなぁなんて思ったところから始まったらこんな感じに落ち着いた。テンデ関係ない。笑
    でもまぁ無自覚期間もいいよね。きっとこのゆじは勝算有で告白するんだけど、「え、先生俺の事好きなんじゃないの⁉」って吃驚して、「え⁉好きだけどそういう意味で…(0.02秒)好きに決まってんじゃん‼」で解決するごゆ。

    #五悠
    GoYuu

     僕は電話派。携帯開いて文字打って。『今』用があるのに、すぐ返事が来るとも限らないメールでのやりとりより、サクッと電話して終わりにしたい。無機質な文字の羅列より、耳元で感じる相手とのやり取りの方が、齟齬がなくて済む。
     それはなにも仕事上の話だけではない。プライベートでも『今』そう思ったから電話をかける。相手が出れないならそれまで。
     でも今の子はそうでもないらしい。今の子なんて白々しく言ったけど、悠仁の事だ。
     悠仁は電話をかける前に、電話をかけていいかメールをくれる。律儀と言うか、それが彼なりの気遣いらしい。『先生は忙しいから』なんて。忙しかったら電話は取れないんだし、一々気にしなくていいのに。
     しかし最近の僕は、そんなメールとやらが好きになってきた。勿論ただのメールじゃない。悠仁からのメール限定で。ああ今はラインって言うんだっけ。
     ポコンとあらわれるスタンプから始まり、たいして中身のない文章が送られる。
    『今日の昼カレーだった』
     とか、
    『見て先生! 玉犬に似てる!』
     なんて。
     別に会った時に話せばよくない? みたいな内容だけど、むしゃくしゃした日にそんなラインが届いていれば、僕の心はすっかり穏やかになるって訳。
     あの子の明るく元気な声が聞こえずとも、この小さな電子機器の箱の中の文字列が悠仁の声で再生されて。
    「悠仁!」
    「あ、先生おかえり!」
     長期出張から帰ってきた僕の視界にピンクの髪が揺れたから、ちょっと遠くても声をかければ、子犬のように駆け寄って来る。勢いあまって止まれぬ急ブレーキ。広げた両手は僕をがっちりとハグで包む。
    「ふはっ、びくともしねぇ。流石先生!」
    「まったく。僕じゃなかったら大事故だからね」
     暖かい体温。向けられるとびきりの笑顔。汗の混ざる悠仁の匂に、高揚した声。
     結局のところ。電話よりもラインよりも。こうして五感で堪能できる悠仁に勝るものはないのだ。
     しかしこの一連の感情の出所を、まさかこの後の恒例お土産密会で、悠仁からの告白を受け自覚する事になろうとは、今はまだ知る由もない——。
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