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    Karen_gotoku

    右桐Only

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    Karen_gotoku

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    どこまじシリーズ第四弾! ポリス真島
    全部兄さんの計画の内……だったりして

    #腐が如く
    #真桐
    Makiri

    「そこの桐生ちゃん!止まりなさい!」

    背後から声を掛けられてピクリと反応する。聞き覚えのある声にうんざりしながら振り向くと案の定どこから調達したのか分からない警官の服装に身を包んだ真島が居た。

    「武器なんぞ持ち歩いとらんやろな!?」

    「毎回毎回よく飽きねぇなぁ…」

    半ば呆れながらもため息をつく。桐生の力を取り戻す為に四六時中付き纏うと宣言して実行している目の前の男が不思議でしょうがない。飽きる、という言葉を知らないようだ。

    「桐生ちゃんとの喧嘩は楽しいからのぉ。ほれ、つべこべ言わんとはよ見せんかい!」

    渋々といった風に腕を上げると真島が近付き体を弄る。ぺたぺたと体中を触られると何だか居心地が悪く身動ぎをするが真島は気に留めず手を動かす。が、武器の類が見つからないと分かると肩を落とした。

    「セーフや…。何やねん、何も持ち歩いとらんやんけ…」

    「フッ、だから言ったろう?俺はステゴロが好みなんだ。じゃあ行くぜ」

    そう言うとジトッ…と桐生を睨みつける真島の視線を感じながら立ち去っていった。

    そしてまた翌日。何気なく街を歩いているとセンサーが反応した。ダッシュで真島が走ってくると咄嗟の事で逃げ切れずに追いつかれてしまった。

    「そこの桐生ちゃん!止まりなさい!」

    「ッチ、また検査か…」

    「ほぅ…逃げるっちゅうことは何か隠したい事があるんやな?」

    ニヤニヤと言った風に笑みを浮かべるとぺたぺたと桐生の体に触れる。その時真島が何か手応えを感じたようで離れるとその手には名刺が握られていた。

    「あ、…」

    「桐生ちゃんも隅に置けんのぉ。俺が居るのにキャバなんぞ行きおって…」

    「いや、違…」

    「何が違うんや。他に何か持っとらんのか。全部俺が処分したるわ」

    さわさわと無遠慮に体を手が這う。背中にまで手が回りぞわぞわとしたものが駆け上がった。

    「あぅ…ッん…っ」

    思わず漏れた声にハッとして慌てて口をふさぐ。だが真島は検査に必死になっているのか気付いていない様子でホッとした。

    「何やねん、他に目ぼしいもの無いやんか。武器も持っとらんし…」

    「も、もう行くぜ」 

    足早に逃げるようにしてその場を去った。

    そして数日後。最近やたらと警官姿の真島に遭遇し、事あるごとに検査だと言われ体を弄られる。はじめは触れるだけだったのだが、近頃はシャツの中にまで手を入れてくる始末だ。断ろうとすれば「そないに隠すんなら武器持っとんのやろ?おぉ?」と威嚇され仕方なく検査を受け入れている。
    今日も今日とて真島の検査を受けていた。検査されている時の居心地が悪く、あまり関わりたくないから逃げようとしたのだが運悪く走った先が行き止まりだった。

    「(何でこんな事になるんだ…)」

    遠くを眺めながら検査が終わるのを待っていると唐突に尻を揉まれた。

    「っ、!?」

    「………」

    「(何だ、気のせいか…)」

    今度はぺたぺたと体を触る真島だったが不意にシャツ越しで突起を掠めビクッと体が震える。

    「ん…っ」

    「〜……??」

    当の真島はあくまでも『検査』を続けているつもりなのか気にした様子は無かった。もはやここまで来ると鈍い桐生でも気付いたようだ。

    「おい、!アンタわざとだろ…!ッ、ん」

    「おっ!桐生ちゃん武器持っとるやんけ!アウトやアウト!」

    まるで情事を彷彿とさせるような触り方に体の熱が上がる一方だったが武器を見つけた真島は嬉しそうに喧嘩に漕ぎ着けようとしている様子だった。

    「なぁ、言いたいことあるんやったら喧嘩に勝ってからやで」

    「ハッ、ソコおっ勃てておいて随分と余裕だな」

    真島は気にしないフリをしていたが桐生の吐息や声をしっかりと聞いていたようで少しばかり股間が膨らみを持っていた。 
    喧嘩に没頭すると更に熱は高まっていき、脳が興奮状態になる。やはり真島との喧嘩は楽しく自然と笑みが浮かんでいた。

    「はー……今日は一段とゴツいのぉ」

    大の字に倒れた真島は満足そうにしていた。立ち上がろうとすると近付いてきた桐生が真島の体を強引に起こした。

    「……なぁ、アンタホテル街に近いのもわざとなのか」

    「……さぁな。せやけど喧嘩に勝ったん桐生ちゃんなんやから好きにしてええで」

    無言で真島の手を引くと昂った体の熱を収めるべく近くにあったラブホテルへ入っていった。
    意味ありげに笑みを浮かべる真島に気付かずに。
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