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    kara

    絵と文章となんか色々

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    kara

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    ラハ光♀
    漆黒駆け抜けたあとに書いたやつ。

    自機がベース。が、名前はなし。一応、ムンキの赤紫っぽい髪色。
    大役を務めあげて余裕のある、片思いグ・ラハと、
    英雄真っ最中で水晶公に憧れていたヒカセン。

    距離感って難しい、という話 変わったな、と思った。
     昔は、というより、知っているのは出会ってから眠る前まで、そう長くない間の彼女のことだけだったけれど、未知の世界に飛び込むのが、世界を駆け回るのが楽しいというような顔をした、駆け出しの英雄、少しお人好しな冒険者だった。
     再会した彼女は、やっぱりお人好しで、どう見たって怪しい私の言葉すら真っ直ぐに信じてくれる、頼られるままに動き、請われるがままに応え、それがさも当然であるかのように振る舞う、目覚めた先でなお人々の心に残る英雄そのものだった。

     彼女がどれほど慕われ愛された英雄なのかは、記録の上でよく知っている。そして自分もその名をひたすらに追い続けてここまで来たのだ。なお一層の憧れを抱きこそすれ、欠片の失望などもするはずもない。
     だが、それはそれとして、これはあれだ。駆け出しの英雄から一足飛びに完成された英雄を見たがための違和感なのか、思い描いていた英雄と、目の前の英雄があまりにも一致しているくせに、思い出の彼女を面影程度にしか感じなかったからか。傍らで、もしくは遠くからでも、少しずつ変貌していく様を見ていれば、子供の成長のようなもので、その変化に違和感はなかったのだろうけれど。
     彼女は、英雄として振舞っている。私が、水晶公として振る舞うのと同じように。感情に、言葉に偽りがあらずとも、そうあるべきとして選択する信念と、切り捨てて行く思いがある。もはや、その役目を果たすための思考が基盤となり、かくあるべきとして立っていることで精一杯なのだ。それがこの英雄にもあるのではないか、と。

    +++

     再会しても、海の底から戻っても、彼女はただひたすらに、一番の英雄でしかなかった。眠りについた頃はそこまでではなかったはずだけど、もう助からないあの世界の、唯一の希望だった、ここまで辿り着く為にただ待ち続けた存在だったから。
     なのに、本当に本当の最後、今際の際、薄れる視界と、受け渡せたかどうかのぎりぎりの、最後の記憶にそれが写りこんだ。それが全てをめちゃくちゃにしたと思う。きっと彼女は、もうこの瞳は何も写していないと、今は誰もここにはいないと、気が緩んでしまったのだ。託すと言っても、きっと再会すると誓っていたとしても、このクリスタルタワーでの二度目の永遠の別れだったのだ。
     確かに受け取ったと、託されたと認識した瞬間に保てなくなった、泣きそうな、顔が。遠い、ともすれば再会後の鮮烈な日々に灼かれて色褪せかけていた、思い出の中の冒険者そのものの気配。英雄としてある限り、もはや揺らぐことなどないのだろうと思い込んでいた。多分、一粒だけ零れ落ちた涙らしきものも、見間違えではなかったらいい。
     とにかく、そんなものを最後の瞬間に焼き付けてしまって、再び目覚めたオレはそれはもう、内心がめちゃくちゃになっていた。

     おはよう、グ・ラハ・ティア、と。さもオレが憧れた英雄然として言う。
     一番憧れの英雄、彼女がそうあろうと紡ぐその英雄像にまたオレは憧れを募らせつつ、彼女自身に、淡くて、だけどどこか煮詰まり切った恋情のようなものを向けていることに気がついた。


    +++
    1

     確かクリスタリウムで、久しぶりに息を抜けたことと疲労にほんの少しのアルコールが入って、うっかり口を滑らせたことがある。浮ついた話の一つも無い私への問いかけに、だって、その時にはその人はもういなくなってると。
     その時はそれで終わったはずだが、その後の、海の底まで行って連れ戻したあの人を見る私の様子でみんな納得をしたらしかった。なるほど、ああいうことをされると惚れてしまうのだなと、少しの同情と、今度は零れ落ち無かったことに安堵を滲ませて。
     ちょっと命を救われたくらいで、とは言わない。彼にとっての100年あまりの時間と想いと命まるごとかけて、救ってくれたのだ。だから私は、水晶公を慕っていた。それはもう、関われば関わるほどに、その言葉から、表情や立ち振る舞いのひとつひとつまでに心を揺さぶられてしまって仕方がないくらいに。
     今の彼は、水晶公を経て辿り着いた先の姿だ。だが、あの日々のようなどこか激しい恋心のような憧憬は鳴りを潜めてしまった。
     もう充分すぎる時を私達のためにかけてくれたのだ、充分過ぎるほど一途にそれだけを呪いのように。であればこそ、あとはただ、出来うる限りは、彼が彼のための人生を送れるように、それが彼の憧れた英雄の傍での冒険であれば、それを謳歌できるように、願われたままに。私はまだ、彼らの英雄であれるように。そう、考えて、そうあるべきだと思ってる。

    +++

    「期待の新人はどうだ」
    「楽しそうにしているよ。少し浮かれ気味だとは思う」

     皆、眠りから目覚めた体はだいぶ本調子になってきたのだろう。アリゼーも、もうじっとしていられないらしく、モードゥナの周辺ではあるが、アルフィノを引き摺って駆け回っているようだ。もっと長い眠りから目覚めた彼は、そんなアリゼーに付き合ったり、石の家の面々と話をしたりしている。ウリエンジェとヤ・シュトラは正直何をしているか分からないけれど、気がつけばお茶をしていたり、アリゼーたちと帰ってきたりする。
    それで、サンクレッドは今、隣にいる。

    「確かに雰囲気は変わったな。気負わなくなったのもあるだろうが」
    「気の良い奴だし、なんだかんだ周りをよく見て上手く立ち回ってるみたい。みんなもすぐ気に入ると思う」
    「ははは、英雄さまに構われたいのを必死に我慢してるところは健気だ」
    「遠慮することないのに。でも、色んなものに目を向けて、行きたい場所もやりたいことも、知りたいことだってまだあるだろうし、私だけに囚われてる必要ももう、無いんだけど」
    「……あまり突き放してやってくれるなよ。あっちはあれでいて、100年分の執着心の持ち主だからな」
    「それはすごく光栄なことだと思ってる。身に余るくらい」
    「難儀なことだ」

     ぽん、と肩に軽く手を置かれ、それからサンクレッドは出掛けていった。そうは言っても、サンクレッドも彼をだいぶ気に入っているらしいことは見て取れる。可愛い弟分が増えたような心地なのだろうか。
     いま、石の家にはあまり人がいない。私の方も、まだ役目は無いようだったし、ひとっ飛びして依頼を数件潰してくることにした。

    +++

    「治癒も出来るようになったのかい」
    「しまった。もうそんな時間か」

     石の家の、むしろ今は使われていない暁の間、その端で、人が戻るまでに手入れして片付けるつもりだったのだが、覚えたことを復習していたら時間を忘れていたらしい。今までは、みんな眠っていたから、そう探られることも無く、感覚が鈍っていた。慌てて槍に持ち替えて賢具を仕舞う。

    「賢者か。君は普段槍を持っているけれど、確か大剣も使うようだし、流石戦いのこととなると、抜きん出ているようだ」
    「アルフィノ」
    「なんだい」
    「みんなには、内緒にしておいて欲しい。いざとならない限りは、まだみんなの前で使うつもりは無くて」
    「訳を聞いても?」
    「その、かろうじて使える程度、ってくらいで、正直、あまり向いていないとは思う。治癒魔法というか、魔法全般が。だから、無意識でも有りきで考えられたら困る」
    「まだ触った程度なら、それも仕方ないさ。君ならあるいは、と思うけれど。それに、オールラウンダーならもういるじゃないか。彼に、コツなど教えを乞うのもありだと思うし、喜んで練習にも付き合ってくれるだろう」
    「グ・ラハ・ティアには、絶対に、言わないでほしい」

     思うよりも、力がこもってしまった。少し目を丸くしたアルフィノが私を見ている。一回りも年下の彼にそう、きつく言う気はなかったのだけれど、存外、彼の言葉に動揺してしまったらしい。
     近くにあった椅子に座り込んで、息を吐く。
     何年もかけて、あそこまで戦えるようになったはずだ。やってみて出来たとして、努力を、一瞬で飛び越えられるのは、あまり面白くはないだろう。逆に、やってみてできなかった時の反応を見るのも怖い。

    「それは、また……。いや、私からは言うつもりは無いさ、誰にも」
    「ありがとう。期待させたくないし、憧れてもらってる手前、カッコ悪いところは見せたくなくて。それに、回復役も出来るようになりたいと思ったのは、水晶公の影響で……」

     口が滑った。焦っているからか、どうにも気を許しすぎているからか。苦笑いをすれば、アルフィノも少し困ったように微笑んだ。いや、これは安堵か。

    「君も照れることがあるのだね」
    「そりゃあ、あるよ」
    「あの人への想いを勘繰られた時も、君は、さして表情に出ていなかったんだ」

     皆も大方、言動のぎこちなさで察したんだろうと言われて、それなら聡い彼に、ついぞ欠片も気付かれないままだったのだろう。良かったと思う反面、何となく、後悔のような感覚。
     ドアの向こうに人の気配が増えた、日が暮れて、みんな少しずつ帰ってきているらしい。話は切り上げて部屋を出た。これからは、大人しく宿屋を利用することにしよう。

    +++

    「あなた、こっちに戻ってからあまり意識しなくなったんじゃないの」

     元からそこまで意識した素振りを見せた覚えはなかったのだけれど。どうだろう、戻ってきて、距離を置いているように見えるのだろうか。

    「グ・ラハ・ティア?」
    「そう、ラハよ。あれを見てもなんとも思わないわけ」

     リムサ・ロミンサまで足を運んだ際に、時間も時間だということで軽く腹ごしらえをすることにした。少し人混みから離れた階段あたりで私達は待機して、やる気に満ちた新人くんが軽食を買って戻ってくる様子が見えたはいいが、エーテライト周辺でエンカウントした女の子集団が少々曲者だったわけだ。

    「クリスタリウムでも、彼はみんなに慕われていたし、囲まれていたと思うけど」
    「でも、あれはそういうんじゃないわよ。何その辺の女の人に囲まれて丁寧に対応してんのよ! 適当にあしらいなさいよそれくらい!」
    「あはは……、まあ、見るからに困っているし可愛げがあるよ。昔のサンクレッドを思い返してみればさ」
    「あれはただの、酷い男よ」
    「じゃあ、そろそろ助けに行ってくる」
    「全く、情けないったらないわ」

     名前を呼んで駆け寄れば、力なく垂れていた耳がぴょこんと立って、その表情が安堵に緩む。

    「ごめん、彼、私達の連れなんだ」

     彼の視線をおって振り返った女の子達が、そこから少しだけ視線をあげた。うん、確かに私はグ・ラハ・ティアより少し背が高い。しかも今日は槍を持っているから、余計大きく見えただろう。少し怯えさせたかなと、微笑んでみせて、彼女たちが一瞬詰めた息を吐いたのを見届けてから、彼の腕を掴む。
     そのままアリゼーの元まで引っ張って行くと、じとりと私達を見る。

    「いつまで手を繋いでいるのよ。待たされたんだからさっさと食事にしましょ」

     手を離してあげれば、一歩私から離れて気まずそうに苦笑したグ・ラハ・ティアは、手に持っていた紙袋を彼女に手渡した。まあ、なんだかんだこの二人は仲が良くて見ているこちらも楽しい。
     サンドイッチか。一食分を思って置いたのだろうあのサンドイッチは量が多かった。あの日きちんと食事をとっていたら食べきれなかっただろう。今回はちゃんと適量だった。

    ++++
    2

     アリゼーと、グ・ラハ・ティア、元々相性悪くなかった二人だけど、最近仲が良くなったのか、一緒にいることが多い気がする。二人共、私をよく慕ってくれているのは伝わってくるから、好みやら何やら気も合うのかもしれない。何かを共有できる相手が出来たのは、いい事だ。

    「あの人は、いつもそうなんだから!」

     アリゼーの叫び声が、ドアを挟んで先程いた部屋から聞きえてきた。誰か手の空いている人がいればと行った先で、特訓に誘う彼女と、了承する彼を見て、結局一人で出てきてしまったのだ。
     誰かが、さっきのは私が何か誘いに来たのでは、と言ったのかもしれない。悪いことをしたな、とは思うけれど、戻る気にはならなかった。
     その特訓も、混ざりたいと言えば快く受け入れてくれるのは分かっている。ただ、いつも一歩踏み込んで来るのは周りのみんなで、私は結局踏みとどまってしまうというだけの話。
     まるで、拗ねているみたいだなこれだと。一番に誘ってくれないから、なんて思っているみたい。良いのだ、これで。求められて応える、それが英雄なのだから。

    +++

     結局、拗ねたアリゼーの八つ当たりという名の特訓に付き合って、ひとしきり暴れた彼女はようやく落ち着いたように見える。アリゼー曰く、オレが相手だと容赦なく叩きのめせるから、相手にちょうどいいらしい。相も変わらずライバル視されているようだ。

    「あのさ、傍から見て、彼女から避けられているように見えたりするか?」
    「それって、あなたが?」
    「ああ。距離を置かれているというか。行けば逃げられるわけでもあしらわれる訳でもないのだけれど」
    「なんであの人が、よりにもよってラハを避けるのよ」
    「よりにもよって、って」
    「むしろ、ラハが距離を置いているんじゃない」
    「その、つもりはないんだが」
    「クリスタルタワーから長く離れられないくせに、無茶して一緒に来てた頃の方がずっと積極的だったわよ」

     それは、そうだろう。あの戦いが終われば、もう傍にいられないと知っていたから。どうせ、もう終わりが目の前に迫っていて、あとは砕け散るまで耐えさえすればあの体なんてもうどうなっても構わなかったから。些細なことでも、関わりが持てたら良いと、少しでも長く話が出来たら、それであわよくば一緒に冒険ができれば、と。
     でも、そうか。比較対象があのオレだったら、距離を置いているように見えるのも納得が行く。

    「水晶公もそうだったけれど、あの人も大概なのよ。一人で立つのが上手すぎる。私たちが踏み込まないと、あの人はいつまで経っても、孤独のまま」

     平気でも、慣れていても、寂しくないわけではない。共に戦う仲間がいても、周りに人がいて慕われていたとしても、孤独には成りうる。
     そしてそれは多分、オレがよく知っている。

    +++

     レヴナンツトールの高いところ。あまり管理もされていないような場所を、私はよく休憩場所にしている。放置された木材やらを適当に積んでベンチ代わりにして、そこに横になって、ぼんやり暮れ始めた空でも眺めていると、ふらりと現れた赤い髪のサンシーカーが隣に座った。彼は特に何を言うでもなく、持っていた本を開く。
     声をかけるか一瞬考えたけれど、何も言葉にはならなかった。
     時折ページを捲る音と、生きている人の息遣いが傍にあって、それを聴きながら目を閉じる。
     それから意識が浮上する感覚と共に目を開けば、景色がすっかり日が落ちていて、寝落ちたことに気がつく。首と肩周りに黒いストールが置かれていて、彼の匂いがした。それから、なんていうことだ、膝枕だ。

    「おはよう。タタルがオレたちを探してエーテライトの周りをぐるぐる回ってたぜ」
    「起こしてくれてよかったのに。おはよう。これ、ありがとう」
    「後でいい。巻いとけって」

     起き上がり手渡したそれを、彼は私の首にぐるりと巻いてくる。夜は確かに肌寒いけれど、そんなもの慣れっこだというのに。
     グ・ラハ・ティアは、そのまま少し俯いて、何かを思案している。

    「もしかして、何か話がある?」
    「そうなんだけど、急ぎではないんだ。折角皆が石の家にいて、タタルが食事を用意してくれているんだから、早く帰ろう」

     それで、この日はそのまま話す機会もなく終わった。
     また別の日に、今度は武器や防具の手入れをしている私の隣にふらりと現れて、やはり本を読み始める。そう言えばこの男は、昔から見た目に反して結構読書好きらしく、会う度に別の本を持っていた。
     そんな感じで、いつも何かしていると、ひょっこり現れたグ・ラハ・ティアが、近くで本を読み始め、しばらくの間同じ空間を共有することが増えた。
     結局話したいことは聞けずじまいで、ただ分かったのは、彼がわざわざ私を探して、邪魔にならないのであれば傍にいる、ということだ。

    +++

    「話したいことって、なに」

     いつものように、本を開こうとする手を掴んで止める。必然的に、至近距離であの赤い目が、私を見た。怖いわけでも、不快なわけでもないけれど、目を逸らせなくて身動きが取れない、ような気がした。
     視線を先に逸らしたのは、彼だ。

    「距離を、置いているように見えると言われたんだ」
    「……そんなこと、気にしないのに」
    「じゃあ、あんたにもそう見えてたってわけだ」

     別に気にしていなかった。そういうものであると、分かっているから、特に、気にはしなかった。だが、彼は私の反応にどう思ったのか、少し寂しそうな諦めのような顔になる。腕を離せば、追ってきた手のひらが、私の手首を掴んだ。

    「冒険じゃない時も、迷惑じゃないなら一緒に過ごしたい。一人になりたい時は、邪魔をする気は無い。だけど、そうではない時まで、一人でいて欲しくないんだ」

     何となく、そのまま隣に腰掛ける。掴まれたままの腕は振れば解けてしまうだろう。言葉を受け止めて、考える。それを見守られている気がした。静かになった部屋で時計の針の音がよく聞こえる。静かな、ただ凪いでいるだけの人の呼吸が聞こえる。次元を越え時を越え、降り立ったあの世界で彼は一人だったのだろう。仲間が出来て、周りに人が集まって、それでも素性ひとつ明かさなかったこの人は、寂しい時もあったのだろうか。

    「グ・ラハは、相当私を好きなんだな。光栄だよ」
    「な、そ、そうだけど! そうじゃなくて、なんと言うか……」
    「違った?」
    「……まあいいや、違わないよ。オレは本当に、あんたが一番の憧れで大好きで大事なんだよ」

     あの世界で、彼は憧れでもあった。もう過去だった人が、遥か未来からやってきて、世界と自分を救ってくれたのだ。
     名を追いかけてくれて、嬉しかった。それが呪いとなっていなければいいと願っていた。想いとかけた時間の分、それに応えたいと思った。

    「英雄の行く末を、歩んだ先の未来を、オレも傍で見たい。だから、待ってるよ。100年待ったんだ。あと、どれほどだって待てるさ」


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